あ・・・ごめんなさい それ、来月からなんですよ |
ですからごめんなさい
項目も来月からなんですよ
冬場だけのメニューでしてどうも
孤独のグルメとは、原作・久住昌之、作画・谷口ジローによる漫画である。1994年から1996年に「月刊PANJA」にて連載。
単行本一巻が発売中。基本1話8ページで現在は「SPA!」誌上で不定期連載されている。
2009年および2010年にはドラマCDが発売された。主人公の井之頭五郎役のCVは小山力也。
また、2012年にはテレビドラマ化された。(詳細は後述)
主人公のゴローちゃんことフリー輸入雑貨商の井之頭五郎がひたすらメシを食う漫画。
題名のとおりグルメ漫画に分類されるが、出てくる料理は基本的にグルメとは程遠く、料理に対するうんちくもない。もちろん料理から話が体制・歴史批判に発展したり、料理で殺しあったり、食べた人間が巨大化して城を壊したり、カレー作りの天才がスパイスの香りで麻薬中毒になったり、寿司塚の前で割腹自殺したり、弁当屋の男が数年かけて列車で駅弁食べながら日本一周したり、刑務所の囚人が美味いものについて語り合う事もしない。
本当にひたすら「食べるだけ」で、基本的にオチはなく、食べたものがうまいとも限らないし、食べてる途中で食べる事を放棄することもある。
しかしいい体の哀愁漂う中年男、ゴローちゃんの風貌や言動、台詞まわしや食べっぷりには何とも言えない味があり、愛読者や中毒者は多く、ネット上でもさかんにネタにされている。
興味のある方はぜひご一読願いたい。
「このわざとらしい販促!」
ちなみに五郎は、何故か虹裏のコラ職人によって、 シャーリーにストーキングされているという設定が付加されている。
そのためかアマゾンで買うとシャーリー(森薫作)をおすすめされる。
東京都内で輸入雑貨商を営む40代半ばほどの中年男。しかし店は持っていない。行列が嫌い。食っている時に邪魔されることが嫌い。余計な事をされるのが嫌い。料理の素材がかぶるのが嫌い。自然食の店やヒッピーが嫌い。関西人のノリが嫌い。テンションの高い人が嫌い。飲めない人に酒を強要する奴が嫌いと嫌いなものが多いが、食べ物の好き嫌いはあまりないようである。初期は素材が被る事を極端に嫌っているフシがあったが、最近では「あちゃあ、またしくじったぁ、イモまみれになってしまったぞ」と言いつつもちょっと喜んでいるようにも見えるあたり、あまり気にしていないようだ。腹が減ると極端に冷静さを失うという欠点がある。
「日本のハンバーガーショップでどうしてこうガキ臭いんだ」などとチェーン店を小馬鹿にしつつも、チェーン店の回転寿司屋でたらふく食い、おばちゃんとの大トロ注文合戦に挑み、「最後の2皿、あれが効いたな」と呟き、案外チェーン店での食事を楽しんでたりする事もあり、思考は相当なダブスタ気味。昼間から焼肉屋でしこたま食ったり、BMWに乗っていたり、ちょっと夜食のつもりがコンビニで2000円以上散財したりとかなりの金持ちと思われる。下戸で甘党で喫煙者。
原作初期は90年代という事もあり、所構わずタバコを吸っていたが、昨今の禁煙ブーム、嫌煙の流れに伴い最近の新作やドラマでは携帯灰皿持参、禁煙の店では大人しく外で吸う、喫煙可の店でも店の人にタバコを吸ってよいか聞くといった喫煙者の鑑的行動を見せている。
ライスが大好物で焼肉屋でなかなかライスが出てこないことに「焼肉屋といったら白いメシだろうが」とイライラしたり、ライスを置いていない店に「酷だ、残酷です」「俺ってつくづく酒が飲めない日本人だな」と心の中で叫ぶくらいライスが大好き。いい年して飲み屋に一人で入るのに躊躇しまくる。店に入ってお目当てのメニューが売り切れだったり、季節限定メニューだったりでありつけないのは日常茶飯事。
「守るモノが増えると人生が重たくなる」というポリシーから独身。姉がいるが離婚しており、高校生の甥がいる。古武道の達人である祖父に育てられたため、武道の心得がありいい体。以前はパリに住んでいた事があり、将来有望な女優である小雪と恋に落ちるが、駆け落ちを求める小雪を諭した結果破局、五郎は東京へ戻った。基本的に常にスーツ。自宅兼事務所でデスクワーク中もスーツ姿。しかしテレビドラマ版の休暇の話ではスーツではなく、普通にカジュアルな姿であった。
