時をかけるあかりとは、アニメ「ゆるゆり♪♪」の第11話である。
この回は原作には無い完全オリジナルストーリーで、脚本は監督の太田雅彦が担当した。言うまでもなく、タイトルは「時をかける少女」のパロディ。
永遠にサザエさん時空が続くと思われたゆるゆりの世界でも、ついに進級が間近に迫ってきた。そんな中あかり達は、部室の押し入れから妙な物体を発見する。突然動き出したそれは、光に巻き込まれたあかりと共に消えてしまった。普段の\アッカリ~ン/のように点線だけになるわけでもなく、影も形も残らず完全に。
その怪しげな物体は何とタイムマシンだった。気がつくとあかりは、どこかで見覚えのある光景に出くわす。それは、ちょうど1年前の自分たちの姿だった……。
タイムスリップしたあかりは激しく混乱しながらも、やがて自信が「影が薄い」と言われるに至った過去の出来事を修正し、未来の世界において存在感を獲得することを目論む。しかしそれには「今まで経験してきたことをなかったことにしていいのか」という、時間遡行ものでは必ず突き当たるであろう難問が立ちはだかるのであった。
一期の第11話「わたしたちのごらく部」と同様に、今回は実質的な最終回とも言えるシリアス要素の強い話である。ネタバレになってしまうので、話は本編を見てのお楽しみであるが、作画から演出に至るまで動画工房の本気が窺える。その中でも、京子やあかりが涙を流すシーンは、一期11話の結衣のようにぬるぬる動き、泣き方もジブリアニメのヒロインのようで胸に迫るという声も挙がっている。本編が放送されると案の定、時をかける少女を意識したMADが作られた。
みんなだいすきのうたとは、「ゆるゆり♪♪」11話の挿入歌である。
作詞・作曲:杉浦ラフィン誠一郎
編曲・ピアノ演奏:スワベック・コバレフスキ
歌:赤座あかり(CV:三上枝織)
あかりがこれまでの思い出を回想しながら歌うこの曲は、みんなといつまでも一緒にいたいという彼女のストレートな想いがこもっている。あかりが時間を遡って、いつもの仲間達と離れ離れになって悲しい思いをしている時だからこそ、より一層泣ける良曲である。
ピアノアレンジを手掛けたスワベック・コバレフスキは、ポーランド出身のピアニスト・作曲家であり、現在は日本で活動している。最近では、アニメ「スマイルプリキュア!」のキャラクターソングも手掛けている。
| ゆるゆり | ||
| 基本事項 | ゆるゆり - ゆるゆり♪♪ - なもり - 百合姫 - 魔女っ娘ミラクるん - 大室家 | |
| 登場人物 | 七森中ごらく部 | 赤座あかり - 歳納京子 - 船見結衣 - 吉川ちなつ |
| 七森中生徒会 | 杉浦綾乃 - 池田千歳 - 大室櫻子 - 古谷向日葵 - 松本りせ | |
| その他 | 西垣奈々 - 赤座あかね - 吉川ともこ - 池田千鶴 大室撫子 - 大室花子 - 古谷楓 - まり |
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| 魔女っ娘ミラクるん | ミラクるん - ライバるん - ガンボー | |
| 音楽 |
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| ラジオ | ゆりゆららららゆるゆり放送室 | |
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最終更新:2025/12/08(月) 06:00
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