安田記念(やすだきねん)とは、日本中央競馬会(JRA)主催の国際GI競走である。東京競馬場の芝1600mで行なわれる。
レース名の由来はJRAの初代理事長の安田伊左衛門から来ている。「日本競馬の父」とも呼ばれる安田の功績を称え、1951年に古馬が出走できる初のマイル重賞『安田賞』として創設。1958年に安田の逝去をもって『安田記念』に改称。2度だけ1800m戦となったが、基本的に1983年まで東京春開催最終日のメインレースとして、当時は陽の目が当たりづらかった短距離馬にとっての大一番として開催される。
1984年のグレード制導入により、GⅠに格付け。ハンデキャップ戦から定量となり、同年に創設された秋のマイルチャンピオンシップとともに、「春のベストマイラー決定戦」として定着することになる。長距離競走主導で発展した日本競馬において唯一、60年以上の歴史を誇る伝統のマイル戦である。年間4競走しかない58キロ定量レースの1つである。
近年は梅雨時に開催される宝塚記念への参戦を嫌い、2000m以上の距離を得意とする中距離血統馬の参戦も多い。古くはメジロアサマ、ニッポーキングやキヨヒダカ。GⅠ格付け後はハッピープログレス、ニホンピロウィナー、ギャロップダイナ、オグリキャップ、ヤマニンゼファー、タイキブリザード、タイキシャトル、エアジハード、アグネスデジタル、ダイワメジャー、ウオッカと錚々たる名馬が優勝しているレースである。
グレード制導入以前から荒れるレースとして有名である。GⅠ格付け、定量戦になった後も1番人気は苦戦し、大荒れになる事が多い。
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最終更新:2024/04/18(木) 16:00
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