太鼓鐘貞宗(刀剣乱舞)とは、ブラウザゲーム「刀剣乱舞-online-」に登場するキャラクターである。
イラストレーター:⑪/CV:髙橋孝治
相州貞宗の作で、長く伊達家に在った短刀。
伊達者という言葉が今に残るだけあって、派手好きでお洒落を尊ぶ性質を
この太鼓鐘貞宗も受け継いでいる。
燭台切光忠とは「みっちゃん」「さだちゃん」と呼び合う仲。
刀種は短刀。刀派は貞宗。
ゲーム初期から燭台切光忠(刀剣乱舞)と大倶利伽羅(刀剣乱舞)の台詞において存在が示唆されていた。
設定資料集「刀剣乱舞絢爛図録」でも上記2名の設定文で名が挙げられており、大包平(刀剣乱舞)・妙法村正(→千子村正(刀剣乱舞))と並び、長らく実装が期待されていた。
2016年6月22日の公式Twitterにて正式に実装が発表され、翌日6月23日のメンテナンスで実装。
7面「延享の記憶」の7-2「江戸・白金台」ステージのボスマスで稀にドロップする。
だが7面は最高難易度のマップとなっており、練度を上げた刀剣でもそう易々と攻略する事は出来ない。加えてドロップはおおむねA勝利以上(ごくまれにB勝利)が条件となる為、勝利条件の緩和が行われた今なお、多くの難民が存在する。かくして、今日も白金台に審神者のうめき声がこだまするのであった。「さだちゃんはこっちに来てる?」
そのほか、期間限定イベント「戦力拡充計画」において登場した事もある。
ドロップ台詞が2種あり、初ドロップ時は「待たせたなぁー皆の衆! へへへ。なーんてね。俺が、噂の貞ちゃんだ!」となっている。ゲームリリースから実装まで1年6ヶ月もお預けされていため、この台詞を聞いて感慨もひとしおの審神者も居ることだろう。
2度目以降のドロップでは「俺は、太鼓鐘貞宗!ド派手に暴れようぜぇ!」となる。
外見は、羽根飾りを付けたセミロングの黒髪に金眼の少年。
戦装束は刀派共通の「白」と「金」を基調にした洒落た洋装で、空色のマントを羽織っている。ベルトを装着したふとももがまぶしい。スリスリしたい。
内番は刀派共通のジャージ姿。ちらりと覗くおなかがまぶしい。
活発そうな立ち絵の通り、性格は快活で男前な「伊達男」。派手好きでお洒落に気を遣う。曰く、「戦ってのは一世一代の晴れ舞台だからな。着飾って当然だろ?」
一方で万屋では「派手に散財するのと無駄遣いは違うからな」と窘めるなど、しっかりしたところもある。その気質からか、ファンから敬意をこめて「貞ちゃんさん」と呼ばれる事も。
「みっちゃんと組んでた頃は、楽しかったぜ。また一緒に組みてぇなぁ」という台詞からも解るように、同じ家にあった燭台切光忠(刀剣乱舞)とは旧知の仲で、「みっちゃん」「貞ちゃん」と呼び合っていた。実際、この二振は対になっている台詞が多い。
伊達家にあった燭台切光忠(刀剣乱舞)・大倶利伽羅(刀剣乱舞)・鶴丸国永(刀剣乱舞)とは、畑当番において特殊会話が発生。気心の知れた間柄が伺える。
特に大倶利伽羅(刀剣乱舞)とは最も長く同じ家にあった事もあってか、馴れ合うつもりはない筈の大倶利伽羅が「貞宗」または「貞」と呼ぶなど、それなりに馴れ合って距離を詰めている様子。また、共に関ヶ原に出陣すると回想が発生する。
7面を通じて展開する回想『九曜と竹雀のえにし』において『協力・続』および『団結・続』に登場。騒動を解決するため、光忠や小夜左文字(刀剣乱舞)に協力して食材探しをやっている。
日本刀中興の祖である正宗の子・相州貞宗の作とされる。
在銘刀は非常に少ないものの、五箇伝と呼ばれる刀工の流れの一つ・相州伝の代表的な刀工であり、父と並び高い評価を受けてきた。
無銘ながら貞宗作とされ、貞宗の短刀でも最も小振りと言われる名物。
京都西陣の金工・27代埋忠重長が記した押形の図録「埋忠銘鑑」によると、堺の町人「太鼓鐘(たいこかね)」が持っていたためにこの号がついたとされている。
元和3年(1617年)、紀州徳川家初代・徳川頼宣から徳川秀忠に献上。同年、秀忠の養女・振姫が伊達政宗の嫡子・伊達忠宗に輿入れする際、秀忠から忠宗に下賜された。
延宝5年(1677年)、仙台藩四代藩主・伊達綱村が老中・稲葉正則の娘、仙姫と結婚した際、祝儀として稲葉家に贈られた。しかし貞享5年(1688年)、正則の嫡子・稲葉正往が親戚の不祥事に連座して免職・転封となり、財政難となった為か、伊達家に買い戻された。
以後は戦後まで仙台伊達家に伝来。 伊達家の蔵刀目録「劒槍秘録」では「太鼓馨」と記録されている。
明治16年(1883年)、仙台から東京の伊達邸に移転。
昭和4年(1929年)3月の「日本名宝展覧会」では、伊達伯爵家から大倶利伽羅と共に出展されている。
昭和のはじめに重要美術品の指定を受け、昭和13年(1938年)旧国宝指定。
戦後に伊達家を離れ、現在は重要文化財指定を受けて個人蔵。
2016年11月12日~2017年2月19日、佐野美術館にて「名刀は語る 磨きの文化」展に出展。
蜻蛉切も同時に展示され、これに伴ってゲームとのコラボが実現。立ち絵パネル、描き下ろしイラストが展示され、コラボグッズが販売された。
また初日と2日目には同施設にて小夜左文字・愛染国俊も特別公開され、盛況ぶりを見せた。
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最終更新:2025/12/08(月) 03:00
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