洞爺丸台風

洞爺丸台風は昭和29年（1954年）9月21日にミクロネシア・ヤップ島で発生し、9月26日2時ごろに日本に上陸した台風である。なお、台風の名称の由来は後に記述する。

概要

• 発生日時：昭和29年（1954年）9月21日
• 発生場所：ヤップ島沖（現在のミクロネシア連邦ヤップ島）
• 日本上陸日・場所：昭和29年（1954年）9月26日2時・大隅半島北部
• 最高降水量：200mm（九州～中国地方にかけて）
• 最大風速：42ｍ（寿都町で記録）
• 死者：1361名
• 行方不明者：400名
• 住宅全壊：8396棟　住宅半壊：85946棟

昭和29年9月21日にヤップ島沖で発生した台風は非常に速い速度で9月26日2時ごろに大隅半島北部に上陸した。その後九州東部を縦断し、中国地方を時速100kmで進行した。8時に山陰沖から日本海を進行しながら発達し、北海道に接近して寿都町沖を通過、9月27日0時ごろに稚内市に達した。

この台風により函館港を出港した洞爺丸や停泊中の船（北見丸・日高丸・十勝丸・大雪丸）などを含めた5隻の青函連絡船が暴風や高波により座礁・転覆し、乗船客・乗員1139名が犠牲となった。この台風及び事故の後に青函トンネル構想が具体的になるほど、衝撃的な事件であった。

北海道岩内町で火鉢の飛び火などが原因で住宅など3000戸が焼失した。この火事は岩内大火と言われる。

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関連項目

• 台風
• 北海道
• 日本で起きた災害の一覧