『戦国無双 Chronicle』とは、ニンテンドー3DS向けに発売されたアクションゲームである。2011年2月26日に、3DSの発売と同時にローンチタイトルとしてリリース。続編として『戦国無双 Chronicle 2nd』が2012年9月13日に発売予定。
自分の分身となるオリジナルプレイヤーキャラクターを操り、戦国時代の物語を駆け抜けて行くという内容。
従来のような、武将それぞれのストーリーは存在しない。まさに『Chronicle=年代記』的な作品。
ローンチタイトルとしては異例の2GBROMカードを採用し、携帯機でありながら従来作品に登場したほぼ全ての武将を登場させ(石川五右衛門、宮本武蔵、佐々木小次郎は未登場)、会話・イベントもフルボイスで展開するというボリュームを実現した。
また、それらもさることながら、3DSの下画面を利用した『武将切り替えシステム』や史実の重厚さと無双武将たちの熱いキャラを生かしたシナリオなどがファンからの高い評価を得ており、初動12万本から口コミでじわじわと売上を伸ばし、国内で18万本を売り上げるヒットを記録した。(4gamerインタビューより)
一方で、携帯機ではあるがローカル通信によるマルチプレイには非対応。
また、ハード立ち上げ初期ということもあってか、表示される敵の数は従来作に比べるとかなり乏しい。
しかし、コーエーテクモも今作の評判に手応えを感じたのか、同じようなシステム(武将切り替え、オリジナルキャラクター)を採用した上にマルチプレイにも対応した『真・三国無双VS』を発売した。
本作の目玉。
プレイヤーを含む4人の武将で戦場へと繰り出し、それらを随時切り替えて操作しつつ戦場を制覇して行くというシステム。
本作では、上画面には従来どおりのプレイ画面が展開されるが、マップが下画面に表示され、そこに、味方武将のそれぞれの位置が表示される。
武将のアイコンをタッチすることで、戦場に点在する味方武将それぞれにスムーズに切り替えることが出来る。
これによって、1人の武将で戦場を走り回ってミッションを遂行するという、「お使い感」が否めなかった従来の戦国無双のスタイルのストレスが大幅に解消されている。
操作していない武将には移動指示などを出すことが出来、例えば一人の武将でミッションをこなす間にもう1人の武将に次のミッションの場所に行っていてもらうなど、戦略性が増している。
が、何故か「待機」の指示だけはないなど、若干穴がある設計となっている。
Chronicleの名に違わず、史実の戦国時代を駆け抜ける主人公の視点でシナリオが進んでいく。
関東の動乱を皮切りに、信長・秀吉・家康を中心として泰平へと動いていく戦乱の時代の中を駆け抜けるシナリオは、40人の無双武将がどのように戦国時代を生き、そして死んでいったかが丁寧に描かれている。
また、大筋のシナリオとは別に武将ごとのイベントも搭載。その数は40人☓10個前後と下手なギャルゲーを凌ぐイベント量。内容もシリアスなものからお笑い系まで幅広く、特筆すべきは「兼続と天正大判(直江兼続)」「四国の蓋(長宗我部元親)」など、今に伝わる伝承や逸話などを無双風にアレンジして取り込んでいる点が挙げられる。あと毛利先生。
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最終更新:2025/12/08(月) 03:00
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