救急戦隊ゴーゴーファイブ

人の命は地球の未来！燃えるレスキュー魂！ 救急戦隊！ゴー！ゴー！ファイブ！！ 出場ッ！！

救急戦隊ゴーゴーファイブとは、1999年から2000年にかけてテレビ朝日系列で放映された
燃えるスーパー戦隊シリーズ第23作目である。

概要

「地球戦隊ファイブマン」に続く兄弟戦隊。
当作品は戦隊のみならず敵側組織も兄弟であり、双方の兄弟に纏わるエピソードが描かれる。

また、テーマが消防、災害救助である為に様々な専門用語が飛び出して来たり、
（例：着装、現場→”げんじょう”　出場→”しゅつじょう”等。）
巨大ロボ等のメカニックにおいても消防車や救急車等がモチーフとなっているのが特徴。
演出においてもマスクのゴーグル部分が透けて素顔が見えるといった描写がなされ
出演者からは「これはドラマではなく、ドキュメントである」と言わしめた。

余談であるが、「ゴーゴーファイブ」という名称は元々は「大戦隊ゴーグルファイブ」の企画段階での
没ネーミングであり、本作ではこれを流用した形となっている。

※その他諸々に関してはwiki等のサイトや関連書籍等を参照されたし。

登場人物

救急戦隊ゴーゴーファイブ／巽兄弟

巽＝タツミと読む。江戸時代からの火消しの家系の一家である。
5兄弟は全員が消防士、警察、救急救命士など、人命救助に携わる職に就いていた。
父親である巽モンド博士によって「救急戦隊ゴーゴーファイブ」に任命される。
災魔一族が引き起こす大災害に対して「アンチハザードスーツ」を”着装”して立ち向かう！

ゴーレッド

巽　纏（マトイ）　演：西岡竜一朗

巽家長男にしてゴーゴーファイブのリーダー。元消防局レスキュー隊員。 強靭な精神力の持ち主であり、責任感も強い。「気合」が口癖の熱い兄貴。 余りの熱さに「未来戦隊タイムレンジャー」のタイムレッド／浅見竜也も感化されてしまった。 スーパー戦隊シリーズの「松岡修造」「炎の妖精」として名高い・・・のかもしれない。 ちなみに、矢沢永吉の大ファンである。 着装するアンチハザードスーツは火災現場での消火や人命救助向けに設計されている。 火災現場で長く活動出来る様に、酸素や電源が多く搭載され、耐熱・耐冷性に優れている。

ゴーブルー

巽　流水（ナガレ）　演：谷口賢志

巽家次男にしてサブリーダー格。元・消防局化学消防班員（研究スタッフ）であった。 頭脳明晰であり、冷静沈着。兄弟の良きまとめ役でもある。 父のモンド博士の科学者としての血を5人の中で一番受け継いでおり、 様々なツールの開発に携わっている。 着装するアンチハザードスーツは消火活動におけるあらゆる情報が記録されており、 消化剤、メカ・機材の情報を瞬時に検索・表示する事が可能である。

ゴーグリーン

巽　鐘（ショウ）　演：原田篤

巽家三男。消防局航空隊でヘリコプターの操縦を担当していた。 5人の中ではムードメーカー。自分の信念を貫き通す頑固さと 災魔と心を通わせようとする等の優しさを持ち合わせている。 着装するアンチハザードスーツは航空機のGに耐えられる。 高層建築物での災害に備え世界中の空港の管制塔や 航空機との無線連絡を取れる様に強化設計されている。

ゴーイエロー

巽　大門（ダイモン）　演：柴田賢志

巽家四男。元・警察官であり、階級は巡査。 泣き虫であるが、兄達に追い付こうと根性で、努力を重ねてきた。 牛乳が大好きであり、牛乳を飲むと、普段の倍以上の力を発揮する。 「番田流格闘術」の使い手でもあり、着装せずにサイマ獣と戦い、倒した事もある。 着装するアンチハザードスーツは災害時に人々をスムーズに避難させる事を目的に 警察との無線連絡等のデータリンク機能に優れている。 余談であるが、「戦隊Vシネマ」への出演が今現在四作品と最多である。

ゴーピンク

巽　祭（マツリ）　演：坂口望二香[現：柴田かよこ]

巽家長女にして末っ子。元・救急救命士。 職業柄、人の命の重みを人一倍知っており、弱者を虐げる卑怯な行いを許せない性格。 しっかり者であり、家事においてはマトイらの母親代わりを務めている。 風呂上りにバスタオルを巻いたサービスシーンを見せた事もあった。 着装するアンチハザードスーツは怪我人・急病人の体調がすぐ診断可能な設計であり、 応急処置・対処方法も瞬時に判る様になっている。

協力者

巽　世界（モンド）博士（演：マイク眞木）

巽兄弟の父親。 災魔一族による大災害を察知し、長期間の月日をかけて
アンチハザードスーツ、99マシン等の装備の開発を進め、大災害に備えて来た。
息子らの職場へ”勝手に”退職届を出し、ゴーゴーファイブに任命するという強引な手を使った。
暢気な性格であるが、単身、敵に立ち向かうという熱血ぶりを見せる事がある。この親にしてこの子あり・・・という事だろう。

アナライズロボ・ミント（声：相田さやか）

モンド博士のサポート役であるロボット。普段はベイエリア55に居るが、
緊急時にゴーライナーを操縦した事があった。

速瀬京子（演：宮村優子）

ショウの先輩である宇宙飛行士。ゴーゴーファイブに助けられて以来、彼らに憧れている。
エンジニアとしての一面もあり、モンド博士のサポートを務める事も多い。
6人目の戦士が出てこない本作であるが、OV「激突！新たな超戦士」にて「ジークジェンヌ」に着装している。

災魔一族

本作品の敵組織。地球に大いなる災いを引き起こし、破壊しようと企む悪魔の一族。
惑星配列（グランドクロス）で大魔女グランディーヌを降臨させる事が狙い。居城は北極にある魔宮サイマパラディコ。

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冥王ジルフィーザ（声：中村大樹）

災魔4兄弟の長男。率いるサイマ獣は天属性を持つ。
「冥王」の名は八卦衆の・・・では無く災魔一族においては最高司令官としての肩書きである。
人間に対しては冷酷であるが、兄弟や母のグランディーヌに対しては深い愛情を見せる。

獣男爵コボルダ（声：乃村健次）

災魔4兄弟の次男。力押しの作戦を好む所謂「脳筋」タイプ。地の属性のサイマ獣を操る。
ジルフィーザやディーナスに対しコンプレックスを抱いている節が見受けられる。

邪霊姫ディーナス（演：平沢草）

災魔4兄弟の長女。配下のサイマ獣は水の属性を持つ。
よく人間態に変身し、人間界で諜報活動を行う。

童鬼ドロップ（声：闇村悠ノ介）／龍皇子サラマンデス（声：緑川光）

災魔4兄弟の末っ子。まだ赤ん坊であるが、火の属性のサイマ獣を操る。
後に急成長を遂げ、サラマンデスとなり、ゴーゴーファイブを苦戦させた。

呪士ピエール（声：松野太紀）

災魔一族に仕えている執事。カードを使って倒されたサイマ獣を死霊化し、巨大化させる役回り。

大魔女グランディーヌ（声：山田美穂）

災魔四兄弟の母にして一族の女王。自分の子供を手駒として、使い捨てにする等冷酷な性格。
一度降臨に成功したが、ゴーゴーファイブに邪魔されて不完全な姿となってしまった。

装備・メカニック

巽兄弟は「ゴーゴーブレス」で「着装！」のかけ声でアンチハザードスーツを着装し、ゴーゴーファイブへと変身する。

ロープ	５人全員が持っているロープ。レスキュー用の他にも戦闘に使われ、 実際のレスキュー隊のロープを使った動きを組み合わせた様な攻撃方法を取る。
ファイブレイザー／ レイザーグリップ	５人の共通装備である光線銃。 銃形態である「ガンモード」と打撃武器の「スティックモード」の２通りに変形可能である。 柄の部分は「レイザーグリップ」であり、各種装備や９９マシン等の巨大メカ操縦の際に用いられる。
ライフバード	ベイエリア55からゴーゴーファイブの呼びかけに応じて飛来してくる鳥型メカ。 ５つのレスキューツールに分離出来、人命救助に利用される他、 ５つのパーツを組み替える事で必殺武器を放つ「ブレイカーモード」に変形出来る。
ブイランサー	モンド博士によって新しく開発された薙刀状の新兵器。 「ブイスラッシュ」と「ブイブーメラン」の技を放つ事が可能である他に レイザーグリップを組み合わせる事で「ブイマシンガン」形態になる。
Ｖモードブレス	3桁のコードを入力する事で様々な特殊機能を使用出来る新装備のブレス。
ゴーブラスター	ナガレによって開発された新装備。 光線を発射出来る「ノーマルモード」、救助活動に使用出来る「レスキューモード」、 更にはＶモードブレスを組み合わせる事で「ハイパーモード」・・・の３形態に変形する。

