新宿のアヴェンジャー 単語


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シンジュクノアヴェンジャー

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新宿のアヴェンジャーとは、ソーシャルゲーム『Fate/Grand Order』に登場するサーヴァントである。

サーヴァントについてはサーヴァント(聖杯戦争)の記事を参照。

CV:竹内良太
イラスト:下越 / 設定制作:東出祐一郎

概要

2017年2月24日より配信されたメインシナリオ第1.5部「亜種特異点Ⅰ新宿幻霊事件」に伴って実装された。レアリティは☆4。

略称は「新アヴェ」「新讐」。見たまんま「わんわん」「わんこ」と「上の人」と呼ばれることもある。

新宿メインシナリオ13節クリアで真名が開放される。それまではマテリアルが閲覧不可になっている。解放前でも絆レベルは通常通り上げられるため、絆レベルを上げた後に真名開放するとその分のマテリアルがまとめて開放される。(2019年以降配信のメインシナリオや新規イベントでは真名が表示されることが公式から告知されている)。

巨大な狼とそれに騎乗する首なしの騎士」という異形めいた姿のサーヴァント。ボイスも全て鳴き声や唸り声である。
戦闘グラフィックが横に大きい。騎乗鯖(槍アルトリアやイスカンダル等)よりもさらに横に長く、戦闘時の立ち位置では狼の頭が通常のサーヴァントの場所にある。編成によっては右隣に置いたサーヴァントが下半身のもふもふに埋もれて姿が見えなくなる。 イヴァン雷帝や項羽などの大型サーヴァントと並べると一体どっちが敵なのかよくわからない絵面に。
3回目の霊基再臨で「上の人」の外見が大幅に変化し、通常攻撃のモーションも変化する。ヒット数は全段階で共通。
ちなみに静謐のハサンの宝具演出(毒のキス)は上に乗っている首無し騎士の方に行われ、BBちゃんの宝具(注射)は狼に刺さる。予防注射

敵対する際は有利クラスであり即死耐性の高いムーンキャンサー、すなわちBBちゃんを起用するのが最も手っ取り早い。イベント配布版のBBちゃん(☆4・ムーンキャンサー)はスキル構成面でも有利に立ち回れるだろう。自カルデアにBBちゃんがいない場合はフレンドから連れて行くことになるが、その場合はダメージ特攻が狙えるサーヴァントを自前で編成しておくとよい。「男性」で「混沌・悪」、「人型」と「獣」の両方に該当するため刺さる特攻範囲は意外と広い。

全体的に限定サーヴァントが多いアヴェンジャーの中では唯一(2019年3月現在)、「序盤から召喚できる可能性がある恒常[1]サーヴァント」である。
しかし霊基再臨3回目で「魔術髄液」(亜種特異点Ⅰ・新宿以降で入手可能)を、再臨4回目とスキルレベル上げに「呪獣胆石」(第1部7章・バビロニア以降で入手可能)を使用するため、召喚したタイミングによっては素材が入手できなくて再臨できない……ということも。「魔術髄液」は期間限定イベントのショップに並ぶこともあるのでそれを狙っていくのも一つの手だろう。
スキルレベル上げについては、アヴェンジャー共通の特徴として「再臨にも使われる素材」だけを使用するので手持ちの他サーヴァントの再臨状況と相談しながら上げて行くとよい。

