探査機「はやぶさ」とは、日本の小惑星探査機(工学実験探査機)である。
2003年5月9日、宇宙科学研究所(現・宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究本部。略称 ISAS/JAXA)によって、鹿児島県の鹿児島宇宙空間観測所(現・内之浦宇宙空間観測所)から打ち上げられた。
「小惑星(イトカワ)までイオンエンジンを使った飛行を行い、自律的に小惑星に近づき、その表面から、物質のサンプルを持ち帰ること」
その課程において、具体的には下記の4つのミッションを行う。
地球への帰還時期は、トラブルが続いたことにより2007年6月から2010年6月へと変更された。なお、イトカワで採取した試料を地球に投下した後、当初の予定になかったミッション《本機の大気圏突入》を行う。これは、JAXAの「軌道予測システム」(地球に衝突する恐れのある小惑星の軌道やその確率・時間を解析するシステム)開発のため、大気圏突入時のデータを利用するというもの。本来は試料投下後に地球の軌道を外れ、永遠に旅立つ予定だった。しかし姿勢制御系エラーによるカプセル投下精度低下を補うために、離脱不可能な距離でカプセルを切り離すこととなる。そして、本機は燃え尽きることが決定している。
「世界で一番の『はじめてのおつかい』」 「でも、2度と『おつかい』には行けない」
- 関連動画を見た視聴者によるコメント-
ところで、はやぶさプロジェクトを受け継ぐ形で、「はやぶさ2」の開発計画がある。しかし、本機の打ち上げ直後から予算の問題で常に苦しい状況に置かれている。作家の松浦晋也のような著名人の呼びかけや有志によるはやぶさまとめサイトだけでなく、本家サイトでも切に応援を求めているのが現状である。
なお探査機「はやぶさ」に関する専門的なことについては、タグ検索でヒットした動画、公式サイト及びWikipedia記事を参照されたし。
1998年に、アメリカのLINEARチーム(マサチューセッツ工科大学リンカーン研究所の地球近傍小惑星探査チーム)が発見した小惑星の一つである。当初は、(25143) 1998 SF36という名前であった。
上記小惑星が、はやぶさの目的地に決まった段階で、旧宇宙科学研究所が日本のロケット開発の父である糸川英夫の名前を付けてくれるようLINEARに依頼した。その後、国際天文学連合の承認を経て「(25143) 1998 SF36」から「25143 Itokawa」(通称:イトカワ)となった。
選ばれた理由としては、技術的工学的観点から見て、地球から小型ロケットで、かつエネルギーが小さくても行ける距離に存在する、という事情があげられる。
ちなみに、小惑星は惑星が誕生するころの記録を比較的よくとどめている化石のような天体だといわれている。従って、調査をすることで、惑星の成り立ちや当時の太陽系の様子などの手がかりにつながる可能性がある。
ニコニコ動画では"小惑星探査機「はやぶさ」"に関して、非常に数多くの紹介動画や応援動画、そしてそれを目的としたいわゆるMAD動画も投稿されている。
しかし、初期においてそれらについていたタグ「はやぶさ」では、他の題材(寝台特急列車やプロレスラー、戦闘機等)もリンクされてしまい、探査機の「はやぶさ」に関する動画を探すのに一苦労する、という大変不便な問題があった。
そこで、そうした混乱を回避する為に、"小惑星探査機「はやぶさ」"に絞ったタグとして提案されたのが、本項の"探査機「はやぶさ」"タグである。有志によって広められ、現在は実写・擬人化を問わず、関連する動画にデフォルトタグとして付けられるようになった。
資金難に悩まされながらの開発と打ち上げから始まり、各種システムの不調や故障、燃料漏れ、通信途絶・・・極限の状態で次々に降りかかってくるトラブル。数々の困難をくぐり抜けて満身創痍でミッションの遂行を続ける探査機「はやぶさ」。軌道の魔術師こと川口淳一郎プロジェクトマネージャーを筆頭とする運用チームの中の人の意地と努力。こういったことを背景とし、関連動画を見た視聴者の中には、「泣いた(´;ω;`)」「絶対に帰って来いよ!」「がんばれ!」といったコメントを残す人も多い。
公式動画の最後に流れるクレジットには、2ちゃんねると大正製薬の名前がある。前者は、天文・気象板にて継続している「小惑星探査機はやぶさ」スレッドを中心とした支援動画・カキコミに向けたもの、後者はイトカワへのタッチダウン(2回目)時の公式実況ブログにおいて、更新担当者の机の上にリポDが増えていく様子が話題になり、担当者宛に大正製薬からリポD2カートンが送られたというエピソードに向けたもの、と思われる。
2009年11月9日にイオンエンジンの異常が見つかり、帰還ミッション達成が一部で絶望視されていた。しかし11月19日、JAXAはやぶさチームは2つのイオンエンジンの稼動可能部分を使用して2台で1台分の推進力を得るというウルトラCを駆使することに成功した!
http://www.jaxa.jp/press/2009/11/20091119_hayabusa_j.html
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| 探査機「はやぶさ」タグの最古の作品。 | JAXA製作による「はやぶさ」公式動画の1つ。 少し長いので、閲覧時には何か飲み物を用意し、 またーりとリラックスしながら見るとよいでしょう。 |
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| 後継機に関する動画の例として掲載しました。 内容は「はやぶさ」も含んでいます。念の為。 |
さだまさし「案山子」を使ったはやぶさ応援動画。 | |
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| さだまさし「案山子」の初音ミクバージョンの応援動画。 | 「ニジイロ*アドベンチュア」(ささくれP作詞・作曲)と JAXAの公式動画を使用した応援動画。 映像と楽曲のシンクロ率は、きっと882.3%。 |
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| 2009年11月9日のトラブル。地球への帰還は 今度こそだめか、と絶望視されたが再び復活! 絶対に諦めない。それが、はやぶさクオリティ。 |
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最終更新:2025/12/10(水) 04:00
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