堂林翔太(どうばやし しょうた)とは、広島東洋カープに所属するプロ野球選手である。
背番号の13はアレックス・ロドリゲスのような三塁手・遊撃手に育ってほしいという方針から。
高校時代のポジションは主に投手だったが、プロ入り後は野手に転向。主に三塁手として出場している。
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中京大中京高校出身。
3年夏では尾張のプリンスエースで4番として活躍し、同校を優勝に導いた。
しばしば語り草となる決勝戦の日本文理戦でも先発投手として出場。6回途中で二番手投手に継投しライトに回るが、6点リードの9回表で再登板。順調に2アウトまで進めるが、そこから粘る日本文理打線の反撃にあい、2点を返されたところで再度降板となった。
その後も日本文理打線の猛追は続くも、10-9で試合終了。
優勝の瞬間マウンドに立つことは叶わなかったが、HRを含む4打数3安打4打点1四球と堂林の活躍が目立った一戦だった。
余談ではあるが、この日本文理の二死フルカウントからの猛反撃は白球の記憶でも紹介されている。Wikipediaでもこの試合について単独記事ができているほどで、人々の印象に残った試合であることは間違いないだろう。
ドラフトでは地元中日から指名……と思いきや広島東洋カープが2位に指名。
尾張のプリンスの座をかけて堂上弟と争う事態にはならなかった。
※ちなみに、この年のカープのドラフトでは、この年の高校BIG3として競合が予想されていたセンバツ優勝投手の今村猛をまさかの単独指名。2位で堂林を指名したため、史上初の春夏優勝投手同時獲得となった。
ルーキーイヤーの2010年は2軍で三塁のレギュラーとして起用され、チーム2位の7本塁打、32打点を叩き出したが、打率は.207 111三振とプロの壁にぶつかってしまった。
しかしその年のフレッシュオールスターではホームランを放つなど打撃では存在感を見せている。
ルーキーイヤーは今村猛、伊東昴大の同世代が早々に1軍デビューするものの、
堂林は野手転向から日が浅いため、打撃は成長を見せているものの守備がまだまだのようで、
Bクラスが確定していても、1軍昇格とはならなかった。
2011年、2年目もプロの壁にぶつかり、打率.208 1本塁打、23打点と不振に苦しみこの年も1軍出場なかったが、
フェニックスリーグでは長打の打球が少なかったものの、打率は.382と好成績を残し、シーズン苦しんでいたのが嘘のようにほとんどの試合でヒットを量産した。
2012年シーズン、野村謙二郎監督のマンツーマン英才教育により、東出・新井のルーキー時代のように使いながら育てていく方針で開幕1軍が決定。
開幕戦でエラーをしてしまうものの、その後は思い切りのよさを攻守に出していくように発破をかけられ、鋭い当たりでヒットを量産し、1軍初打点も記録。4月半ばの時点で一時は首位打者にまで躍り出るなどの活躍を見せた。
課題の守備も、時折ポロリとこぼすことはあるが、捕球から送球まで、綺麗な動作で処理しており、将来性を感じさせている。
そして、2012年4月24日、甲子園球場の阪神戦。高校時代に全国優勝を果たした思い出の地で、8回表1死、ここまで0封のメッセンジャーから外よりのスライダーをセンターバックスクリーン右へプロ入り第1号のソロ本塁打。これが決勝点となり、初のヒーローインタビューも受けた。本拠地マツダスタジアムでの初ヒーローインタビューは同年5月11日。オールスターゲームには、プラスワン投票で選出され、無安打ながら全試合に出場。7月25日(対ヤクルト戦)で第10号本塁打を放ち、球団高卒3年目の2桁本塁打は、江藤智・前田智徳につぐ3人目の記録となった。10月6日(対ヤクルト戦)には自身初の1試合2本塁打を記録した。しかし、夏場以降は快音が減り9月25日(対巨人戦)には球団記録となる140三振目喫すなど、リーグワーストの150三振・29失策・得点圏打率.192など不名誉な記録も数多く残した。
| 年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 死 球 |
三 振 |
打 率 |
| 2012 | 広島 | 144 | 488 | 60 | 118 | 25 | 4 | 14 | 193 | 45 | 5 | 5 | 3 | 58 | 150 | .242 |
| 通算:1年 | 144 | 488 | 60 | 118 | 25 | 4 | 14 | 193 | 45 | 5 | 5 | 3 | 58 | 150 | .242 | |
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最終更新:2025/12/07(日) 21:00
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