幕間の物語・強化クエストともに未実装。

真名

※1.5部一章『新宿幻霊事件』 ネタバレ注意。

ヒント
・「狼」と「首なし騎士」
・二人は時代と地域は近いが無関係
・もはや真名が隠されたサーヴァントの中でトップクラスでわからない

真名は「へシアン・ロボ」。本来は無関係であるはずの「幻霊」同士の融合体なので、見た目から真名が推測できないのもやむなしである。

狼王ロボ 出典:動物物語 狼の王ロボ(青空文庫)
「シートン動物記」に登場する家畜を食い荒らしたハイイロオオカミ。カランポー平原の牧草地にて五年間で二千頭もの牛を食い殺し、一晩で二百五十頭の羊を殺戮したと描写されている。ハンターによる毒や罠、銃などで攻撃されるが意にも介さなかったという。彼を駆除するよう要請されたアーネスト・シートンは番である白き狼ブランカを罠として使用し捕獲した。捕らえられたロボはその後与えられた餌を食べることなく人間達を恨んで死んだ。
ロボ(Lobo)とはスペイン語で「狼」を意味する。彼の妻であるブランカ(Blanca)は同じくスペイン語で「白い」という意味を持つ。
再三シナリオ中に念押しされているが、このロボ自体はただの狼で、「実は魔獣や幻獣だった」という話や「生前から巨大な狼だった」という話は無い。

へシアン 出典:スリーピー・ホローの伝説(青空文庫)
へシアンとはアメリカ独立戦争時にイギリス軍に雇われたヘッセン大公国出身のドイツ人傭兵のこと。砲撃で頭を失った後も自分の死に気づかず戦った名も知れぬ兵士「スリーピーホロウ」の伝説で知られる。ロボにとっては元人間だが自己主張はしないし自動で攻撃してくれるので背中に乗せるのに不満はないらしい。

ジャック・グリフィン 出典:透明人間(青空文庫)
H・G・ウェルズの小説『透明人間』の主人公。透明化の薬を開発した科学者。「透明化の概念」を抽出しただけの装備品に近い扱いで、表に出てくることはない。「亜種特異点Ⅰ」シナリオ中敵対する時には彼に由来するスキル「インビジブル」(毎ターン発動、回避(1回)状態を付与)を使用してくるが、カルデアに召喚されるほうのヘシアン・ロボは現時点で回避スキルは未所持。

3名とも方向性は違えど人間への復讐心を持っており、正義を持って制裁するのではなく、憎悪による復讐を望んでいる。

カルデアに召喚された名前には「ヘシアン・ロボ」としかないものの、マテリアルには「出典:伝承、史実、小説」「性別:男性・雄・男性」と"一頭と二人"の存在が示唆されている。グリフィンは自意識を確立できるほどの霊基数値を得ていない模様。

「人間」そのものへの憎しみを抱えているという性質上、主人公に対しても絆Lvの低いうちは敵対的、絆Lvを上げることでようやく態度が軟化する。
また、イベントシナリオにもほとんど登場しない。2017年夏のイベント「デスジェイル・サマーエスケイプ ~罪と絶望のメイヴ大監獄2017~」にてロボが警帽をかぶりヘシアンの首があるべき部分にパトランプが乗った姿をした「DOG(どっちが・お前ら・ご主人様?)ポリス」なるものが登場しているが、これは完全に本人(?)とは別物。女王メイヴが作った"無敵の警備システム"がこの形になっただけとのことである。
幕間の物語もまだ実装されていないため、彼らが登場するイベントは実質的にバレンタインのみ。主人公には(狼には有毒であるはずの)チョコレートを持ってくるように要求するが、その理由は……。

