歯とは、脊椎動物などの上顎、下顎に付いている硬い器官である。また歯に似たもののこともいう(歯車の歯など)。
おもに食事の際の咀嚼に用いる。動物によっては木などを削る、穴を掘る、戦いの時の武器として使うこともある。
ヒトの歯は、口腔内にある。咀嚼や噛み付き攻撃のほかにも、爪切りの代わりに用いられたり、さまざまな音の発音で使われる。また歯と歯の隙間を使って音を出すのにも使われる(歯笛)。
ヒトの歯は、切歯・犬歯・小臼歯・大臼歯の4種類に分けられる。このうち第3大臼歯は親知らずと呼ばれている。歯列式も参照。
歯には食べかすや歯垢などの汚れが付きやすい。爪楊枝・歯間ブラシで歯の間を掃除したり、歯ブラシで歯磨きをしたり、口を水で漱いだりして、お手入れとする。
歯は新字体で、旧字は齒。
口にある歯や、歯に似た形のものを意味する。また年齢や順序付けるという意味がある。これは動物の歯からその年齢を知ることができることから。
形声で声符は止。止の下の部分は歯の象形。説文解字には「口の齗骨(ザンコツ)なり。口齒の形に象り、止聲」とある。
齒は部首齒部を作る。歯に関することを表す意符として用いられ、偏や脚に置かれる。字書によっては、歯も部首として扱われる場合もある。
𦥒は、集韻にある古文。
𣦗は、字彙補にある異体字。
𦥪は、字彙補が訛字かもしれないとしている字。
簡体字は齿。
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最終更新:2024/04/20(土) 11:00
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