宇都宮ライトレールとは、栃木県宇都宮市および同県芳賀郡芳賀町が推進する路面電車(LRT)を運営する予定の会社である。
宇都宮市および芳賀町の桜通り十文字付近~芳賀工業団地(約18km・うちJR宇都宮駅東口以東(約15km)を先行整備)にLRTを運行させる計画。2016年度に着工し、2019年度に先行整備区間を開業させることにしている。
路線を全て新設、車両は全て新造と言った大規模な計画であることから、各方面から注目が集まっている。
殆どの区間が併用軌道となり、車道の中央に軌道を整備する(併用軌道の最高速度は当面40km/hで、将来的に50km/h)。鬼怒川を渡る平出町~作新学院北間(3.5km)は専用軌道となる(専用軌道の最高速度は70km/h)。「通勤快速」の運行が検討されており、それに伴う追い越し設備の整備が行われる予定。
また、将来的に整備する区間で課題となるJR宇都宮駅を東西横断する方法については、JR宇都宮駅の北側に迂回して1階(在来線)と3階(新幹線)の間を高架で超える方法が考えられている。
車両基地については新4号バイパスの西側が検討されており、30編成以上が留置可能としている(先行整備段階では25編成)。
もともとは、宇都宮市が大通りの渋滞緩和および市街地活性化を目的として検討・推進していた路線で、当初は宇都宮市区間である桜通り十文字付近~テクノポリス(約15km)を整備する計画であった。その後、2013年に芳賀町がライトレールの延伸を要望したことで、計画に芳賀町区間のテクノポリス~芳賀工業団地(約3km)が追加されることになった。
あまりにも大規模な計画であることから反対意見もあり、「車社会から脱却するのは困難」「LRTで中心市街地が衰退する」との声や、専用軌道区間を車道のバイパスにすべきとの声がある。
宇都宮市、芳賀町のほか、関東自動車、東武鉄道、東野交通、とちぎライトレール支援持株会(民間企業出資による組合)などが出資する。当初計画では民間事業者に運行させる予定であったが、関東自動車しか応募が無く、最終的に第三セクター方式で運営することになった。
なお、出資は行わないが、技術協力を行うパートナーとして東京急行電鉄、広島電鉄の参加が確定しているほか、富山地方鉄道、京福電気鉄道、岡山電気軌道も内定している。
停留場名は全て仮称である。先行整備区間は「芳賀・宇都宮基幹公共交通検討委員会」の資料、将来整備区間は「将来のまちを考えるLRT(宇都宮市パンフレット)」より。
太字はトランジットセンター(バス乗り継ぎ施設)。
| 停留場名 | 接続路線 | 所在地 |
|---|---|---|
| 陽西町停留場 | 宇都宮市 | |
| 桜通り十文字停留場 | ||
| 新川停留場 | ||
| 裁判所前停留場 | ||
| 東武宇都宮駅停留場 | 東武鉄道:宇都宮線 | |
| 県庁前停留場 | ||
| 馬場町停留場 | ||
| 宮島町十文字停留場 | ||
| 上河原停留場 | ||
| JR宇都宮駅西口停留場 | ||
| ↑将来整備区間↑ ↓先行整備区間↓ |
||
| JR宇都宮駅東口停留場 | JR東日本:東北新幹線、東北本線(宇都宮線)、日光線 | |
| 宿郷町停留場 | ||
| 東宿郷停留場 | ||
| 今泉町停留場 | ||
| 陽東停留場 | ||
| ベルモール前停留場 | ||
| 平出町停留場 | ||
| 下平出停留場 | ||
| 下竹下停留場 | ||
| 作新学院北停留場 | ||
| 清原管理センター前停留場 | ||
| 清原工業団地北停留場 | ||
| テクノポリス西停留場 | ||
| テクノポリス中央停留場 | ||
| テクノポリス東停留場 | ||
| 芳賀台停留場 | 芳賀町 | |
| 管理センター前停留場 | ||
| かしの森公園停留場 | ||
| 本田技研北門停留場 | ||
将来的な整備構想として、陽西町から鹿沼市方面への延伸構想と、管理センター前から分岐して芳賀町中心部および市貝町方面に延伸し、真岡鐵道に乗り入れる構想がある。
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最終更新:2025/12/09(火) 15:00
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