爆笑オンエアバトル 単語


ニコニコ動画で爆笑オンエアバトルの動画を見に行く

バクショウオンエアバトル

2.4千文字の記事
これはリビジョン 2071957 の記事です。
内容が古い・もしくは誤っている可能性があります。
最新版をみる

新しい笑いを作るのは、挑戦者の皆さんと客席の皆さん、そして、テレビの前のあなたたちです!

爆笑オンエアバトルとは、1999年3月から2010年3月にかけてNHK総合の深夜帯に放送されたお笑い番組である。公式略称は「オンバト」。

概要

お笑い芸人がオリジナルの漫才やコントを観客の前で披露し、一般客による審査で上位に入ったネタだけがオンエア(放送)されるというコンテスト形式が特徴。会場の観客や審査員に面白いと判断されなければテレビで放送されないというシビアな内容から、制作側が「史上最もシビアなお笑い番組」と自称するほどだった。

1999年の放送開始当時、若手芸人が毎週・全国放送でネタを披露できるという機会はまれであり、若手芸人の登竜門としてさまざまな芸人がこの番組でネタを披露。2000年代初頭に台頭した芸人たちをブレイクさせる牽引役を担った。

その後、『エンタの神様』『M-1グランプリ』『笑いの金メダル』といった民放のネタ見せ番組が始まり、2000年代のお笑いブームが到来。番組初期を支えた芸人たちが徐々に知名度を上げ、ゴールデン帯の番組に進出していくなか、番組は放送時間の変更や歌番組「熱唱オンエアバトル」の立ち上げなどで徐々に勢いを落としていき、2010年3月で放送終了(後継として『オンバト+』が放送開始)。計386回の放送で674組の芸人が出場し、344組の芸人がオンエアを果たした。

審査方法

一般公募で選ばれた100人の審査員が「オンエアに値する面白いネタか」を基準に、投票制で判定する流れで進行していく。ネタが1組ずつ終了するたびに投票タイムに入り、「(このネタは)オンエアOK」と判断した審査員は投票用のゴルフボールを審査員席のレールに投入する。レールを通ったボールは出場者の名前の書かれたバケツに入るようになっており、全組のネタが終了後、ゴルフボールの溜まった各バケツの重さをデジタル表示の秤で計測。バケツの重さは“キロバトル(KB)”と番組独自の単位で表現され、高いKBを記録した上位の芸人のネタからオンエアが確定していく。

審査員全員がボールを投入した場合のバケツの重さは545KBとなっており、1999年11月14日の放送でますだおかだが初めて記録して以来、3回達成された。また、バケツの重さが500KBを超えた場合は「オーバー500」と呼ばれ(およそ9割の審査員が投票した計算になる)、「特に高評価を受けたネタ」と判断する一つの指標となった。

このゴルフボールを用いた独自の採点方式は、2002年と2003年の『NHK紅白歌合戦』でも使用された。

評価・影響

上でも述べたように、この番組は若手お笑い芸人の登竜門として、数多くの芸人の飛躍の一翼を担ったと言える。

・漫才やコントを交えたあらゆるネタ同士での勝負
・観客に評価されなければ放送すらされない
・必然的に一度オンエアされたネタでは勝負ができなくなる
・各出場者のジャッジペーパーに審査員の率直なコメントが書かれる

といった番組形式は、芸人同士の凌ぎ合いや若手芸人のモチベーション向上をもたらし、ネタ実験場ともなった。

記念すべき第一回の収録は、どんな番組なのかと多くの事務所関係者が視察するなかで行われ、人力舎から参加したアンジャッシュがまさかの落選(渡部はのちに「余裕かましてました」と述懐している)。この結果を受けた同じ事務所のアンタッチャブルが、続けて収録される第二回に向け血相を変えてネタ合わせを始めたというエピソードが残っている。

立川談志は自らチャンピオン大会の特別審査員を務めこの番組を絶賛。その他にも明石家さんま、萩本欽一、太田光、渡辺正行らも番組に対して好意的な姿勢を示している。しかしその一方で、松本人志やチュートリアル徳井義実らは「素人が芸人を評価する」という番組のスタンスに否定的な見解を述べている。

主な出身芸人

オンエアバトルでネタを披露したことがある芸人は非常に多く、その中にはこの番組がきっかけにブレイクした者や既に解散している者なども含まれる。ここでは幾つかのカテゴリー分けをしたうえで代表的な芸人を列挙していく。番組内の各年度のチャンピオンや優秀な成績を残した芸人等はwikipediaを参照されたし。

オンエアバトルで活躍した代表的な芸人

  • アメリカザリガニ
  • アンジャッシュ
  • アンタッチャブル
  • いつもここから
  • 江戸むらさき
  • エレキコミック
  • おぎやはぎ
  • 三拍子
  • 磁石
  • 陣内智則
  • スピードワゴン
  • ダイノジ
  • タイムマシーン3号
  • タカアンドトシ
  • 田上よしえ
  • ダンディ坂野
  • テツandトモ
  • テンダラー (番組出演時は「$10」名義)
  • トータルテンボス
  • 飛石連休
  • ドランクドラゴン
  • 長井秀和
  • 流れ星
  • バナナマン
  • はなわ
  • 北陽
  • ますだおかだ
  • ユリオカ超特Q
  • ルート33
  • ラーメンズ

活躍したが既に解散している芸人

  • アクシャン
  • あばれヌンチャク (解散後、斎藤が「桜塚やっくん」としてブレイク)
  • アルファルファ (「プラスドライバー」の角田を迎え入れ、トリオ「東京03」を結成)
  • Over Drive
  • 号泣 (解散後、島田が手相芸人としてブレイク)
  • 坂道コロンブス (2001年までは「坂道コロコロ」として番組に出演)
  • スープレックス (解散後、川島が「劇団ひとり」としてブレイク)
  • 底ぬけAIR-LINE (解散後、古坂がピン芸人「古坂大魔王」として活動)
  • チャイルドマシーン
  • ツインカム
  • バカリズム (コンビ解散後、升野がピン芸人「バカリズム」としてブレイク)
  • ハリガネロック (第4代目チャンピオン)
  • ビッキーズ
  • プラスドライバー (解散後、角田が「アルファルファ」と合流。「東京03」結成)
  • ホーム・チーム
  • りあるキッズ

別の番組でブレイクするまでほとんどオンエア経験のなかった芸人

  • アンガールズ
  • オードリー
  • 千鳥
  • ハリセンボン
  • ブラックマヨネーズ
  • ロッチ

関連動画

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2025/12/09(火) 14:00

ほめられた記事

最終更新:2025/12/09(火) 14:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP