浅野拓磨(Takuma Asano, 1994年11月10日 - )とは、日本のサッカー選手である。イングランド・プレミアリーグのアーセナルFC所属。
ポジションはFW。
三重県出身。7人兄弟の三男坊であり、豊かとは言えない家計を支えるためにプロサッカー選手を目指す。
中学時代までは無名校(=遠征がなくお金がかからない)でサッカーに打ち込んでいたが、部活の顧問に熱心に説得され、家族の了解を得て名門校である(=遠征や合宿が多くお金のかかる)四日市中央工業高校へ進学、2年生のときからレギュラーを掴む。高校選手権では全試合で得点を挙げ大会得点王となる活躍を見せ、卒業時には複数のJクラブからオファーが殺到。そこで彼が選んだのは、前年に初の優勝を果たしたサンフレッチェ広島だった。
2013年のプロ入り後、チームメイトの野津田岳人としのぎを削りつつもなかなか出場機会を得られぬ日々が続くが、3年目の2015シーズンのFC東京戦でリーグ初得点を挙げたことをきっかけに覚醒。佐藤寿人が相手CBを疲弊させた後にバトンタッチし、そのスピードで一気にゴールを陥れる選手起用が必殺パターンとして定着し、この年は途中出場だけで8得点を挙げた。チャンピオンシップ第2戦でも同点ヘッドを放ち、サンフレッチェ広島を3度目のリーグ優勝に導く。浅野個人もベストヤングプレーヤー賞を獲得。まさにブレイクの年となった。
2016シーズンより、サンフレッチェ広島での背番号を「10」に変更。更なる活躍が期待される。
2016年7月3日、イングランド・プレミアリーグのアーセナルFCに完全移籍することを発表。
武器は50メートル5秒9を誇る快速。トラップやドリブルも非常に上手く、ワントラップ目で敵DFの足が届かない位置にボールを落とし、スピードを一切落とさぬ高速ドリブルで敵陣に迫ることができる。また所属クラブの大先輩である佐藤寿人に学び、裏抜けやワンタッチシュート、さらにポストプレイもこなせるようになった。
日本の年度別代表にも早くから選ばれ、チームメイトの野津田岳人とともにアンダー世代の常連である。
2016年のU-23アジア選手権にも出場し、準決勝までゴールこそ生まれなかったものの、クラブと同じく途中出場で相手のラインを押し下げる役目をこなしてチームに貢献。そして決勝の韓国戦では0-2の劣勢の状況でピッチに入ると、佐藤寿人を思わせる裏抜けからのワンタッチシュートで1点目を決め、やはり寿人を髣髴とさせるデコイランで2点目を演出。最後はスアレスばりの狡猾なブロックターンから3点目を決め、見事ヒーローとなった。
今後はA代表での活躍も期待される。
| シーズン | 国 | クラブ | リーグ | 試合 | 得点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013 | サンフレッチェ広島 |
J1 |
1 | 0 | |
| 2014 | 11 | 0 | |||
| 2015 | 32 | 8 | |||
| 2016 | 14 | 4 | |||
| 2015-16 | アーセナルFC | プレミアリーグ | - | - |
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最終更新:2025/12/07(日) 10:00
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