平昌オリンピックとは (ピョンチャンオリンピックとは) [単語記事]

平昌オリンピックとは、2018年に開催予定の第23回冬季オリンピックである。

開催期間
- 平昌オリンピック（第23回冬季オリンピック）：2018年 2月9日～2月25日
- 平昌パラリンピック（第12回冬季パラリンピック）：2018年 3月9日～3月18日

概要

2011年 7月6日にダーバン（南アフリカ共和国）で開かれた第123次IOC総会で開催地をアヌシー（フランス）、ミュンヘン（ドイツ）、平昌（韓国）の中から決めることになり、圧倒的大差をつけて平昌が開催地となった。

しかし、このオリンピックは様々な問題点を抱えている。

問題点

圧勝的大差をつけて開催地に決定した理由としては、計画が評判であり、IOCの評価報告書でも高評価。また、大統領がアメリカ各国を歴訪し、支持を取り付けたことが挙げられる。

しかし、以下の問題点が浮かび上がっている。

雪がない^[1]: 平昌は積雪平均37.1cmを観測しているため、この積雪量なら実施する分には問題無いのだが、温暖化により積雪量が減少していることにより、2000年代は26.9cmとスキー場がオープンできる30cmに達していない。このため、気象観測の設備を設置することで成功できるように努力しているようだが、安全面やかさむコストは大丈夫だろうか。
約束の高速鉄道がない^[2]: 招致プレゼンテーションでは、仁川国際空港と平昌の間にKTXの新路線を建設して69分で結ぶとしたが、あまりにも建設費が高額になる上に、オリンピック後の需要が見込めないことから、在来線と一部新線を使用することになり、アクセス時分が93～107分と大幅に増加している。
時間がない^[3]: また、13会場中6会場は新規建設なのだが、2016年 10月に竣工しなければならないのに、2会場の着工が2014年 1月の予定と遅めであり、果たして間に合うかどうか疑問が残る。
金がない: 実際はかなりの施設を新設する計画にもかかわらず、平昌はインフラが整っているとしてソチオリンピックの5分の1の予算での開催を予定している^[4]^[5]。また、そのスポンサー誘致も振るわず、予算確保の道のりは遠いと言われる^[6]。2014年 7月にはIOCに対して援助を直接要請するなど、異例の申し出はIOC委員の驚きを買っている^[7]。