宇宙英雄ペリー・ローダンとは、ドイツ語で書かれた「推定世界で2番目に長い小説シリーズ」、ギネスブック認定の「売上世界一の小説シリーズ。10億冊」であり、日本語版はギネスブック認定の「世界最長の翻訳小説シリーズ」である。
かつてギネスブックには、「世界最長の小説シリーズ」として記録されていた(現在は未掲載)が、実際は、同じドイツで7年早く、1954年より刊行開始されているミステリーシリーズ「ジェリー・コットンシリーズ」(Bastei-Lübbe社)が最長で、本シリーズより200巻ほど長い。
この記事が作られた2009年9月には日本語版ローダンの第363巻が発売。
2010年2月22日現在、第371巻「にせマルコ・ポーロ」が発売中である。
2013年1月5日現在、第439巻「ルーワー登場」が発売中、
第440巻「テラ急襲」は1月10日発売予定である。
アメリカ合衆国の人類初の有人月ロケットパイロットであるペリー・ローダン空軍少佐が1971年の6月に月に向けて出発した所から、延々と地球を守るために、あるい地球がは陥落したり滅びたり人類が消失してもそれらが復活して人類から追放されても、めげずに「私は博愛主義者なんです」と言いながらも相対的な不老不死となってまで10万年間戦うために描かれるジャングル小説。
金星や隣の恒星系やアルコン帝国やアコン帝国やブルー帝国やアンドロメダ銀河や、隣の時空平面のドルーフ宇宙とか、グルエルフィン銀河とか、ソンブレロ銀河とかのジャングルで遭難しまくる。
そして、強大な敵から新技術をゲットして大発展を遂げると、「文明リセット」「カタストロフィ」により、崩壊した(あるいはしかけた)地球や故郷銀河系を何とかするために、ソ連(北方連邦)も中華連邦もアメリカも滅ぼして、太陽系帝国の大執政官になったペリーローダンが奔走する。
時には10万年前の過去とか、色んな所に行くが、何せ、作者も数十人いる連作小説なので、設定はあちこちでほころびが見られている。
余談ながら、ドイツ本国では「スペースアドルフ」というアダ名がついていたり、「ペリーローダン症候群」という精神病(偉大なるペリーローダンに忠誠を尽くします!とか叫ぶらしい)まで出現するほど、親しまれて?いる。
アニメやゲームにもなっているそうであるが、日本ではメッタにお目にかかることが出来ない。
なお、今週(2008年7月第4週)、ドイツ本国で発行されているはずの本国版ローダンの最新刊を日本語版で読もうとすると、実に約40年後まで待たねばならないため、全国の本屋さんの間では「ああ、ローダンって死ぬまでに終わらないんだよねえ」と嘆き、実際に亡くなられる紳士を見送って一人前、という嘘か本当か分からない冗談が存在する。
2009年7月17日(ドイツ現地時間)に本編シリーズの第2500巻
(日本語版換算第1250巻。本国版2巻が日本語版1巻になる。)が発売された。
この「第2500巻」の日本での刊行予定は、本国での発売から数えて、実に
約69年10ヶ月後の西暦2079年5月となる。
なお、日本語版は作中西暦3460年に太陽系帝国が滅亡して地球ごとの逃走から約124年目(3584年、第411巻冒頭)の時点であるが、この逃走劇が終了するのは、今から11年後の2020年のこと(太陽系帝国滅亡から129年後の西暦3588年=新銀河暦元年)であるらしい。
※追記
2010年1月より1ヶ月に2冊の刊行になったため、上記の日程が半分に短縮された。上記の逃走劇はどうやら第427巻「人類の故郷」(2012年6月25日発行)で終わるようだが、編集者はまだそこまで読み進めていない。
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最終更新:2024/04/20(土) 10:00
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