江雪左文字(刀剣乱舞)とは、ブラウザゲーム『刀剣乱舞』に登場するキャラクターである。
イラストレーター: 鈴木次郎 / CV: 佐藤拓也
太刀の刀剣男士。刀派は左文字。
筑前の刀工、左文字の太刀。不幸三兄弟の長男。
僧侶の姿をしているが、その瞳は凍てつくように冷たい色をしている。
戦いを忌み、「祈る」ことで悲しみを癒そうと考える。
(刀剣乱舞絢爛図録より)
踝にまで達するストレートのロングヘアが印象的な青年の姿を取る。僧形を思わせる装束は刀派で共通したモチーフであり、全体的にストレートで硬質な印象を与えるデザインとなっている。
口をひらくとゆったりとした調子で、一言一言噛みしめるように言葉を発するのが特徴。たまに「巻いてください!」という審神者のツッコミが入ったりすることも。
常に表情は硬く、まず笑う事はないが、一周年記念や非公式のイラストなどでは柔らかい微笑を見る事が出来る。尊い。
性格は、一言で言うと物憂げ。口にする台詞には戦嫌いの性質が徹底されている。
特に戦闘で誉(MVP)を取っても全く嬉しそうな態度を取らないのは、実は彼くらいのものである。これは元の主の影響を受け、戦を回避して和睦に努める事を願っている為。
刀でありながら「刀は使われぬほうが良い」という思想を持っており、鬱々と、切々と訴えかけてくる。戦によってもたらされる心の痛みや悲しみ、嘆きに敏感な様子だが、戦に出しても戦わないという訳ではない。
「戦うという事はこういうことです…!」「戦いは嫌いです…しかし、むざむざ殺されるつもりもありません…!」という台詞や、真剣必殺や一騎打ちにおいては、彼が背負うものの命を忘れずに戦う理由を見出している節もある。
ゲームリリース時に実装されていた太刀の中でもレアリティが高く、俗に「レア4太刀」と称される4振のうちのひとつ。最初から刀装を3つ装備できる他、太刀全体で見てみてもステータスが優秀である。
皮肉な事に、その能力値の高さから彼を戦場に送る審神者も多い。
一方で、内番において畑当番や馬当番を任せると、戦から離れ安らぎを得られた為か、少し嬉しそうな様子を見せる。
ちなみに、手にしているスミレの花言葉は「小さな愛」「小さな幸せ」。
2016年5月17日、左文字三兄弟にて内番・手合せを行うと特殊会話が発生するようになった。
それぞれに悲しみを抱えた彼らではあるが、言葉のやり取りから伺える関係は悪くない模様。
宗三左文字(刀剣乱舞)からは「思いのほか、良い表情をなさいますね」と言われ、訓練自体は嫌いではないらしい。
鎌倉~南北朝時代の刀工・左衛門尉安吉(左文字源慶)作。「筑州住 左」の銘が切られている。
左文字は短刀を得意としており、左文字の銘が残る太刀で現存しているのはこの江雪左文字の一振のみである。
左文字作で現存する唯一の太刀という希少性、歴史に名を残す人物が持っていたという史料的価値のほかに、純粋に刀剣としてみても非常に優れた作であるとされる。
戦国時代の外交僧・板部岡江雪斎(いたべおかこうせつさい)の佩刀であり、名の由来も彼から来ている。
板部岡江雪斎は北条氏政に仕え、後に北条氏が滅亡するまで彼の使者として、武田・織田・豊臣を相手に和睦交渉に努めた。後に豊臣秀吉の御伽衆を経て徳川家康に仕え、その後徳川家に江雪左文字を献上。以後は紀州徳川家に伝わった。
昭和4年(1929年)日本名宝展覧会、および昭和15年(1940年)紀元二千六百年奉祝名宝日本刀展覧会に出展。ちなみに目録によっては「紅雪左文字」と記載されている。
その後紀州徳川家により入札に出され、24300円(約1億2千万円)で落札される。更に女実業家・長尾よね(「強力わかもと」で知られる「わかもと製薬」社長夫人)によって30000円(約1億5千円)で購入された。
昭和26年に国宝指定を受け、現在は法人蔵。ふくやま美術館(広島県福山市)に寄託されており、たびたび展示が行われている。
2016年11月12日~12月18日、ふくやま美術館「阿部家ゆかりの日本刀 -小松コレクションと五箇伝の名刀-」において、明石国行と共に展示予定。
同時に刀剣乱舞とのコラボも発表され、明石国行(刀剣乱舞)と共に、描き下ろしイラスト、および等身大パネルの展示・グッズ販売が予定されている。
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最終更新:2025/12/08(月) 02:00
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