無理押しとは、音ゲー用語の1つである。
概要
特徴
ある曲の譜面で、理論上絶対押すことができないことを「無理押し」と呼び、その譜面のことを「無理押し譜面」と呼ぶ。
新曲が追加されたときに遭遇しやすく、このことを何も知らない音ゲープレーヤーが初見で挑むと、よほどの瞬発力と工夫力がない限り、コンボ(チェイン)を切ってしまう恐れがある。
無理押しが入っている譜面はパーフェクト(理論値)が取れないとか、プレイヤーがその無理押しを取ろうとしてゲーム機の設計上想定していない操作をしてしまい、ユーザーの怪我やゲーム機の故障を招く、などの問題が起こるので、普通はリリース前にチェックされ、修正されて出荷・配信されるのが普通である。だが、ごく稀にチェックを抜けて配信されてしまうこともある。
実際の事例
- Cheer Train(beatmaniaIIDX)
DPA譜面が無理押しの嵐であることで有名な楽曲。
IIDXのDPは基本的に片手で7つの鍵盤とスクラッチ(皿)を操作しなければならないが、皿を操作した際に同時に手が届く鍵盤は皿に近い3つほどが限界である。そのため、皿+皿から遠い鍵盤+逆サイドでの操作という配置は無理押しとなる。こういったケースは無理皿とも言う。
初期のバージョンで追加されたDP譜面には無理皿が多く存在しておりこの楽曲もその例に漏れないのだが、皿を自動で操作するオプションを付けた場合に鍵盤のいい練習譜面となるためクリアレートが不相応に高いことで知られる。
なお、微妙にタイミングをズラせば繋がらないこともないのでフルコンしたゴリラも居るらしい。
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glacia (jubeat)
当時のバージョンであったpropの追加楽曲の1つ。同じくDJ TOTTOが作曲したvalangaの実質的な続編曲。収録直後から好評であったが、1か所だけ無理押し譜面があると当時のプレーヤー間で話題となった。上から横並びに1~16の番号をボタンに振ったとき、1か所だけ「1+8+13」の無理押しが登場した。下図参照。
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ボタンの大きさ(一枚6.5cm四方)的に指を伸ばして1つ飛ばした先のパネルを押すのが限界で、この配置だと大抵の人は3つ中2つのボタンを押すのが精一杯である。
その後、修正が入ったため現在では問題なくプレーすることができる。
- Ultimate Ascension(SOUND VOLTEX)
東方妖々夢リミックス楽曲コンテスト採用楽曲。
両手でツマミを回しながらFXボタンを長押しする配置が無理押しであると話題になった。2つのツマミとFXボタンはそれぞれ離れているため片手で2つ以上を同時に操作することは難しい。
その後、修正が入ったため現在では問題なくプレーすることができる。
無理押しのようで無理押しでない事例
- びいすと!
BeatStream稼働一周年を記念して制作された楽曲。アーティストはビートまりおとARM。
歌詞が操作を教えてくれる……と見せかけて歌詞の指示通りに操作すると無理押しが発生する(両手を使って長押ししたら・・・その次のが押せないねw)。移植先でもこの初見殺しはばっちり再現されている。
- Dogeza Stairs(SOUND VOLTEX)
VIVID WAVEで開催されたウィークリースタンプで解禁できる楽曲。アーティストはビートまりお。またまりおか。
ボタンを2つ長押ししながら2つのツマミを回す配置が無理押しでないのかと騒がれた。ボタンを親指で押しながら手のひらで包みこむようにツマミを回す、要するに土下座すれば処理できるのだが、通常であればこの位置のボタンは中指で押すものなのでこれに気づかないと無理押しに見えてしまう。
無理押しな関連動画
無理押しではない関連動画
関連コミュニティ・チャンネル
関連項目
- 音ゲー
- どうしようもないもの
- わけのわからないもの