嫦娥よ。見てるか!?とは (ジョウガヨミテルカとは) [単語記事]

嫦娥よ。見てるか!?とは、『東方紺珠伝』6面ボス、純狐の自らを純化し過ぎた名台詞である。

嫦娥よ。概要見てるか!？

東方紺珠伝レガシーモードでミスをした状態で6面に進んだ際に、どの自機でもボスとの会話シーンで発される台詞。会話の相手である霊夢や魔理沙、早苗、鈴仙に興味を失ったかのように突如独り言のように発される。

なお「嫦娥よ。見てるか!?」発言の全体文は微妙にキャラごとに差があるが、概ね以下の流れで発せられている

純狐は穢れているものを自身の能力で一瞬で殺すことができる
しかし月から送られた刺客は穢れにまみれもはや純狐の刺客になりえない
「こいつはお前らが考えるより遥かに弱かったようだな」と嘲笑
不倶戴天の敵、嫦娥よ。見てるか!?お前が出てくるまでこいつをいたぶり続けよう！

つまり嫦娥に何を「見てるか!?」と呼びかけているのかというと、「そのような愚策では私は倒せない、見せしめにこの刺客をひどい目に合わせてやるからよく見ておけ！」ということである

6面ボスまで辿り着いた緊張感の中、自機組を無視して突如その場にいない嫦娥に向けて叫ばれる放置ぶりや、一瞬で殺すことができるにも関わらず「いたぶり続けよう！」という惨忍さ、しかも同時に純狐のテーマであるピュアヒューリーズ〜心の在処が流れるので、多くのプレーヤーの心を掴んだ。純狐の嫦娥に対する純粋な怨念を象徴する台詞である。

なお、ここまで怨まれている嫦娥が純狐をどう認識しているかは本編では一切触れられていない。ただし、omakeテキストに「嫦娥が彼女（純狐）のことを知っているかは不明であるが、知らないことは無いだろう。」という簡潔な一文がある。この文から『純狐は途方もない年月の間、何度も嫦娥をターゲットとして月の都に攻撃を仕掛けているが、ただの一度も嫦娥本人からのレスポンスは得られておらず、未だに自分のことを知っているかも定かではない』という大変残念な現状が読み取れてしまう。この現状で、この台詞である。純狐の心情は察するに余りある。