「僕は白露型駆逐艦、『時雨』。これからよろしくね」
時雨(しぐれ)は、ソーシャルゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」に登場する艦娘である。
モデルは日本海軍白露型駆逐艦二番艦であり、「呉の雪風、佐世保の時雨」と謳われた幸運艦・時雨。
CV:谷邊由美 キャラクターデザイン:玖条イチソ 図鑑No.80,145(改二)
どことなく物静かな雰囲気を感じさせる話し方のボクっ娘。白露型4番艦まで共通の赤のラインの入った濃紺のセーラー服を着用している。両肩に背負った短砲身の砲から、ガンキャノンと呼ばれることも。ただし、時雨スキーだけでなく絵師もこの呼ばれ方を良く思ってはいない為、気をつける事。
図鑑の台詞のせいでたまに厨二呼ばわりされるが、史実で挙げたレイテ沖海戦(スリガオ海峡海戦)の顛末を知れば、また違って見えてくるだろう。
名前のせいか、「雨は、いつか止むさ」「この雨と……そう、提督のおかげだよ」と言った感じに、台詞の端々に雨と関連するものが入る。総じて謙虚ではあるが、その一方で攻撃時には「ここは譲れない」と言うなど芯の強さを見せる。
「僕はまだ、ここにいても大丈夫なのかな…?」
入手当初は他の白露型と同じく、普通の駆逐艦のステータスではあるが、2013/10/23のアップデートで改二となる2回目の改装を妹艦の夕立に続き、時雨も可能となった。改装に必要なレベルは60。
運が50まで上昇し、雪風に次ぐ数値になる他、駆逐艦の中では非常に高い対空値72が光る。
装備は22号電探と13号電探を持ってきてくれるので駆逐艦の電探不足の提督にとっては非常にありがたい。
見た目も大きく変わりアホ毛が増え、若干大人っぽい雰囲気に。砲塔が増え、従来通りの艤装を背負う他に手に単装砲を装着する形に。佐世保の時雨と称された通りの活躍が期待できる。
なお、背部の艤装は分割し、逆手に持って扱う模様である。 バスターガンダムとか言うなよ。
白露型改二同士、夕立とペアの公式・二次絵が多いが、実際に一緒に行動したのは白露や五月雨である。
白露型駆逐艦「時雨」は1933年に浦賀船渠で起工され、1936年9月に竣工。
太平洋戦争開始後は珊瑚海海戦やガダルカナル島への輸送作戦、第三次ソロモン海戦など様々な作戦に参加する。ソロモン海戦での損傷を修理した後、1943年8月には13度の輸送作戦に従事し、その間一発も被弾しなかったという。
その後の輸送作戦中に発生したベラ湾夜戦ではアメリカ海軍の新戦術に大苦戦し、萩風・嵐・江風が撃沈される中、唯一、時雨だけが撤退に成功する。
その次に時雨が参加することになった第一次ベララベラ海戦ではこれといった戦果はなかったものの、第二次ベララベラ海戦においては五月雨と共同で駆逐艦「セルフリッジ」を大破させる。実際には撃沈していなかったのだが、情報の錯綜もあってこの戦果は過大報告され、時雨艦長である山上少佐は恩賜の短刀を賜ることとなった。
そして続くブーゲンビル島沖海戦では川内が撃沈、白露・五月雨が互いに衝突して損傷する中、第一警戒隊としては唯一無傷で帰還した。(なお、当海戦では他に初風が撃沈、羽黒が損傷、妙高が初風との衝突により損傷している。ちなみに白露と五月雨が衝突したのは川内が時雨に急接近したことで隊列が乱れたため)
その後も様々な作戦に従事したが、いよいよ当人も言っているレイテ沖海戦が訪れる。この作戦では西村艦隊として山城・扶桑・最上・山雲・満潮・朝雲らと共にスリガオ海峡に突入した。
しかし、扶桑がまず雷撃により戦線離脱後に爆沈、続く雷撃で山雲が轟沈。満潮・朝雲も航行不能に。
それでも残った三隻で前進を続けたものの、今度は山城が攻撃を受け、
「ワレ魚雷攻撃ヲ受ク、各艦ハワレヲ顧ミズ前進シ、敵ヲ攻撃スベシ」 との命令の後に轟沈する。
その後戦場から待避しようとした際に最上は後続の那智に敵艦と誤認され、慌てて回避しようとした那智と衝突。さらにその後の空襲によって行動不能になり、曙によって雷撃処分されてしまう。
こうして西村艦隊は時雨を残して全滅した。
最後は1945年1月24日、護衛任務中にタイランド湾で潜水艦「ブラックフィン」の雷撃を受け沈没。3月10日に除籍された。-雨は、いつか止むさ-
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/07(日) 13:00
最終更新:2025/12/07(日) 13:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。