宣言型プログラミングとは、定義を「宣言」する形でプログラミングしようとするプログラミングパラダイムである。
関数型言語では、宣言型プログラミングと言って物事の関係性を「宣言」する形でプログラミングするスタイルが奨励されている。オブジェクト指向で挙げた例にあわせて書くと以下のような雰囲気になる。
- 業務終了後、全ての虎は満腹になっていなければならない。
- 虎を死亡させてはならない。
- 当園には虎A, B, Cがいる。
- 虎は空腹か満腹かのいずれかである。
- 虎に餌を与えると満腹になる。
- ただし満腹の虎に餌を与えると死亡する。
以下の2点に着目したい。
さて、このマニュアルを受け取った飼育員はどのように行動するのか。
ということで、この飼育員は虎A, B, Cのうち空腹な虎にのみ餌をやるという行動を取る。実際のプログラミング言語処理系はここまでは忖度してくれない。
「目的」と「定義」だけ「宣言」すれば、実際に作業内容を指示しなくても自動的に動作が組み上がる優れたプログラミングパラダイムであるという主張がある一方で、定義から実際の動作がどうなるのか想像しづらいという批判もある。
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最終更新:2025/12/08(月) 08:00
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