桂文枝とは、上方落語の高座名である。
ここでは、1について解説する。2については当該記事参照。
五代目桂文枝(ぶんし)とは上方落語の四天王といわれた大名人である。とはいえ、今日では六代・桂文枝を襲名した桂三枝と紛らわしいので、五代目文枝、あるいは旧名の小文枝と呼ばれることもあるが、世間では六代・文枝は未だに三枝と呼ばれ、文枝だけで通ることも多い。本名は長谷川多持(たもつ)。
上方落語の名門、本家の桂一門の出であり、弟子に桂三枝(後の六代・桂文枝)、桂文珍、桂小枝などがいる。また、弟子の面倒見が良く、売れずに悩んでいた弟子に対し、的確な助言を与え、花を咲かせた噺家も少なくない。
吉本興業に所属し、漫才ブーム全盛期の中、落語家の地位が貶められていた時期でも決して腐らず、日々技に邁進し、陰で吉本を支えた功労者でもある。
芸風は、かなりの演技派であり、丁稚や女役などを得意とし、メリハリのある、通りの良い声が特徴的である。また、アレンジの天才であり、冗長な中だるみしやすい部分を端折り、うまく時間内にまとめる名人でもあった。この芸風は桂文珍などに受け継がれている。
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最終更新:2025/12/09(火) 11:00
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