滝山という同業者の友人がいる。原作には1度だけ登場しており、五郎にシウマイ弁当を薦めていた。ドラマ版ではシーズン4途中まで姿すら見せたことがなく、度々電話相手などで登場し、原作ファンをニヤニヤさせていた。
メニュー選びにおいては非常にきまぐれであり、人の助言を無視して酷い目にあうこともある。隣の客が食べているものを見て追い注文する事はザラ。滝山が薦めたシウマイ弁当ではなく、ノリと勢いで買ったライスとジェットボックスシウマイで新幹線内をシウマイ地獄に陥れるという暴挙を行った事も。バナナと牛乳を一緒に口に入れてバナナジュースにしたりと、精神年齢はやや低め。とんでもない大食漢であり、冷やし中華を食べたあとにラーメンを注文するなど年のわりに食欲旺盛。あまりの食いっぷりに店員に引かれる事多数。
原作版は全て実在する店舗の名称をもじった状態で登場している。ゴローにアームロックを喰らった傲慢オヤジも実在の人物をモデルにしている。しかし原作は今から20年近く前のため、閉店している店舗がかなり多い。新作でも大井町のラーメン店は最近閉店している。
2012年1月4日から3月21日の間、テレビ東京系列にて実写ドラマの第1弾が放映された。主演は松重豊。テレビ東京系以外の局でも順次番組販売ネットで放送されている。
原作者の希望によりドラマ版はすべて原作にはない完全オリジナル・ストーリーとなっている。店の選考に関してはインターネット等での下調べを一切行わず、すべてスタッフが現地で歩いて探し出しているという。
井之頭五郎のキャラクター設定は、「酒が飲めない」「輸入雑貨商」「喫煙者」「独身貴族」などほとんど原作と同じだが、ドラマは原作よりもやや後年を舞台にしている(後述)こともあり、実写は原作よりもやや温厚で、親しい者には笑顔を見せたり、くだけた話し方をしたりする性格となっている。
登場する店舗については、前述の理由から「はずれ」のお店や食べ物に遭遇するエピソードは原則的にない。
一部エピソードを除き、日中のシーンが多いのも特徴である。物語のキーパーソンや店主役には有名俳優、女優をゲストとして招いているが、そのほかの客役やエキストラはほぼ無名俳優で固めている(後述)。
番組の最後には、原作者である久住昌之が自らモデルとなった現地のお店に赴き、食事や店の様子などをリポートする「ふらっとQUSUMI」というミニコーナーが放映されている。ビールクズこと久住は五郎とは異なり酒をたしなむため、毎回一杯やりつつ食レポをすることで飯テロに拍車をかけている。
ドラマ版の店舗はスタッフの食べ歩きによるリサーチで決定している実在店、店名ももじっていない。実在の店舗をそのまま出している都合上、原作にあるような残念エピソードは無い。ただし3期最終回では原作1期最終回のようなライスを置いてない店が登場し、実質ハズレのような扱いをされていた。
ドラマ版の登場店は最近ファンが多数押しかけているため、売り切れによる早仕舞いや長年通う常連を無視した非礼な行動を取る者がいると報告されている。例として、1期に登場した焼肉店では韓国人一家による家族経営のため、手が回りきらずになかなか商品が出てこなかったり、臨時休業が増えたりしているというツイッターやブログ上での報告もある。くれぐれも店舗に行く際は常識の範疇内でお願いしたい。
前述の通り原作のエピソードを使わないドラマオリジナル脚本ではあるが、「Season 1」第8話の焼肉回では「うおォン 俺はまるで人間火力発電所だ」のセリフが飛び出したり、「Season 1」第11話では酔っ払い相手に白昼アームロックを決めるシーンを盛り込むなど、一部名セリフ・名シーンを各所に挿入する演出に、多くの原作ファンを喜ばせた。また、そこかしこで原作よりもドラマ版がやや後年であることを示唆する演出があり、例えば「Season 3」第1話の赤羽編では、原作に登場した「まるます家」に行こうとする五郎が「また鰻丼にいくらどぶ漬けでも食べるか」と回想したかのようなセリフが盛り込まれている(結局まるます家には寄らずに近くにあった「川栄」へ立ち寄る)。また「Season 4」第9話では、原作第13話の「甥のフトシの野球を観に行った」エピソードが神宮球場を通りかかったときに回想形式で語られ、さらには当時の回想シーンも盛り込まれた。回想シーンはほぼ原作どおりの展開となっており、数少ない原作の完全映像化シーンとなっている。
