家畜に神はいないッ!!

家畜に神はいないッ！！とは剣士アルガスの放つ非情の一言である。

使用状況

アルガスが仕えるエルムドア侯爵の誘拐組織、骸旅団殲滅作戦での戦闘中の一幕。

剣士ミルウーダ「貴族がなんだというんだ！私たちは貴族の家畜じゃない！私たちは人間だわ！貴方たちと同じ人間よッ！私たちと貴方たちの間にどんなさがあるっていうの！？生まれた家が違うだけじゃないの！ひもじい思いをしたことがある？数ヶ月間も豆のスープで暮らしたことがあるの？なぜ私たちが飢えなければならない？それは貴方たち貴族が奪うからだ！生きる権利のすべてを奪うからだッ！」
剣士アルガス「同じ人間だと？フン、汚らわしいッ！生まれた瞬間からおまえたちはオレたち貴族に尽くさなければならない！生まれた瞬間からおまえたちはオレたち貴族の家畜なんだッ！！」
剣士ミルウーダ「誰が決めたッ！？そんな理不尽なこと、誰が決めたッ！」
剣士アルガス「それは天の意思だ！」
剣士ミルウーダ「天の意思？神がそのようなことを宣うものか！神の前では何人たりとも平等のはず！神はそのようなことをお許しにはならない！なるはずがないッ！」
剣士アルガス「家畜に神はいないッ！！」
剣士ミルウーダ「！！！！」
剣士ディリータ「ラムザ。彼女は本当に僕らの敵なのか…？」

この言葉に対する評価

至極正当な主張をしている剣士ミルウーダを一発で黙らせる脅威の一言である。
正に、「ぐうの音も出ない」状況であろうか？

アルガスは剣士の才より、話術士として稀有の才を秘めていると思われる。
話術士として活動すればサダルファス家の再興も夢では無い一幕である。

また、この一言はディリータ、ラムザの運命に甚大なる影響を与え、結果、イヴァリースは平民の王が誕生する歴史上類を見ない出来事にまで発展する。
その結果に至る行程では、

1. 名門ベオルブ家は没落
2. 畏国の時期指導者と目されたラーグ公、ゴルターナ公は暗殺
3. 畏国四大騎士団の内、北天、南天両騎士団は統率者が戦死し騎士団も壊滅
4. グレバドス教会教皇フューネラルも暗殺され所属する神殿騎士団も壊滅
5. 畏国の地方領主も悉く死亡
6. 果てはバート商会の様な商業団体まで壊滅
7. 更には伝説のルカヴィの大半まで封じられる異常事態となった。

これ以上無い程に「その時歴史が動いた」のである。

この記事を読む紳士淑女の諸君も機会あらば使ってみては如何であろうか？
きっと貴方以外の運命が大きく動き出すであろう。

使用タイミング

と言う訳で、使用するに当たり、どんな時に使用すればベストタイミングであろうか考えよう。

…やはり、人と対立した時であろうか。
それも、意見の応酬で平行線であったり、埒があかない時が最適であると思われる。

注意点

使用条件として成立するのは発言をする者と、受け取る者に明確な身分差がある場合である。
また仮に貴方の周辺の歴史が動いてしまっても筆者は責任を負わないので注意されたし。

使用例

剛田武「のび太に人権はないッ！！」
経営者「社員に自由はないッ！！」
先輩「後輩に選ぶ権利はないッ！！」
客「店員に反論の権利はないッ！！」
北の将軍様「我が国に民意はないッ！！」
レビル将軍「ジオンに兵はないッ！！」

「家畜に神はいないッ！！」の「家畜」と「神」の部分は他の言葉でも代用が利く非常に柔軟な言葉である。

類似事例

機動戦士Zガンダム

ジェリド「カミーユって男の名前かよ！」

1. 殴られる
2. 最新兵器乗っ取られる
3. 敵対組織に戦力とフル活用される
4. 上司恋人戦友悉く死ぬ
5. 自身の組織も壊滅
6. 戦死
7. 第１次ネオジオン戦役にもガンダムMK-Ⅱは活躍したことから、アクシズ壊滅にも貢献

関連商品

関連項目

• アルガス・サダルファス
• 口は災いの元
• 失言
• その時歴史が動いた
• ファイナルファンタジータクティクス
• 黒本（FFT）