われわれは自分の国に感謝する。
一冊の聖書より、千の漫画と万のキャラクターを信頼する八百万(やおよろず)の大地に生まれたことを。
外人は自らの信じる考えに基づき言った「これは児童ポルノだ。」
彼らは自分達のいうことが必ず正しいといつも思っている。
しかしきみたちの誰もが、漫画は漫画であることをわきまえている。
つまりこれはきみたちを犯罪に走らせる要因にはなりえない。
我らが神様を生み出す漫画家とその勤め先、そして彼・彼女らの道に従う読者にはいつも笑顔と感動がある。
日本には大人向け漫画(Adult comic)「エロマンガ」が存在するということ
そしてそれは紛れも無く浮世絵-春画の関係を受け継いだ、日本絵画表現の極みであることを。
われわれは今、すさまじく入り組んだネット社会の中に暮らしている。
きみたちは、年間どれだけの書籍が生産されているか知っておくべきである。
成年コミックだけでも年400冊近く作られ、その大半が言及されることなく沈黙の彼方に追いやられてしまう
その一方で、消費者の誰もがこれに対して疑問を持たないのである。
可能性の塊は、日の目を浴びる機会にもろくにめぐまれず、埃を被り続けている。
見つけた才能によろこびの声をあげ、みなに喋るのは我ら情報王者の義務の一つである。
われわれはまた、「エロマンガ」なるものも所詮は人の願望にすぎないことを知らねばならない。
こんなにまで便利な隣人(available neighbor)や、おいしそうな幼馴染がいた試しがあるだろうか?
一方で、何故女性作家は皆ハーレムエンドを頑なに拒むのか?「身近な人が一番」とつまらないことを、つまらないオトコとくっつくのか?
この種の欺瞞は、エロマンガという手段においてであれ、受け入れることはできない。
世に知らしめよ。情報社会が情報社会たるゆえんを。
なにかあったら誰もが黙っていないであろうことを。
諸君、これは性戦である。
褒め、貶し、称え、蔑み、庇い、時には許す。
それが情報王者のもう一つの義務である。
最後に。
きみたちの夜に満足と心地よい倦怠がありますように。
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最終更新:2024/04/19(金) 09:00
最終更新:2024/04/19(金) 09:00
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