『悪魔城伝説』とは、コナミから発売されたファミコン用ゲームソフトである。
15世紀、ヨーロッパ。 この暗黒の世に、おそるべき人物がいた。 またのなを、ドラキュラといった。 さつりくをよろこびとし、はかいのかぎりを つくすことに あきたらなくなったかれは、 暗黒と、さつりくの地へと かえていった。 そして自らの野望に狂った王は、ついには その魔の手をヨーロッパ全土にひろげようと はかったのであった。 この地をけがし、血でそめようと・・・ このことをおもくみた正教会は、ただちに 手をうって、ぐんたいをおくりこんだ。 また、かの地でも、ドラキュラにたいして、 たたかいをいどもうとする者たちがあった。 だが、しかし、だれひとりとして いきてもどってきた者は いなかった・・・ なすすべのなくなった正教会は、ついに、 ゆだねることを けついした。 ふるい血すじをもち、いまわしき者たちとの たたかいのなかで いきのびてきたという いちぞくであった。 しかし、そのあまりにも人間ばなれした うとんじられてきた。 そのため、いつしか 人々のまえからすがたをけし、ひさしい間 かれらをみた者は いなかった・・・ 教皇はあらゆる手をつくし ついに、 めぐりあうことができた。 シモン・ベルモンドのじだいを さかのぼること 100余年、 いまここに はじまろうとしている・・・ |
コナミの代名詞的タイトルの一つ『悪魔城ドラキュラ』シリーズの一つで、発売順で見ると4作目となる。
主人公ラルフ・ベルモンドを操り、魔法の力を得て殺戮を繰り広げる狂気の王ヴラド・ツェペシュ、通称ドラキュラを討つ為に戦いを繰り広げる。
またラルフ以外にもグラント、サイファ、アルカードと3人の協力者がおり、所々で発生するステージ選択によっては彼等を救出し仲間とする事が出来る。ただし連れて行ける仲間は1人のみ。
ゲームとしては前述のステージ選択や、連れて行った仲間によってエンディングの内容が変化する(いわゆるマルチエンディング)を取り入れているなど、中々時代を先取っていた。
またVRC6という拡張音源チップが内臓されていて、ファミコンとは思えぬBGMは今なお評価が高い。
コンティニューやパスワードは導入されているものの、アクションゲームに不慣れな初心者にとっては、やや敷居の高さを感じてしまう。しかし、洗練されたステージと重厚なBGMやストーリーはプレイする価値があり、やりがいのあるゲームバランスとなっている。
2009年4月21日よりWiiのバーチャルコンソールにて配信が開始されている。BGMも完全再現されているので是非プレイして頂きたい。
上述した通り、本作には幾つかステージ分岐がある。
ステージ1クリア直後、時計台もしくは森へのルート選択を迫られる。
時計塔にいるグラント救出についてはルート的に寄り道になってしまうが、仲間にすると非常に楽(理由は後述)。
更にステージ3『森』とステージ5『地下道』の道中でもルート分岐がある。
それぞれのルートでは、サイファとアルカードを救出する場面が含まれているので、それぞれ「サイファルート」「アルカードルート」とも呼ばれる。
シモン・ベルモンドの先祖。本作の主人公。
基本的な動作ができ、数々のサブウエポンを使いこなす。最もオーソドックスな性能。
時計台を攻略することで仲間に出来る、ワラキアきっての身軽な男。
通常攻撃はハート消費無しでナイフ投げ(連射不可)。サブウエポンは斧と時計のみ使用可能。
(ネタバレ:ラルフと比較して防御力が低いという弱点を抱えるものの、移動速度が他キャラクターより速く、ジャンプ力も高い。そして天井や壁に張り付くことが出来る上、そのまま攻撃・移動も可能というとんでもないチート性能を誇る。全キャラ中唯一空中制御が可能なので、落下死の危険性が少ないのも大きなメリット。)
白いローブに身を包んでいるせいで、外見上よくわからない僧侶。
防御力が低く通常攻撃はリーチが短い。しかし専用のサブウエポンが用意されていて、その性能は目を見張るものがある。
(ネタバレ:幼い頃よりヴァンパイア・ハンターとして育てられてきた魔法使いの女性。彼女を連れてクリアすると・・)
ワラキアを恐怖に陥れたドラキュラ、その息子である。狂った父を打ち滅ぼさんと協力者を探していた。
ドラキュラシリーズではすっかりお馴染みだが、実は本作が初登場となる。外見は今のようなイケメンではなく、ただのオッサンである。
ハートを消費することでコウモリに変化することが出来る。変化中は自由に空を飛び回れるので、場合によってはグラント以上のショートカットが可能。
(ネタバレ:かなり癖の強いキャラクターで、使いこなすには熟練を要する。しかし「アルカードルート」は彼の能力をフルに使わなければ攻略は難しい。グラントも居ない場合、脅威の難易度が味わえるだろう。)
以下の動画を見ると非常に簡単そうに見えるのだが、プレイ経験がある者なら驚愕する事と思われる。
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最終更新:2024/03/29(金) 16:00
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