松永昂大とは (マツナガタカヒロとは) [単語記事]

概要

千葉ロッテマリーンズ #28
松永昴大
基本情報
国籍	日本
出身地	香川県志度町
生年月日	1988年 4月16日
身長体重	175 cm 82kg
選手情報
投球･打撃	左投左打
守備位置	投手
プロ入り	2012年ドラフト 1位
経歴
香川県立高松商業高等学校関西国際大学大阪ガス千葉ロッテマリーンズ(2013年-)
プロ野球選手テンプレート

高松商業高校では2年秋からエースとなるが、甲子園出場はならず。関西国際大学に進み、1年から公式戦に登板。2学年上の榊原諒・伊原正樹が卒業した3年次からエースとなり、3年次は春秋連続MVP、4年次には春秋連続最優秀投手を獲得した。プロからも即戦力中継ぎ左腕として注目されたが、プロ志望届は出さず、社会人の大阪ガスへ進む。

大阪ガスでも1年目から活躍し、ドラフト解禁の2年目には1位指名候補に挙げられるまでになったが、チームが賭博問題で活動自粛になってしまう（松永自身は賭博には無関係で、ドラフト指名もされれば自粛はしないということになった）。

2013年は中継ぎとして開幕一軍入りし、抑えの益田直也へ繋ぐセットアッパーとして起用される。4月25日の埼玉西武ライオンズ戦で同点の8回裏に登板して5球で1イニングを抑え、9回表にチームが勝ち越してプロ初勝利を挙げた。8月まではセットアッパーとしてフル回転し、8月末からチーム事情もあって先発に転向、閉幕までフルシーズン一軍で投げ続けた。最終的に58試合に登板（先発6試合）して4勝1敗28ホールド1セーブ、防御率2.11という好成績を挙げた。

2014年もセットアッパーとして登板し続けたが、8月に左肘の関節炎の炎症で離脱。2年連続50試合登板はならなかった。この年以降はリリーフとしての登板がほとんどとなる。

2015年は5月に月間防御率10.57と大炎上し二軍落ち。2カ月の二軍生活を経て8月に一軍復帰すると別人のような好投を見せる。特に9月以降は失点0と完璧に抑え、チームのクライマックスシリーズ進出に貢献した。

2016年は4月を終わっても防御率0.00と絶好調であったが5月以降徐々に調子は下降し、左のワンポイント的な起用が多くなる。7月は3イニングを投げて与四球7と大荒れ。月間防御率12.00と打ち込まれ二軍落ち。8月に再昇格後は開幕当初のような安定したリリーフを見せた。最終的には53試合に登板して3勝0敗10ホールド防御率3.46。優勝した北海道日本ハムファイターズ相手に13登板で自責点0と好投したが、東北楽天ゴールデンイーグルス相手には9登板で防御率13.50と滅多打ちにあった。

2017年は4月防御率10点台となるなど打ち込まれ二軍落ちとなるが、5月の終わりに再昇格すると左の中継ぎとして従来のピッチングを取り戻し2年連続で50試合登板を果たした。8月17日の日本ハム戦では二塁牽制を悪送球しサヨナラ敗戦、9月18日の楽天戦では押し出し死球を与えサヨナラ敗戦と何かとサヨナラ負けを喫している。

平均140 キロ前半～中盤（最速151 キロ）のストレートと斜めに落ちるスライダー、そしてどんな状況下においても物怖じしないマウンド度胸が魅力の投手。反面制球面に不安があり、対左打者のワンポイントとして登板したがその打者に四球を与えそのまま降板する、ということもよく見られる。

（2017年終了時点）