富士見ファンタジア文庫とは、富士見書房の発行するライトノベルのレーベル。
1988年、ドラゴンマガジンの創刊とともに創設。『スレイヤーズ!』の爆発的ヒットの他、『魔術士オーフェン』『無責任艦長タイラー』『それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ』『フルメタル・パニック!』などのヒット作を送り出し、90年代のライトノベル界においては不動のトップレーベルだった。しかし2000年代は電撃文庫の勢いに押され始め、現在ではトップレーベルの座を譲っている。
先鋭的な作品を次々と送りだしていた電撃文庫に対して、ライトファンタジーを主流とする路線を長年に渡って貫いていた。ゴシック体のタイトル表記と枠に収まった表紙絵というカバーデザインは富士見ファンタジアの象徴だったが、さすがに時代に波に押されてかイラストが枠をはみ出すことが増え始め、最近ではついにカバーデザインの刷新に踏み切った。現在書店では新装版のカバーに掛け替えられた作品と、旧カバーのままの作品が棚に混在している状態である(カバーが変わっているかどうかが売れているかどうかの目安という説もある)。
主宰する新人賞のファンタジア長編小説大賞は滅多に大賞作品が出ないことで知られ、過去21回で5作品(五代ゆう『はじまりの骨の物語』、滝川羊『神々の砂漠 風の白猿神』、貴子潤一郎『12月のベロニカ』、川口士『戦鬼 -イクサオニ-』、入江君人『神さまのいない日曜日』)しか受賞していない。
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/10(水) 05:00
最終更新:2025/12/10(水) 05:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。