 ※他にもナガレによって様々な装備が開発されて災魔一族に対して威力を発揮している。

必殺技

カラミティブレイカー	ライフバード・ブレイカーモードを５人で構え、必殺光線を放ちサイマ獣に止めを刺す 初期の必殺技。
ビックブイバスター	後期から登場した必殺技。ブイマシンガンを空に向けて一点集中射撃を行い 生成した光弾をサイマ獣に命中させ、粉砕する。
ハイパーファイブ	ゴーブラスターハイパーモードを５人一斉に放つ技。 状況に応じて「ビックブイバスター」と使い分けられた。

巨大戦力

各種巨大メカは、東京湾にある「ベイエリア55」より列車型マシンである「ゴーライナー」 に搭載され
出撃する。ゴーライナーは後にマックスシャトルと合体する事で飛行可能となった。

ビクトリーロボ	5機の99マシンが「緊急合体」する事で完成するロボ。 プラスエネルギーを持っており、マイナスエネルギーを持つ 通常の巨大化サイマ獣に対し効果を発揮する。 武装は消火にも使われる「インパクトガン」、剣「ブレイバーソード」。 中でも特筆すべき装備はレッドラダーの梯子部分にあたる「ラダーアーム」。 伸縮可能なアームで「連続ラダーボンバー」、「スクリュースピンラダー」等の技を繰り出せる。 必殺技は「剣よ！光を呼べ！」の掛け声と共に放つ「ビクトリープロミネンス」。 但し、プラスエネルギーを持つゴレムサイマ獣には歯が立たないのが弱点。
ビクトリーウォーカー	5機中3機の99マシンが合体して完成する二足歩行メカ。 （ブルースローワー、イエローアーマー、ピンクエイダー） レッドラダーやブルースロワー等の車両が進入出来ない悪路での消火活動にて活躍する。
グランドライナー	ゴーライナーが「連結合体」する事により完成する超巨大ロボ。 ビクトリーロボで対処不可能であるゴレムサイマ獣に対して威力を発揮する。 武装は右肩部のライナーガトリングと左肩部のミサイルポッド・ライナーホーミング。 必殺技は「怒りの拳よ、灼熱の嵐を呼べ!」の掛け声と共に ライナーガトリングとライナーホーミングを両拳に装着しパンチを浴びせる「グランドストーム」、 ライナーガトリングとライナーホーミングを一斉射撃する「グランドファイヤー」、 胸部から放つ必殺光線「ライナープラズマビーム」・・・・の三種類ある。 欠点は2つあり、稼動の際に電流エネルギーが逆流しコックピットに流れ込み 操縦している５人にダメージを与えると言う物があったが、これは後に改善されている。 もう一つは、プラスエネルギーを放たない為に逆に通常のサイマ獣に対しては 苦戦を強いられてしまう点である。
マックスシステム／ ライナーボーイ	中盤から搭乗したゴーゴーファイブの支援システム。（声：山岸功） マックスライナーとマックスシャトルに変形出来、 「特急武装」でロボ形態の「ライナーボーイ」へ変形する。 6人目の追加戦士が登場しない本作であるが、一応、彼が6番目の戦士として位置付けられている。 高性能なＡＩが搭載されている為、言葉を話したりする事が可能で、勇者ロボを思い起こさせる。
マックスビクトリーロボ	マックスシャトルがビクトリーロボと「マックスフォーメーション」により合体した形態。 爆発エネルギーをパネルで吸収し、自身のエネルギーに変換する能力を持つ。 武装はマキシマムキャノン、Ｖマックスキャノン、インパクトガン。 必殺技は全武装を一斉射撃する「マックスノバ」。
ビクトリーマーズ	5機のマーズマシンが流星合体する事により、「ビートルマーズ」となり、 「ビートルマーズ」がライジングフォーメーションで変形し、完成するロボ。 宇宙空間や深海、暗黒サイマゾーンでの戦いを得意とする。 武装はジェットランスと腕部のビーム砲・マーズラピッド。 ビクトリーロボのブレイバーソードも使用可能である。 必殺技はジェットランスで切り裂く「マーズフレア」 ブレイバーソードで「剣よ、紅蓮の炎を呼べ!」のかけ声で放つ「マーズプロミネンス」。

  

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外部リンク

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関連項目

• 特撮
• 特撮作品一覧
• スーパー戦隊シリーズ
• 星獣戦隊ギンガマン（前作）
• 未来戦隊タイムレンジャー（次回作）
• 消防
• 警察
• レスキュー
• 気合
• 炎の妖精
• 松岡修造

 

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