幕末編 単語


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幕 末 編

『 密 命 』

幕末編とは、スクウェアのゲーム『ライブ・ア・ライブ』の登場するシナリオの一つである。

ストーリー

炎魔忍軍に所属する若き忍「おぼろ丸」は、密命を受けて尾手城(おでじょう)に忍び込むことになった。

密命の内容とは、尾手城にとらわれの身となっている要人を救出すること。

おぼろ丸は無事密命を果たすことが出来るか?

概要

おぼろ丸を操作し、尾手城に囚われている要人を救出することが目的となるシナリオである。

また、0人斬りや100人斬り、シナリオボスより遙かに強い隠しボスの存在など、やり込み要素が豊富なシナリオでもある。

キャラクターデザインは、青山剛昌が担当している。

登場人物

おぼろ丸(CV:橋詰知久)
密命を受けて尾手城に忍び込む炎魔忍軍の若き忍。幕末編の主人公である。
詳細は個別記事を参照。
とらわれの男(CV:大塚芳忠)
尾手城にとらわれの身となっている人物。
詳細は個別記事を参照。
ハヤテ(CV:杉田智和)
炎魔忍軍の頭目であり、おぼろ丸の上司。どこかの借金執事ではない
おぼろ丸の才能を見出し、尾手城に送り込んだ張本人である。
幕末編でとあることをすると抜け忍となり、彼と戦うこともできるが、えらく強い。シナリオボスよりも強い。
彼がこの密命を受けていたとしても、大成功はまず間違いなかったと思われる。
尾手院王(おでいおう)(CV:若本規夫)
尾手城城主であり、今回の事件の黒幕。
幕末の混乱に乗じて幕府の乗っ取りを企んでおり、今回の事件はその計画の一環である。
天草四郎(CV:石田彰)
かつて島原の乱を起こし処刑されたテロリスト。
尾手院王の手により地獄の底から甦り、おぼろ丸の前に立ちふさがる。
幕末編の進め方次第では出てこないこともある。
平賀源内(CV:千葉繁)
江戸時代の有名な発明家。
尾手城に仕掛けられたカラクリの数々は彼の手によるものである。
自身もカラクリと化しており、「カラクリ源内」としておぼろ丸と戦うことになる。
怪しげなルー語を自由自在に使いこなすキャラでもある。
淀君(CV:甲斐田裕子)
尾手城の姫君であり、要するに院王の娘。
忍達に取り囲まれており、おぼろ丸が助けることになるのだが……
進め方や選択肢によって彼女との敵対の仕方が複数パターンある。彼女の正体にまつわるイベントが発生することなくただの敵として対峙することもあれば、彼女の正体が判明したことで斬った人数のカウントを律儀に修正するおぼろ丸を見られたりもする。
宮本武蔵(CV:柴田秀勝)
二刀流でおなじみの剣術家。
彼もまた尾手院王の手により地獄の底から甦った亡霊であり、おぼろ丸達の前に立ちふさがることになる。
また、『YAIBA』にも宮本武蔵は登場するが、このゲームとは全く別物のデザインとなっている。
カラクリ丸(CV:桜祐)
おぼろ丸が尾手城で見付けることになるカラクリ人形。
「あること」をするとおぼろ丸そっくりの姿になって動きだし、襲いかかってくるが、倒すことで仲間にすることが出来る。
仲間にしたあとは、高所からの落下や短時間の浸水で簡単に壊れてしまうので取扱注意である。仲間にした直後に壊してしまうプレイヤーも多いだろう。
元は、とらわれの男の身代わりにするために作られたものと思われる。
実はこのカラクリ丸、出番自体は一瞬で終わるくせにレベルアップで覚える技が異様に豊富。各編の主人公キャラクター同様、レベル16までキッチリ技を覚えるようになっており、レベル15以外では毎レベルで新しい技を覚えていく。おぼろ丸と同様、一部の技はラーニングすることも可能。
中世編の最序盤から中盤終わりまで連れ回せるストレイボウなどならまだわかるが、章の後半で参加するくせに次のフロアに進んだら即お役御免なスポットキャラとは思えない優遇っぷりを見せつける。
ちなみにレベル16で覚える技はあの「大激怒岩バン割り」。レベル14で覚える「とろける接吻」共々、小判くれ壺で覚えることも可能。
とはいえコイツの役割が役割なため、わざわざコイツのレベル上げをしようという酔狂なプレイヤーはほとんどいないだろうが。
一緒に隠しボスと戦うことも可能だが、(少なくともリメイク版では)岩間さまとは戦う前に確実に水没してしまう。

