日本保守党[1]とは、元作家「百田尚樹」氏が中心となって立ち上げを進めている政党である。
『永遠の0』などのベストセラー小説の作者であり、ウェブを主体とした保守派の言論活動でも知られる「百田尚樹」氏、および同じく保守派の著述家である「有本香」氏が中心となって2023年に旗揚げした政党。2023年10月17日に正式な結党発表(記者会見)を行う予定とアナウンスされている。
背景としては、2023年に「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律」、通称「LGBT理解増進法」が2023年6月に成立・公布・施行されたことにある。この成立には「自由民主党性的指向・性自認に関する特命委員会」をはじめとして、政権与党である自由民主党内の多くの議員も賛成したものであった(LGBT権利拡大に反発する党内の保守派の意見に配慮して文面の微調整などは行った)。
百田氏はこの法案について極めて批判的であったため、同法案の成立前からこの件に関して自由民主党に対する失望と不満の意見を自らのYouTubeチャンネルの動画内で述べ、成立した場合には新党を立ち上げることを宣言していた。
有本香氏は百田氏と同じ保守派と言うだけではなく、百田氏の著書『日本国紀』の編集を担当、さらに同書の関連書籍を百田氏と共同著者として複数著していたり、また2020年の「お辞め下さい大村秀章愛知県知事 愛知100万人リコールの会」の結成時にもともに応援者として出席するなど、意見・行動を同じくする盟友的な立場の人物である。
「日本保守党」という名称は2023年9月13日に発表されたもの。それ以前は仮称として「百田新党」と自称していた。
上記の成り立ちから、「反LGBT」のカラーが強い。また一般的には保守政党と分類されることが多い自由民主党を「左傾化している」と批判する立場であることから、より旗幟を鮮明とした保守政党(またはいわゆる右翼政党)と分類されると思われる。
そのため、支持層は「反LGBT」の意見を持つ人々、および「自由民主党に満足できない右派/保守派」などが中心となるとみられる。右派/保守派の論調で知られるタブロイド紙『夕刊フジ』も、この党の旗揚げについて大々的に報じるなど後押ししている。
また上記の層と一部重なると思われるが、いわゆる「Qアノン」「Jアノン」などと呼ばれる人々からの支持も予想される。これは、かつて百田氏は2020年のアメリカ合衆国大統領選挙の際に、「バイデン陣営側により不正選挙が行われた」「選挙不正が無ければドナルド・トランプ氏が勝利していた」とする主張(2020年アメリカ合衆国大統領選挙不正投票疑惑)をTwitter上のリツイートなどの形で積極的・肯定的に紹介・拡散しており、有本氏もこの論調に同調していたため。これは「Qアノン」「Jアノン」系の人々の主張との親和性が高いものであった。
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最終更新:2025/12/10(水) 06:00
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