数学ガールとは、結城浩による数学を題材にした《理系にとって最強の萌え》小説である。
主人公である高校2年生「僕」を中心に、ミルカ、テトラ、ユーリ、リサといった美少女達が、
一緒になって「ひとあじ違う数学」に挑みながら、人として成長していく姿を描いたいちゃいちゃハーレム学園ラブコメ《数学・青春・物語》。
元々インターネット上で「ミルカさんシリーズ」などがWeb版として発表されていたが、後にソフトバンククリエイティブから書籍版が発売。現在最新刊は第4巻「乱択アルゴリズム」が発売中のほか、iPad版やコミックスなど幅広くメディア展開が行われている。
内容としては数学を取り扱った読み物となっており、そのレベルは小学生でも解けるものから数学者でも難解なものまで様々である。その為理解に苦しむこともあるかもしれないが、結城先生はこう書き記している。
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”もしも、数式の意味がよくわからないときには、数式はながめるだけにして、まずは物語を追ってください。 テトラちゃんとユーリが、あなたと共に歩んでくれるでしょう。” ―「数学ガール フェルマーの最終定理」 はじめに― |
入学式の日に「僕」が出逢った美少女は、挨拶代わりに数列を投げかけてきた。
1年後、「僕」は校門で入学して間もない彼女から、「数学を教えてほしい」という手紙を受け取った。
「僕」、ミルカさん、テトラちゃん。放課後の図書室で、教室で、喫茶店で……3人が織り成す、数学のワルツ。
<オイラー生誕300年に捧ぐ魅惑の数学物語。>(帯文より)
「僕」の従妹ユーリ。星の話から、数学の話へ、そして彼女にも数学の面白さが伝わっていく。
ミルカさん、そしてテトラちゃんと考える整数の《ほんとうの姿》。
群論は明日だ―――そうミルカさんは言った。その約束は、守られなかった。
<フェルマー、そしてワイルズに捧ぐ。>(帯文より)
「正直者は誰?」というクイズから「無限」の話まで。「僕」達は《数学を数学する》。
「双蔵図書館」で繰り広げられる、ゲーデルが示した道筋を辿り行く、大きな旅。
ミルカさんが伝えた、一つの決意。そして「僕」が抱く、一つの想い。そしてまた、新しい春が来る。
<ゲーデル、そしてすべての数学者に捧ぐ。>(帯文より)
確率とコンピュータの不思議な関係。新入生「リサ」を加え、また新たな数学の謎に「僕」達は挑む。
そしてまた、「僕」が、ミルカさんが、テトラちゃんが、ユーリが、リサが、それぞれが解かなければならない問題。
夏を迎えるその前に、「僕」達は一つ、歩みを進める。大きな約束のしるしを胸に。
<「僕」と四人の少女が、乱択アルゴリズムの世界に挑む魅惑の数学物語。>(帯文より)
各キャラクターの特徴は書籍版に準じている。
なおコミックス版は作画担当者が複数いる為、その作品に応じて若干の違いがある。
本作の主人公。高校2年生。天然ジゴロ。基本的にこの作品は「僕」の視点で語られる。
メガネをかけている、ということ以外に見た目に関する情報がない。おそらくイケメン。
数学は得意だが人付き合いは苦手。
本作のヒロインの一人。高校2年生。数学を得意とする《オイラー萌えの才媛》。
メタルフレームのメガネをかけている。黒髪ロングヘア。背は比較的高くすらりと伸びている。
入学式の日、桜の木の下で「僕」に数列を投げかけてきた。以来、「僕」と一緒に数学を旅している。
本作のヒロインの一人。高校1年生。数学に一生懸命な《妹キャラの元気少女》。
メガネはかけていない。髪は短め。小柄で目が大きい。「僕」曰くリスや子猫のような見た目らしい。
入学してきた4月末、「僕」に手紙を渡して「数学を教えてほしい」と頼んできた。以来、「僕」と一緒に数学を旅している。
本作のヒロインの一人。中学2年生。《猫語・ポニテ》で、「僕」のことを『お兄ちゃん』と呼ぶ従妹。妹を何人作る気だ(
メガネは勉強する時などにかける。栗色(ときに金色)のポニーテール。スリムで、ジーンズをよくはいている。
「フェルマーの最終定理」から登場。
昔から「僕」とよく遊んでいた。休みの日は「僕」の部屋に来て本を読むのが習慣。
あるときから数学に興味を持ちだし、「僕」と一緒に数学を旅している。
高校1年生。ノートブック・コンピュータを常に持ち歩き、パソコン操作を得意とする《コンピュータ少女》。
メガネはかけてない。肩まで伸びた炎のような真っ赤な髪。無造作に切り落としたようなヘアスタイル。
「乱択アルゴリズム」から登場(他のキャラは学年が1つ上がっている)。双蔵博士の娘。母とはうまくいっていない様子。
ハスキーボイスで、時折無音で咳き込むことがある。
ミルカの友人。高校2年生。ピアノ愛好会「フォルティティシモ」会長。「僕」やミルカとは別のクラス。
メガネはかけていない様子。ミルカと同じくらいの美少女。関西弁。
「僕」を「あんた」、ミルカを「ミルカたん」、テトラを「テトラっち」と呼ぶなど、かなりフランク。
「僕」達の通う高校に努める高校教師。「僕」曰く、かなりの変わり者。
「僕」達に数学の問題が書かれたカードを渡してくる。
ただ、内容は基本的に数式のみ。問題そのものから考えさせるようなやり方らしい。
図書室の司書。濃い色のメガネをかけている。
下校時刻になると図書室の真ん中に来て「下校時間です」と宣言する。
高校2年生。「僕」やミルカと同じクラス。
成績トップ、スポーツ万能。「僕」がいない時にミルカの相手をしているが、辟易としているらしい。
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最終更新:2025/12/09(火) 23:00
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