東海ラジオとは (トウカイラジオとは) [単語記事]

東海ラジオ（東海ラジオ放送株式会社）　　ラジオ 133 2k Hz
　住所：愛知県東区東桜一丁目14番27号
　略称：SF（コールサイン：JOSF）
　系列：文化放送・ニッポン放送系（NRN）

概要

中京広域圏(愛知・岐阜・三重)をエリアとする放送局である。このエリアのAMラジオ局3局の中では最も夜間の遠距離受信がしやすい。
1960年 4月1日に放送開始。岐阜県域のラジオ東海と、三重県域の近畿東海放送の合弁。両者の旧社屋は今でも東海ラジオの支局である。
東海テレビ放送は子会社だったが2005年に解消。いまも社屋は東海テレビと共有。
デイタイムのワイド番組の印象はCBCラジオの出演者の過半数が関西出身であり、なんかよそ者が名古屋ネタを扱っている印象があるが、東海ラジオのほうは地元出身のパーソナリティーで固めており、名古屋色が強い。
2011年 3月25日からradikoで試験配信を開始。当初は４月からの予定であったが、「野球の開幕にあわせたい」ということで3月25日からの配信が決定した。しかし、野球の開幕が東北地方太平洋沖地震の影響でセ・リーグ、パ・リーグ共に4月12日からの開幕となった。
2015年 10月1日よりFM92.9MHzでも聴けるようになった。

東海ラジオにおける腸捻転編成

ラジオ系列はNRN単独加盟局である。
深夜は平日 22時台に「オールナイトニッポン GOLD」（ニッポン放送）をネットしているものの、月曜日から木曜日の深夜 25時～26時台は「リッスン！」（文化放送）のネット受けを行うという全国で唯一の放送局となっている。NRN単独加盟局で一般的にネットされている「オールナイトニッポン」の第1部は長年CBCラジオでネットされている。
この編成になった原因は、24時間放送になった1960年代後半以降2012年まで行われていた自主製作番組中心の編成がある。特に、1968年から1983年まで放送された「ミッドナイト東海」が東海地区では絶大な人気を誇る番組となったため、ニッポン放送が東海ラジオに「オールナイトニッポン」のネット打診をした際もこれを拒み、東海ラジオに大きく水を開けられていたライバルのCBCラジオでネットせざるを得なかったという有名な話もある。「ミッドナイト東海」終了後もこの自主製作路線は継続されたが、2012年 10月編成で見直しが行われて金曜日のみの放送へ大幅縮小された。この際、ニッポン放送の「オールナイトニッポン」はネット出来ないので、NRNのもう一つのキー局の文化放送で放送されていた「リッスン！」をネットすることになった。

東海3県のラジオ局のアニラジ事情

中京広域圏でのアニラジ放送状況は東海ラジオ、岐阜放送（ぎふチャン）が土日の深夜に放送している。
特に東海ラジオは文化放送、OBC 大阪放送、ラジオ関西に並ぶアニラジを多く放送しているラジオ局である。
対するライバル局のCBCラジオは全くと言っていいほど放送されない。アニラジと言えば遠距離リスナーが多いのだが、CBCは夜間のエリア外（エリア内でも）の受信が厳しいからか、昔からほとんどアニラジの制作はしていない。

東海3県のラジオ局

周波数：親局	放送局名
729kHz	NHK第一
909kHz	NHK第二
1053kHz/93.7MHz	CBCラジオ（中部日本放送）
133 2k Hz/92.9MHz	東海ラジオ
1431kHz	ぎふチャン
77.8MHz	ZIP-FM
78.9MHz	RADIO CUBE FM 三重
79.5MHz	RADIO NEO
80.0MHz	Radio80
80.7MHz	FM AICHI(@FM)
82.5MHz	NHK-FM