毎月11日はハンマーの日とは (マイツキジュウイチニチハハンマーノヒとは) [単語記事]

概要

2009年1月11日、一つの動画が投稿された。

ナイト・オブ・ナイツMAD投稿全盛期だった当時、任天堂の人気タイトル「大乱闘スマッシュブラザーズ」のアイテム「ハンマー」使用時の音源（元はFCソフト『ドンキーコング』において使用された音源だがニコニコの視聴層からスマブラの方が知名度が高いと思われる）を使用したMADという奇抜なネタから視聴者が増加。
投稿者コメから視聴者たちは、製作者が特に力を入れたという最後を心待ちにしていた。
しかし、2:30から開始された製作者の本気は、期待に胸を膨らましていた視聴者たちを阿鼻叫喚の地獄へと叩き落し、なんとなく結末を予想していた視聴者たちを諦めと悟りの境地に導いた。
しかし、MADとしての質は決して悪い物ではなく、視聴者達も最後には清々しい気持ちになって帰っていった。

誰もが、これで全てが終わったと思っていた・・・

しかし、最初の動画投稿からちょうど一ヵ月後の2009年2月11日に第二の刺客が放たれた。

前回と同様のサムネイルとそのタイトルから、作者が同一人物である事は誰しも承知していた。
しかし、同じエサを前にして「どうせ前回と同じだろｗｗｗ」と思いながらも動画を視聴してしまう視聴者がまたも増加。

「～に特に力を入れた」という投稿者コメに「またか・・・」「どうせ前と同じだろｗｗｗ」と覚悟を決めて視聴を開始した視聴者たちは、動画開始から惜しみなく発揮される製作者の本気を目の当たりにし、「またおｍ・・・誰だお前は！？」とコメをする人が続出した。

しかし、うｐ主の本気はこれで終わりではなかった。

1:05から開始される、前作とは比べ物にならないハンマー音によって奏でられたナイト・オブ・ナイツのクオリティの高さに、前作を視聴していた視聴者から、うｐ主の二重三重の見事な釣りに対する「前作でやれ」という罵声にも似た賞賛のコメントで該当部は埋め尽くされた。

こうしてうｐ主の1ヵ月の長きに渡る壮大な釣りは大成功を収め、
また、「釣り動画」としての見事な鮮やかさから、前作⇔新作の無限ループにはまる視聴者が後を絶たなかった。

しかしその2ヶ月で終わりではなかった。
最初の動画投稿からちょうど二ヵ月、前作からちょうど一ヶ月後の2009年3月11日に第三の刺客が放たれた。

前回、前々回と同様のサムネイルとそのタイトルから、作者が同一人物である事は誰しも承知していた。

しかし、同じエサを前にして「またおまえだろうな」「今回はどうなっているだ」
みな期待をして動画を開いた。

そこでは前作から見違える進化がされていた。
動画がハンマーの制止画だけでなくとつけられていたのだ！
なお、この動画は合作であり、動画と音声で別の人が制作している。

しかし、これでうｐ主の本気は終わりではなかった。

1:16からのハンマーで奏でられる「ナイト・オブ・ナイツ」、通称「スーパー前々作でやれタイム」では、
「前々作でやれ」という前作に続くコメントがされ人を魅了したかのようにみせたと思わせたが、
その瞬間！1:22からいわゆる釣り動画としてレスリングシリーズを発動！

視聴者は作者にまんまとだまされてしまっていたのだ。
サムネイル、タイトル、投稿者コメントにホイホイ釣られてしまったのだ。

こうしてうｐ主の2ヵ月の長きに渡る壮大な釣りは大成功を収め
今作、前作、前々作ともに再生され続けている。

また、4月11日に今度は何を投稿してくれるだろうと期待されている。