やり込み要素

幕末編にはいろいろなやり込み要素がある。
代表的なものを以下に挙げる。

0人斬り

人間キャラを一人も倒さずにクリアをめざすやり込みである。

妖怪や幽霊、カラクリなどの非人間キャラなら倒しても構わないため、手段さえ確保しておけばレベル上げに困るということもない。
大きなデメリットはなく、達成は比較的簡単である。

達成のポイント
  • 逃走不可の敵とは戦わない
    合言葉を間違えた時の戦闘や、淀君を取り囲んでいる忍者など。
    合言葉はしっかり覚えておき、淀君イベントは無視しよう。
    リメイク版では合言葉を間違えても逃げて再挑戦できるようになった模様。
  • とらわれの男を助けない
    牢屋に捕まっているとらわれの男を救出すると、終盤に回避不可の戦闘が発生してしまう。
  • 小判を4枚以上集め、カラクリ丸を仲間にする
    仲間にしたカラクリ丸を連れた状態で少し先に進むことで、強制戦闘を回避できる。
    落とし穴には要注意。
メリットとデメリット
  • メリット
    • ヨシユキ(リメイク版では陸奥守吉行)を貰える
      0人斬り達成報酬となるアイテム。エンディングでとらわれの男から譲り受けることとなる。
      とはいえ、攻撃力は魔神竜之介を倒して入手できるムラマサ(村正)と同じであり(麻痺の追加効果があるため多少強いが)、最終編ではこれより強い最強装備も入手できるため、性能的には無理に取るほどのものでもなかったりはする。
  • デメリット
    • 人を斬らないと入手できないアイテムを入手できない
      商人からのランダムドロップである「悪のそろばん」、外人からのランダムドロップである「ピラピラ襟」、五忍者を倒さないと入手できない「げんじの小手(源氏の小手)」が該当。
      更にリメイク版では、オカメの方を倒しきった時に入手できる「美しい帯」も追加。これは特攻+20のアクセサリーとかなり強力な装備品なので、最終編のやり込みまで視野に入れるなら0人斬りにこだわらない方が良かったり…
    • 天草四郎と戦えない
      一応ボス敵なのだが、とらわれの男を助けないルートだと出番がない。一回くらいは戦ってあげよう。
      彼を倒すと「マリアのベール(聖者のベール)」を入手できるため、0人斬りだとこれも入手不可。
    • 小判くれ壺から影一文字と矢車草の両方を習得するのは難しい(原作だと不可)
      城の中に置いてある小判は全部で10枚であり、五エ門イベントでの復活と合わせて20枚入手できる。
      これはカラクリ丸入手4枚+壺6枚+壺10枚でピッタリの数。
      しかし0人斬りだと五忍者を倒さないと取れない小判が入手できないため、18枚しか入手できない。
      一部の敵からは小判がドロップするが、0人斬りで倒せる敵の中ではおミケと魔神竜之介のみ。この2人のランダムドロップで両方とも小判を回収していないと、両方の習得は不可能である。特に魔神竜之介はただでさえ強い上に、ドロップ率も極めて低い。
      原作だと人を斬らないと取れない小判の宝箱がもう一つ存在するため、どうあがいても不可能である。

100人斬り

0人斬りとは逆に、全ての人間キャラを倒すことをめざすやり込みである。

尾手城には城主である尾手院王ととらわれの男を除いて100人の人間キャラがおり、それら全てを倒すことが目的である。(厳密には更に2人のキャラがいるが、彼らは100人斬りの対象には含まれない)

0人斬りとちがって達成するために留意するべき事項が多く、些細なことで達成不可能になるので、完遂するのはけっこうな難関である。
また、達成しても特にメリットがあるわけでもなく、むしろ強力アクセサリー兼回復アイテムの「いんろう」が入手不可能だったり、「五エ門」イベントが発生しないなどのデメリットが目立つルート。
幕末編に限定して遊びたい人向け。

