女子プロレスとは、リングにて咲き誇る強き華達によるプロレスである。
本稿では日本の女子プロレスを中心に記載する。
意外にもその歴史は古く、1948年には進駐軍相手のバトルが日本での始まりとされていた。とはいえ、当時の衣装はレオタードはおろか、胴着でもなく、下着のみで戦うパンツレスリングだったりする。というのも、主な興行会場がキャバレーやストリップ劇場だった為である。早い話は女子格闘家によるAVを舞台で再現しようといった内容であり、現在におけるキャットファイトが大体これに当たる。
時代の変遷とともにこういった行為が道徳上の理由で警察や行政などに目をつけられることになり、まともな格闘技、あるいはエンターテイメントに生まれ変わってからは客層がガラリと変わる。全米トップレスラー達を招いて大会場で興行を行ったら連日満員。これを機に現在の女子プロレスが出来上がっていった。特にこの時期はマッハ文朱やビューティ・ペアなどを輩出した全日本女子プロレスが上昇気流に乗った時期でもある。
1980~90年代には全日本女子プロレスの更なる攻勢とともにアジャ・コング、ブル中野、北斗晶、LLPWの神取忍といった強さ、恐さを前面に押し出す選手、JWPのキューティー鈴木、FMW女子の工藤めぐみなど強くて可愛いアイドル的な女子選手も登場し、1990年には女子プロレスを題材にしたゲームが発売されるほど人気が高まる。
だが、対戦カードが尽きる、団体の零細化、レスラーの高齢化などの不幸が重なり、一時は規模は縮小の一歩をたどるようになる。しかも、プロレス初心者が入るにはあまりにも敷居が高くなっているのも要因にもなっていた。
ここ最近では2010年代の女子プロレスに強い影響を与えた愛川ゆず季を皮切りに、定期的に女子選手を輩出し続けているスターダムを中心的な存在となり、新たな女子選手が着実に誕生しつつある。さらに2010年代から女性を中心としたプロレス人気が回復傾向にあり、女子団体でもインターネットを用いた情報配信などを利用しつつファンの定着を目指している。
日本以外ではアメリカ合衆国・メキシコ・韓国・イギリスなどのヨーロッパの国で行われている。特にアメリカではごく少数ではあるが、女子のみの団体も存在する。特にSHIMMERやCMLLなどでは女子選手中心の試合も多々行われている。
なお、アメリカでは日本の女子プロのスタイルは"JOSHI-PRO"でも通じます。
2007年に旗揚げされた女子プロレス団体、アイスリボンが公式チャンネルを設立。東京女子プロレスについてはDDTの公式チャンネルで隔週で公式放送を行っている。その他の団体もニコニコプロレスチャンネルからの情報配信が行われている。
女子に目ざといニコ動ユーザーが放っておくはずがなく、2012年1月現在で369件もの動画にタグがついている。
ガチ試合やキャットファイトなど、幅広い女の戦いがアップロードされ続けている。
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最終更新:2024/04/25(木) 20:00
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