帝国海軍最後の生き残り 単語


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帝国海軍最後の生き残りとは、大日本帝国海軍に所属した艦船の中で最後まで生き残ったものに対する呼称である。
人により価値観の違なるため、この呼称を誰に充てるか見解が分かれる所でもある。
この記事では、主な艦船とその理由について記述する。

ちなみに本来は宗谷を指す言葉であった

海防艦

志賀(1965年 海保より除籍,1998年 消防法違反・老朽化により解体)

昭和20年に鵜来型海防艦として建造されるも、同年終戦を迎えた。
戦後、復員船や気象観測船などを務めた後、海上保安庁の巡視船こじまとして活躍する。除籍後、千葉市が払い下げを受けて海洋公民館(現:美浜区こじま公園)として整備し、池に浮かぶ形で運用されていたが、消防法等に適合しないことから閉館し、平成10年に解体された。

大日本帝国海軍に所属した艦艇であり海上保安庁に所属した船艇であって、社会教育施設となり平成10年まで現存した。 

貨物船

宗谷(元々々:民間貨物船 元々:大日本帝国海軍艦 元:海保巡視船 現:船の科学館)

ソ連貨物船 ボロチャエベツ(Волочаевец)→商船 領地丸→大日本帝国海軍 雑用運送艦(特務艦) 宗谷→特攻輸送艦 宗谷→日本商船管理局 特別輸送艦 宗谷丸→民間組織の引揚げ船→海上保安庁 灯台補給船 宗谷(後に"そうや"に改称)→海上保安庁 南極観測船 宗谷 (SÔYA)→船の科学館 保存船(動態保存)

ソ連からの発注により建造された民間船を海軍が買い上げた特務艦艇でありながら、数々の戦火を潜り抜けた幸運艦として知られ、測量・輸送を担った。
戦後は復員船を経て海上保安庁に所属し、灯台補給船を務めるも南極観測船として6次に亘る観測を成し遂げる。その後巡視船として活躍するも退役し、東京お台場で博物館船として見学が可能。現在も船籍を保持しており整備すれば航海もできる。詳細は「宗谷(船)」を参照

なお、2018年4月現在艦齢80歳

ちなみに現存するアメリカ海軍最古の戦艦BB-35テキサスは105歳
日露戦争 バルチック艦隊の生き残り防護巡洋艦アヴローラは117歳
イギリス海軍の戦列艦ヴィクトリーは253歳(木造船のためほぼ三笠状態)

「帝国海軍最後の生き残り」以外にも「奇跡の船」「不可能を可能にする船」「福音の使者」「海のサンタクロース」「燈台の白姫」「北洋の守り神」等々様々な愛称がある。

大日本帝国海軍に所属した特務艦であり海上保安庁に所属した船艇であって船体が残っており、現在も船として科学館として活用されている。

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最終更新:2025/12/07(日) 10:00

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