達成のポイント
  • 合言葉は間違える
    基本的には川・元以外を答えればOK。ただし一人だけ例外あり。
  • 女性は無視して進む
    道中で女性を斬らずに進むと、終盤に腰元(くノ一)が現れる。
    100人斬り以外ならいんろう(印籠)をくれるありがたい彼女だが、100人斬りでは当然斬らないといけない存在。
    他の女性は彼女を斬った後に斬りに戻ろう。
    なお、オカメの方はトドメを指すまでは何度斬ってもOK。
  • 本丸御殿(2つ目の建物)での注意点
    • 御殿前の中庭にいる商人を倒す
      建物入り口から向かって左側、見えないところに一人隠れている。
    • 隠し扉の忍者はすぐに斬る
      見た後に追いかけずに放置すると消えるので注意。
      別の部屋から屋根裏に上がったりすると存在自体消えるようなことにもなるため、本丸御殿に入ったら真っ先に斬りに行こう。
      また、この忍者は上記の合言葉の例外であり、川・元以外の選択肢を選んでも再度聞き返される。ちゃんと覚えて、間違った方を選ばないといけない。
    • ワタナベイベントの前に、藩士の前の浪人を斬る
      イベントでワタナベ父を刺す藩士だが、イベント前に部屋に入ると浪人も一緒にいる。
      イベント後は浪人がどっかに行くので、イベント消化前に浪人は倒しておく必要がある。
      藩士を後回しにしてワタナベイベントを見ることは可能。
    • 悪代官と商人を先に斬る
      屋根裏の覗き穴から様子を見ると「おぬしも悪よのう」している二人だが、様子を見てしまうとどこかに行ってしまう。覗き穴を見る前に倒そう。
    • 百回しの家老と回されている腰元を出現させる
      上記の悪代官たちとは逆に、この2人は覗き穴を見ないと出現しない。
      こちらの消化はいつでもいいが、忘れないように注意。
  • 天守での注意点
    • 隠れ忍者を倒す
      屋根裏を通して天守に侵入した場合、最初に通ることになる一階の屋根裏(動く床のギミック)。
      そこから縄梯子を降りた狭いマップで1分間待つと、隠れていた忍者が出現する。
      向かいの部屋(合言葉を要求する浪人が守る、宝箱が2つある部屋)からこの忍者の姿が見えるヒントはあるのだが、待ち続けるという発想には中々至らない。リメイク版では、忍者が見えていた部屋がこの場所である、というのもいささか分かりづらい。
    • 般若丸に藩士を倒させない
      途中、般若の面を着けた浪人(般若丸)が、藩士に囲まれるイベントが発生する。
      放置しておくと般若丸に藩士が倒されてしまうので、獲物を横取りされる前に藩士を全滅させよう。
    • 寝ている浪人にはしつこく話しかける
      何度も話しかければ戦闘になる。なお、専用の性能をしていて地味に強い。
    • 淀君イベントを消化する
      当然彼女を取り囲む忍者は斬る必要がある。
      その後淀君と戦うことになるが、女性キャラにはカウントされないので気にしなくていい。
    • 箱入り娘を倒す
      女性を斬っている最中、宝箱の周りをくるくる回って追いつけない腰元が一人いる。
      まずは宝箱の中身を取ってから一度部屋を出て再入室すると、彼女が宝箱の中に入っている。その状態で隠れ蓑(隠れ身の術)でしばらく待つことで、戦えるようになる。
    • 蔵で地下牢の鍵を入手する前に、地下牢の見張りを倒す(SFC版のみ)
      マップ左下の蔵から地下牢の鍵を入手できるが、SFC版の場合はここで鍵を入手すると牢屋の見張りが消えてしまう。
      リメイク版では気にしなくていい。まあ、100人斬りするならこの蔵で忍者4体と同時に戦わないといけないため、いずれにせよ後回しにした方が楽な場所ではあるが。
  • とらわれの男を助ける、カラクリ丸は仲間にしない
    0人斬りの逆。強制戦闘が消えてしまう。
    カラクリ丸は仲間にしてもいいが、結局虚無僧戦前には壊してしまわないといけない。
    なお、とらわれの男の偽物は、本物を救出すると消えてしまう。その前に倒しておこう。
メリットとデメリット
  • メリット
    • 特になし
      100人斬りの達成特典はない。
      リメイク版だとEDの演出が一部変わるという要素が追加された。実利はないが、一度やってみるのもいいだろう。
      なお、このEDの演出は0人斬り・100人斬り・中途半端斬りの3パターンあるが、0人斬りと中途半端斬りの違いはやや分かりづらい。100人斬りは非常に分かりやすい。
  • デメリット
    • いんろう(印籠)を入手できない
      100人斬り最大のデメリット。
      装備時知力(特攻)+30、アイテム使用時回復+ステアップの便利アイテムを入手できないのはかなり痛い。
    • 源氏装備の複数入手ができない
      五エ門イベントが発生しないことによる。
      とはいえSFC版では装備中のアイテムしか最終編に持ち込めないし、リメイク版でもそんなに気にするほどのものではないが。
    • 小判くれ壺から影一文字と矢車草の両方を習得するのは難しい
      100人斬りだと五エ門イベントでの小判再補充ができず、とらわれの男の隣の宝箱が取れなくなるため、宝箱からは9枚のみ。
      カラクリ丸は不要なので後7枚必要だが、商人4人・五エ門・おミケ・魔神竜之介の全員からドロップを粘る必要がある。特に魔神竜之介はただでさえ強い上に、ドロップ率も極めて低い。

