2001年~2005年にかけて5作品が制作された。テーマ曲は600万ドルの男。
警視庁捜査一課時空班の捜査員が、タイムスリップして歴史の謎に迫るという内容。刑事ドラマの体裁を取った教養娯楽番組である。歴史の謎に迫るという性質上、いわゆる陰謀論の類も取り上げている。とりあえず因果律とか気にしてはいけない。kwskはwikipedia。
歴史的事件の真相に迫り、真犯人(?)を見つけ出す部署。捜査一課所属ではあるが捜査員が詰めている部屋は別室になっており、また警視庁の上層部からは異端扱いを受けている。特命係とか特車2課みたいな感じ。
時空班の捜査員は「歴史は変えてはいけない」「未来に行ってはいけない」「時空警察に時効は無い」の三か条を旨としているが、歴史は割りと変えられているように思える。というか現代の刑事が昔に行く時点で(ry。むしろ昔の人のスルースキルが凄い。
時空班がいつから設置されているかは不明だが、1968年には既に警視庁の一部では存在が知られているので、少なくともそれ以前からあったのだろう。
独断と偏見で取り上げる。
1968年に府中刑務所前で発生した、三億円強奪事件の真相に迫る内容。当時の関係者が存命かつ一部現役であるにも関わらず、この事件にこだわりを持つ伊能警部が方針に反し捜査を開始した。
事件を目撃した府中刑務所の刑務官の証言から、犯人の偽白バイ隊員は警察や自衛隊で訓練されたかのような統制ある動きをしており、「偽警官は、実は本物の警察官なのではないか?」。伊能警部はこのことから、一人の人物を思い浮かべる。
― ゲップのお兄ちゃん ―
子供時代の伊能を可愛がってくれた警察官に、伊能がつけたあだ名である。サイダーを飲み干し、思いっきりゲップをすることがその所以。お兄ちゃんは、ある日を境に伊能の前から姿を消した。「ゲップのお兄ちゃんが犯人だったのか・・・?」。これこそが、伊能が三億円事件に拘る理由だった。
1968年の街角で、伊能は久々にお兄ちゃんと再会する。話をしてみると、お兄ちゃんは時空班を知っていた。警察関係者でも一部の者しか知らないはずの時空班を。お兄ちゃんが普通の警察官ではなく、警察の深いところに関与しているのは明らかだった。
また捜査の途上、伊能は三億円事件を捜査していた若かりし頃の北条管理官にも会った。自分の未来を知らない北条は、露骨に時空班を見下した態度をとる。同時に、現代の北条管理官に異変が起きる。北条の記憶に、突然伊能の存在が割り込んできたのだ。関係者存命中の捜査に規制がかけられるのは、こういうことがあるからだった。
伊能の捜査を支援する為、1968年へと向かう北条、広瀬、風間。そこで彼らは真相に直面する。
盗難にあった三億円は損害保険で賄われ、その保険も海外の保険会社に再保険がかけられていたため、少なくとも日本国内では実質的な被害は無いに等しい。強盗にあった銀行員らは無傷で、現金ごと奪われた自動車も後に発見されている。手配に使われたモンタージュは亡くなった人物の顔写真を使っており、あの写真を頼りに実行犯を見つけ出すのは不可能だった。一方で警察は捜査の為に多摩地域でローラー作戦を行い、多数の若者が取調べを受けていた。それに乗じ、公安の秘密部隊「サクラ」が情報収集を行っていた。1968年は学生運動の末期であり、警察は主義者の情報を欲していた。三億円事件が公安にとって都合が良すぎると同時に、犯人を捕まえようとする刑事達にとっては余りにも不利であった。
こうして真相に迫る彼らに、警察の闇の手が伸びる。単独行動をしていた伊能は眼鏡の男に襲われ、現代では警察上層部の意向で時空エレベーターの回路が切られてしまう。北条らは過去に閉じ込められた。呆然とする彼らの前に、1968年の覆面パトカーに乗った伊能が眼鏡の男を連れて現れる。眼鏡の男が「サクラ」の人間であることを知った北条は、「これからその目で、自分達のやったことがどういう未来へ繋がるか良く見るんだ」と諭す。程なくして時空エレベーターの回路が復旧し、伊能らが現代へと戻る時が来た。上層部の男は眼鏡をかけていた。
被害者のいない三億円事件 ― だが犠牲になった者はいた。ゲップのお兄ちゃん。この作戦が子供たちの未来の為になると信じたお兄ちゃんは、警察官でありながら犯罪者の汚名を背負った。そして秘密を守る為、自ら歴史の淵へと身を投じたのだ。伊能の心に思い出だけを刻んで。
時空班の部屋に、文部科学省の南がやってくる。平たく言えば、歴史を引っ掻き回すから教科書の内容がメチャクチャになって困る、ということである。だが歴ヲタの時澤はお構いなしに、新たな仮説を上げて捜査することを提案する。
根拠は天草四郎の馬印。豊臣秀吉と同じ逆さ瓢箪を掲げた絵が残っている。だが南は納得がいかない。すったもんだの末、時澤の捜査に同行することになった。
(中略)
天草四郎が自分の孫だと知った秀吉は、「孫の顔を一目みたい」と広瀬に懇願する。広瀬はゴリさんに相談し、秀吉の督戦が決まった。秀吉を警護する為、1638年の島原に機動隊が臨場。督戦の準備が揃う。
戦場では徳川の軍勢が、女子供も関係なく天草の人々を殺戮していた。徹底して殲滅する気なのは明らかだ。圧倒的な兵力差に圧される天草の人々。その時、一発の銃弾が四郎の左鎖骨下付近に命中し、左肺に損傷を負わす。倒れる四郎に、時澤がかけよる。
「ここまでして豊臣を復興させたかったのですか?」
「違う、私はただ徳川の世で苦しむ人々を救う為に、豊臣の力を使いたかったのだ」
うなだれる四郎、激しく争う両軍。その頭上に「天狗」が現れた。広瀬と秀吉を乗せた警視庁のヘリコプターである。孫の姿を見、喜ぶ秀吉。だが孫の劣勢を知ると、多少でも加勢しようとヘリから金の瓦を投下し始めた。
「やめて下さい!約束したじゃないですか!」
「堪忍して、堪忍して!」
止める広瀬、瓦を投げつける秀吉。どう考えても警視庁のせいで歴史が滅茶苦茶です。本当にありが・・・え?天草の地で金の瓦が出土された?。じゃあ秀吉がヘリから投げたんだろ。
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最終更新:2024/04/19(金) 04:00
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