大友宗麟(戦国BASARA)とは、アクションゲーム・戦国BASARAシリーズに登場するキャラクターである。
キャッチフレーズの四字熟語は「古今奔放」。CV(担当声優)は杉山紀彰。
九州は豊後国を統治する大友家の若き当主。ほとんど子供と言ってよい年齢である。
ゲーム中の日本におけるアヤシイ外来宗教、ザビー教に傾倒しており、その布教に努めている。
(彼の服装も宣教師のソレである。)既に彼の領内は殆どザビー教に染まっており、
大友軍の兵士達はチョンマゲでなくトンスラ、さらに部隊長等は西洋風の法服に身を包んでいる。
領内の建物も一部、西洋風の建築が取り入れられ、彼がボスを務めるステージは洋風と和風が混ざった独特の雰囲気を持つ。
性格はワガママで子供っぽく、諌める大人が周囲に居ないこともあってかやりたい放題である。
彼の目的は自分の信仰するザビー教を日本中に広め、「ザビー教大国」を建国することと、
今は行方の知れない恩人、ザビー教の教祖であるザビーと再会することである。
直接の部下として立花宗茂(戦国BASARA)がおり、忠義ゆえに反抗できない彼をいいようにこきつかっている。
また、ストーリーの展開によっては九州勢力の旗頭として担ぎ上げられることがあり、
その際は島津義弘(戦国BASARA)と黒田官兵衛(戦国BASARA)をそれぞれザビー教徒として自軍に引きいれている。
初登場の戦国BASARA3(無印)においてはNPCとしてのみ登場。ステージ「戸次川の戦い」のボスキャラであった。
未だ幼い彼自身は直接戦わず、代わりに大砲「国崩し」を改造したカラクリ兵器を駆って戦う。
ちなみにそのカラクリ兵器の名前であるが、その名も……ああザビー様、あなたの面影と思い出号。
先述のザビーの顔そっくりに作られた車輪駆動型の戦車である。
そのフォルムから「アンパンマン号」などと揶揄されることもあり、長すぎる名前からゲーム画面でも呼称を
「(略)思い出号」と略されてしまうなど、律儀に名前を呼ぶ者はまず居ない。
武装は顔面の両目を模した大砲二門と、口から発せられるザビー教の賛美歌。更に、内部から兵士を繰り出してくる。
接近していれば大砲の方はまず当たらず、その上大砲の弾は攻撃で弾き返すことができる。
唯一怖いのは賛美歌攻撃で、思い出号周辺に満遍なくばら撒かれるため場所が悪いとハメられてしまう。
なお、思い出号の耐久力が0になると、本体は爆発するも宗麟は小型のカラクリに載って脱出、ひたすら逃げ惑う。
一発小突けば倒せる上、攻撃もしてこないので追いかけまわすのも一興。彼を倒すとステージクリアとなる。
PCキャラクターに昇格した戦国BASARA3宴においては、前作で脱出用だった小型カラクリ兵器
(やっぱりザビーの顔を模している)を戦闘用に転じさせてて合戦場を蹂躙する。
攻撃方法は回転攻撃、ミサイル、自走機雷「チビザビー」など。変形機構や本来の思い出号との合体機能も
備えた、なかなかに「わかっている」兵器といえよう。
また、宗麟本人はカラクリ兵器の上でさながらステージ上のアイドルよろしく歌い、踊ることで周りを攻撃する。
特筆するべきはザビーの顔をした不気味な天使を召喚する技「さあ、再誕のとき」。
これを使うことで周辺の敵兵士に天使を取り憑かせ、自分の手足として操ることが可能となる。
捕まった兵士は哀れとしか言いようがないが、天使に掴まれてフワフワ飛んでる様は案外キモチよさそうではある。
ザビー教とは、戦国BASARAシリーズの登場人物ザビーが創設した、「愛ミナギル」を教義とした宗教。
宗麟はザビー教、ひいては教祖ザビーを信望しており、その入れ込み具合は領内にザビーの肖像画を飾ったり、
はたまたザビーと宗麟の顔が描かれた橋を架けてしまうほどである。
ただし……、教祖ザビーが居ないのをいいことに教団の教義に勝手に「新ザビー教第○戒」を追加したり、
はたまた「愛なんて信じなくても、ボクの命令は聞きなさい」と発言したりと、
本当にザビー教の教えを守る気があるのかは疑問符がつくところである。
(もっとも、ザビー教自体かなりいい加減な宗教なのだが。)
最新作である戦国BASARA3宴での彼のストーリーからは、宗麟が本当に求めているのは
恩人であるザビー本人であり、ザビー教を盲信する姿勢は単に、今は会うことのできない
ザビーとの唯一の繋がりがザビー教だからなのでは、といった推測も可能である。
立花宗茂(戦国BASARA)はゲーム内における名うての武将であり、強さで言えば5本の指に数えられるほど。
人格者でもあり、部下からの信頼も厚い。ザビー教に狂う大友軍の中でも彼の周りだけはまともなようだ。
そんな彼であるが、登場ステージでは主君である大友宗麟の奔放な振る舞いゆえに全力を出しきることができない。
また、専用ストーリーでもひたすら宗麟に振り回され、気まぐれな主君に付き従って神経をすり減らしている。
この二者の関係は、かつての徳川家康(戦国BASARA)と本多忠勝(戦国BASARA)のオマージュではないか、
とされている。未熟で、理想に燃える幼い当主と、それを守る剛健な武将という関係はまさにBASARA1・2の
徳川家を想起させるのではないだろうか。もっとも、大友側は主人の未熟ぶりがいささか過ぎるレベルであるが……。
ちょっと待ってね。
ちょっとまってね。
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最終更新:2024/04/18(木) 12:00
最終更新:2024/04/18(木) 12:00
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