激突のヘクセンナハトとは、川上稔氏原作の魔法少女もののコミック・文庫作品である。
概要
少女達はハートを燃やし激突する!
原作を川上稔氏、キャラクターデザインをさとやす氏というカワカミン摂取者にはおなじみのコンビが行い、コミックの作画は剣康之氏が行っている。
この作品ができる経緯は特殊だったようで、Twitterにて裏話をされている。
めんどくせーという方に簡単な要約を。
- 川上氏コミケ参戦。
- 剣氏が長期連載を終え、燃え尽きている様子を見つける(剣さん、お子さんが生まれるそうで)。
- ネタが無い。
- 生活やばくね?
- 原作書くわ。
ということらしい。優しい世界。
なおコミックを買われると剣さんの養育費になるらしいです。作中では魔法少女が世界を救いますが、みんなの応援が剣さんの家庭を救うことになります。もしXBOX-ONEを買っていた場合は皆さん、おわかりですね?
大まかな話とか
作品の舞台になるのは、「黒の魔女」に支配されている地球。
黒の魔女を月に封印したものの、討伐しない限り人類は戦い続けなければならない……
そこで10年に一度、ヘクセンナハトの夜に封印を一部解き黒の魔女を討伐することにした。
ヘクセンナハトの夜に参加できるのはトップランカーのみ。黒の魔女を倒すため、少女達は思いを胸に抱き戦う。
時代としては都市シリーズ(伯林、倫敦、巴里など)の過去で、ジェネシスシリーズ(境界線上のホライゾン)の未来にあたる。
簡単な用語説明
川上氏の作品は色々と用語が出てくるので、ざっとですが説明。
- 魔女
古来はシャーマンや占術師と言った人たちを指していたが、宗教改革以降は主戦力となった者達。
- 黒の魔女
この世界を作った魔女。そしてこの世界を滅ぼそうとしている魔女。
現在月に封印されているが、ちょくちょく地球にちょっかいを出している。
- ヘクセンナハト
10年に一度封印を解除して相対する夜。
解放する範囲は狭く相対できる魔女は多くとも2人。それの座を争うものがランカー戦である。
ドイツ語で、直訳すると「魔女の夜」。
- ノーマルフォーム
魔女が使うノーマルデバイス(武器)とノーマルフレーム(戦闘用衣装)をまとめたもの。
基本的に使役体を利用して召喚する。
- フロギストンハート
ノーマルフォームの中枢システム。見た目はハート型のインジケーター。
ダメージを受けるとゲージが貯まり加熱する。
- マギノフレーム
杖。ただし全長500m超過。どう見ても戦闘機ですが杖です。魔女が使うんですから杖です。
フロギストンハートの熱量が一定以上になると召喚が可能となる。
- 使役体
魔女の使い魔。人工の精霊体。流体を高密度化し、精霊として個性を与えたもの。
これを武装に召喚転化することで術者の負担軽減と武装の洗練が行われる(文庫1巻P43)。
最初に作ったのが魔女だったため女性しか使用できない。男性は疑似精霊である疑似使役体を使う。
- 流体
万物を構成する因子。術式で加工し、いろいろなものになる。超便利。
川上作品では数少ない各作品で共通する要素。
- 地脈
流体の流れている所。水道管とかそんな感じ。
魔女は地脈をから流体を取り出し戦闘を行う。
- 術式
流体の加工技術や流体を利用した技術のこと。
地脈から取り出した流体を加工することで、ノーマルフォームやマギノフォームといったものを召喚(というより組み立て)を行う。
またダメージ確認や、追尾性能付与といった補助的な術式もある。
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誰か作ってー。
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関連項目
- 川上稔
- さとやす
- 終わりのクロニクル
- 境界線上のホライゾン
- 都市シリーズ
- 電撃文庫