「Season 1」はいわゆるローカルセールス枠で放送されたため、テレ東系でもテレビ北海道とTVQ九州放送のみ同時ネットで放送され、テレビ大阪では未放送、テレビ愛知とテレビせとうちは本放送終了後に遅れネットで放送された。
この「Season 1」が評判を呼び、同年10月10日から12月26日まで「Season 2」が放送された。
「Season 1」の初回放送時には未放送だったテレ東系のテレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうちも「Season 2」より同時ネットが行われ、ようやくテレ東系全局での同時放送が実現した。
「Season 2」以降では放送時間が延びたこともあり、食事前に喫茶店や甘味処に入り、おやつを食べるシーンが毎回追加されている。それでもすぐに腹が減るのはゴロークオリティ。
「Season 2」の最終話では視聴率3.8%(関東地区)を記録。これはテレビ東京の同時間帯の平均視聴率のほぼ倍であり、番組プロデューサーも驚く数値であった。
この好成績から、2013年7月より「Season 3」の放送も開始された。
プレイステーション3のtorneとnasneによる番組録画数ランキングである「月間トルネ番付」の2013年8月度の東京都内におけるランキングにおいて、「半沢直樹」に次ぐ第2位に入った。注目度の高さがうかがえる。
そしてついに2014年7月から「Season4」が放送開始された。
主題歌やエンディングテーマを始め、いくつかの劇中音楽は原作者の久住自らが作曲、提供している。
これらの楽曲は敢えてJASRACへの登録をせず、著作権・著作隣接権共にフリーにしている。そして他作品での使用を久住が呼びかけている。なんというという太っ腹ぶり! ただし言うまでも無いが、CDを買ってから使おうね。
テレビ東京の深夜ドラマという事もあり、「勇者ヨシヒコシリーズ」にも負けず劣らずの低予算ドラマである。
五郎の心の声はスタジオを借りずに、ロケバスの中で直録りをしている。劇中の音楽も、久住とバンド仲間が宅録した音源をメールでやりとりしたものを編集したものである(しかもそもそもの音楽提供オファーは、音楽発注の手配が遅れたために久住自ら「それなら僕がつくろうか?」と提案したことによる)。
前述の通り、出演者もキーとなる人物や店主役を除き、モブや他の客、店主以外の従業員といったあたりはギャラが安い無名俳優で固めている。
夜の営業中に撮影をすると貸し切りとなり費用が嵩むため、店内の収録は早朝~昼の営業前、定休日の日中に行っている。日中のシーンが多く、夜のシーンが殆どないのはこのためである。1期の焼肉回を収録したのは午前6時であった。松重豊はこの仕事で食生活が狂い、痩せたそうだ。⇒インタビュー記事
ただ「Season 2」以降は、好評を反映してか放送時間が延びたこともあり、カメラの画質の明らかな向上、回数の増えた地方ロケ、エキストラ数の増員など、ちょっぴり予算が増えたことが画面からうかがえる。
地方ロケ地についても群馬県邑楽郡大泉町、静岡県賀茂郡河津町、新潟県十日町市、愛知県知多郡日間賀島、福岡県福岡市と、首都圏から離れた場所での撮影が増えつつあり、番組予算の増額がうかがえる。
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最終更新:2024/03/29(金) 15:00
最終更新:2024/03/29(金) 15:00
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