サーヴァントとしての能力

ステータス

  • クラス:ライダー→アヴェンジャー
  • 身長/体重:181cm・99kg
    首なし騎士の"首を除いた"値。狼の方は現実より巨大化し、3mほどになっている。
  • 出典:「シートン動物記・スリーピーホロウ・透明人間
  • 地域:アメリカ
  • 属性:混沌・悪   カテゴリ:地
  • 性別:男性・雄・男性
  • パラメータ :
    筋力:A+ 耐久:B+ 敏捷:A+ 魔力:E 幸運:D 宝具:B+
  • スキル
    復讐者:A 恨み怨念が溜まりやすい。人間滅ぼすべし。
    自身の被ダメージ時に獲得するNP獲得量をアップ
    自身を除く味方全体<控え含む>の弱体耐性をダウン【デメリット】
    忘却補正:B 憎悪を決して忘れることはない。
    人類史に刻まれた醜い疵痕としていつまでも残り続ける。
    自身のクリティカル威力をアップ
    自己回復(魔力):B 人間の作った世界が存在する限り憎悪を牙とし餌を喰らい続ける。
    自身に毎ターンNP獲得状態を付与
    透明化:D- 薬物投与による透明化。存在感が高いのでランクは低いが「近くにいるのは
    感じるがどこにいるかわからない」ことでプレッシャーを与えるメリットになっている。
    堕天の魔:A+ 魔獣に堕ちた者に備わるスキル。人工の魔獣であり天性の者より能力は落ちる。
    自身のスター集中度 /防御力をアップ(1T)
    怪力:B 一時的な筋力の増幅。魔獣のみが持つ攻撃特性。
    使用中は筋力が1ランク上昇する。
    自身の攻撃力をアップ(2T)
    死を纏う者:A 災厄を振りまき死をもたらす魔性としてのへシアン側のスキル。
    ロボの復讐心が具体的な武器になって攻撃を可能にする。
    敵単体の即死耐性/ 攻撃力をダウン(1T)
    敵単体の強化状態を解除
    動物会話:A 動物との会話能力。そもそも動物。
    自分より下位の動物達(人間を除く)に命令することができる。

宝具

遥かなる者への斬罪(フリーレン・シャルフリヒター)
ランク:C / 種別:対人宝具 / レンジ:1~5 / 最大捕捉:1人

二人の復讐心を形にした憤怒の断罪。宝具のレンジ内でのみ微妙な世界の偏差を加え「首に斬撃が当たりやすい」状況を形作る。

ゲーム内では「自身に必中付与(1T)+単体多段攻撃&中確率で即死」のQuick宝具。

怪力によるメイン火力の他、宝具を絡めたクイックチェインによるスター確保、「死を纏う者」で耐性を下げて即死狙いと用途は多い。

性能

カード構成はQuick2・Arts2・Buster1。

ステータスはATK偏重だが、カード構成はBusterが1枚でQuickとArtsが2枚のため、他のアヴェンジャーよりも瞬間的なダメージを与えにくい。

成長タイプはかなりの凸型で最終再臨後のLv70→80でHP/ATK共に300弱しか成長しないため、素材が不足している場合は第3再臨で止めてしまうのもアリ。

クラススキル「自己回復(魔力) B」(毎ターン3%のNPを獲得)と「復讐者 A」(被ダメージ時のNP獲得量アップ)によって、攻撃せずともフィールドにいる・攻撃を受けるだけでもNPが溜まっていく。

スキル面ではバフ・デバフ・強化解除と総じて多角的で器用な性能をしたサーヴァントであり、手持ちとフレンドのサーヴァントや礼装次第で様々な役割を持たせることができる。
全体的にスキル持続ターンが短く(「怪力」のみ2ターン、他は1ターン)、有利不利のないほとんどのクラスからは基本的にダメージが等倍で通ってしまうので意外と打たれ弱い。場に居座らせる場合は防御面のサポートも必要になってくるだろう。

有利クラスである対ルーラー戦においては、無敵や強力な各種バフスキル・宝具を持つジャンヌ・ダルク、ホームズ、始皇帝を相手に「死を纏う者」の強化解除がよく刺さる。
特に始皇帝はメインシナリオ第2部3章で強敵として登場するため、素材に余裕があるなら育成しておこう。

関連動画

関連静画

関連項目

  • Fate/Grand Order
  • サーヴァント(聖杯戦争)
  • TYPE-MOON関連の一覧
  • ナーサリー・ライムエルキドゥ、メカエリチャン(完全に人間ではないもの達にのみ警戒を緩める。ただし神や魔性は警戒する。)

脚注

  1. *☆5のエドモン・ダンテスとジャンヌ・ダルク(オルタ)はどちらも期間限定、同レアリティのゴルゴーン・☆3のアントニオ・サリエリはシナリオの進行に伴って「ストーリー召喚」にのみ追加される。フレポから召喚できる自称最弱英霊もいるにはいるのだが……。
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