坂井瑠星とは (サカイリュウセイとは) [単語記事]

坂井瑠星とは、JRA(日本中央競馬会)に所属する騎手である。

概要

1997年5月31日生まれ、東京都出身。
父は大井競馬場の元騎手・現調教師の坂井英光なこともあり、小さなころから競馬が身近な存在だった。

2013年に競馬学校に入り矢作芳人厩舎の研修生となったが、これは矢作調教師の父も大井競馬場の調教師だったことなどが理由になる。
研修生時代には目標騎手の福永祐一の付き人として色々学んでいた。

2016年に3月に矢作厩舎の騎手としてデビューした。同期には藤田菜七子、荻野極、菊澤一樹、木幡巧也、森裕太郎がいる。

初騎乗は3月5日の3Rでビアンカリボンに騎乗したが14着であった。初勝利は4月2日のグランプリアクセルだった。しかし直後の4月17日4頭が絡む落馬事故に巻き込まれ肋骨の骨折、1か月の治療を伴いながら年間25勝をあげた。

2017年になって海外研修をすることになる、師匠の矢作調教師の勧めなどもありオーストラリアに11月から研修に行くことになる。
オーストラリアは矢作調教師も若い頃、オーストラリアで修行したことがあった等が理由にあたる。
2018年の10月に、オーストラリアのコーフィールド競馬場のコーフィールドカップでG1騎乗を果たした。これが坂井瑠星にとって初G1騎乗だった。そして1年間の研修を年末に終え帰国した。
2019年フィリーズレビューでノーワンに騎乗し初重賞勝利をした。また同年の京都大賞典では自厩舎のドレットノータスでも勝利している。

2020年自厩舎のサトノインプレッサで東京優駿に初騎乗し4着に入った。
同じ年の7月8日、自厩舎のダノンファラオでジャパンダートダービーに出走し、6番人気とJRA勢の中では低評価であったがこれを覆し優勝した。自身にとってG1級(jpn1)を初勝利した。父親、師匠ともに大井に縁のある地での制覇ともなった。

2021年はサウジアラビア、ドバイ、フランスと新型コロナ禍の状況であるが海外遠征し技術の向上に励んでいる。
2022年もサウジアラビア、ドバイ、イギリス、フランスに遠征し、ドバイではゴドルフィンマイル(GⅡ)を自厩舎のバスラットレオンで逃げ切り海外重賞を初勝利した。

同じ年の秋、紫苑Sを勝っていたスタニングローズでの秋華賞を勝利。JRAでのG1を初制覇となった。更に12月の朝日杯フューチュリティステークスをドルチェモアで勝利、G1を2勝目とした。

2022年のJRAの勝利は98勝(海外のドバイで1勝、地方で1勝を含めると100勝)(前年2021年は53勝)と倍に近い数字としキャリアハイとなった。上記の海外の遠征期間がある中での数字となり飛躍した年となった。

またこの2022年はnet.keibaで動画やコラムで取り上げられるようにもなった。

G1/Jpn1勝ち鞍

中央競馬
競走名	勝ち馬	動画
フェブラリーステークス	レモンポップ(2023)	sm41818778
秋華賞	スタニングローズ(2022)	sm41239845
朝日杯フューチュリティステークス	ドルチェモア(2022)	sm41522634
地方競馬
ジャパンダートダービー	ダノンファラオ(2020)	sm37160318
マイルチャンピオンシップ南部杯	レモンポップ(2023)	sm42866801