抜け忍

おぼろ丸一人で城から出ようとすると、抜け忍ルートに入ることができる。

抜け忍になると炎魔忍軍の追手と何度も戦うことになり、最終的にハヤテとの戦闘になる。

十分レベルを上げていないとクリアは困難だが、特別メリットがあるわけでもなく、どうあがいてもゲームオーバーとなる。

岩間さま

尾手城の堀にすむ巨大な錦鯉。

詳細は個別記事を参照。

魔神竜之介

尾手城の隠し部屋に潜み、幕末編最強の刀であるムラマサを守る謎の剣士。

上記の100人斬りの条件には絡まないキャラであり、人間ではないと思われる。

詳細は個別記事を参照。

岩間さまと魔神竜之介について

上記の岩間さまと魔神竜之介については、ファイナルファンタジーⅤのパロディである。(時田氏も明言している)

NTT出版の完全攻略ガイドブックの索引によれば、岩間さまは本来「いわまさま」と読むと考えられるが、重箱読みでは「がんまさま」となり、ギリシャ文字のγ(ガンマ)を彷彿させる。また、魔神竜之介は神竜という漢字を含み、(幕末編)最強の剣を守っている。

これは、ファイナルファンタジーⅤのギリシャ文字の名前であるオメガと、ラグナロクという最強の剣を守っているしんりゅうがモデルとなっている。名前以外の類似点は以下の通り。

岩間さま オメガ 魔神竜之介 しんりゅう
水呼び(津波) はどうほう 破道法 タイダルウェイブ
戦闘BGM 通常 通常 ボス ボス
消滅時のエフェクト ボス ボス 通常 通常
逃亡 不可 不可

基本的に岩間さまとオメガ、魔神竜之介としんりゅうという対応だが、使用技や逃亡の可能性は逆になっている。(さすがに逃亡に関しては偶然のような気も)

余談だが、魔神竜之介を倒すと隠し通路が発生し、その道を歩く毎に小ばんが手に入るが、これはギルガメの洞窟のパロディであるという説がある。

また、魔神竜之介がいる部屋を出て画面の下に進むと、小判くれ壷という喋る壷が置いてある。この壷に6枚小ばんを与えると影一文字を、10枚与えると忍法矢車草をおぼろ丸のレベルに関係なく習得することができる。この、貴重なアイテムを渡す代わりに大きな見返りをくれるという設定は、マジックポットに通じるものがある(ファイナルファンタジーⅥにおけるエボシ岩の洞窟の喋る宝箱の口調も彷彿させる)。

このように、どういうわけか尾手城にはファイナルファンタジーⅤのパロディのような要素が数多く盛り込まれている。

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ニコニコミュニティは2024年8月に終了しました。

関連項目

  • ライブ・ア・ライブ
  • おぼろ丸
  • とらわれの男
  • 岩間さま
  • 魔神竜之介
  • 殺陣!
  • 青山剛昌

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