子供がまだ食ってる途中でしょうが 単語


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フジテレビ系ドラマ、「北の国から’84夏」で五郎(田中邦衛)がラーメン屋のババアに放ったセリフである。

三行で

ラーメン屋で純が五郎に自分はとても卑怯な事をしたんだ、と泣きながら告白。

ラーメン屋のババアがもう閉店だからと食べかけのラーメンを下げようとする。

そこで五郎がババアに向かって怒りをあらわにして言った言葉。

もう少し詳しく

ネタバレ注意 下記にはネタバレが含まれています。
それでも問題ないという方だけスクロールしてください。

北の国から '84夏は、黒板一家が富良野に移住して約4年後の出来事を描いた作品である。

典型的な都会っ子で当初は東京に帰りたがっていた長男のも次第に富良野での生活に馴染み、正吉という友人もできた。父:五郎の努力の甲斐もあり生活も少しずつ豊かになり、ついには立派な丸太小屋が完成するまでになった。

そんなある時、正吉は不注意で丸太小屋を火事にしてしまう。翌日に事情聴取を受けた二人だったが、小心者のは周囲から責められるのを恐れて本当のことを言うことができず、結果的に正吉がすべての罪を負う形になってしまった。
更に、中畑家の甥っ子:の持っていたパソコンの本を盗んだ上、そのを裸にして河原に放置していたことが後に発覚する。ここでもは噓をつき、正吉にすべての責任を転嫁してしまうのであった。

こうして嘘に嘘を重ね続け、誤解が周囲に広まっていった末…ついに正吉は富良野を去ることになってしまった。

正吉が富良野を去った日の夜、五郎の一家3人はラーメン屋で夕食をとることにした。ここでは、丸太小屋を不注意で燃やしてしまったこと、のパソコンの本を盗んだこと、を病気にする原因を作ってしまったこと…これらはすべて本当は自分のせいなのだと、涙ながらにはじめて打ち明けた。そんなを責めることなく、静かに耳を傾ける五郎。そして、かつての一言で忘れかけた気持ちを思い出し、の精神的な成長を実感したのだと自らの心境を語った。
一方、ラーメン屋の店員は閉店時間になっても帰ろうとしない一家に業を煮やし、食べかけのラーメンを下げようとする。五郎は家族の大事な話に水を差されたことを不愉快に思い、それまでの静かな語り口から一変、「子供がまだ食ってる途中でしょうが!」と怒鳴りつけるのだった。

以上のように、本来はの精神的な成長と、五郎との親子の絆を象徴するシーンなのだが、閉店時間を過ぎても飲食店に居座ることの是非や、それに対する店員の態度が話題になってしまいがちである。
実際のところ、この台詞に行きつく前から店員側ももう閉めるから早く食べてくれと何度も警告しているのに五郎はそれを生返事で聞き流して話を継続していた上、当の純はたまに食べる程度でほとんど手を付けておらず、「まだ食べてる(大嘘)」だったので店員からすれば理不尽でしかない。

余談

このシーンのロケ地は、富良野駅近くに実在した三日月食堂という店である。残念ながら2009年に閉店した模様。やけに愛想の悪い店員を演じたのは女優の伊佐山ひろ子で、もちろん三日月食堂の実際の店員ではない。

北の国からでも有名なこのシーンにあやかり、有限会社とみ川より子供がまだ食ってる途中でしょうがラーメンなるものが販売されている(関連商品参照)。

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関連項目

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