爆走兄弟レッツ&ゴー!!エターナルウィングスとは、1998年にジャレコから発売されたプレイステーション用ゲームソフトである。動画のタグはエターナルウィングス。
概要
漫画およびテレビアニメ「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」シリーズを題材にしたゲーム。同じくジャレコから発売された「WGPハイパーヒート」の続編とされるが、ストーリー的な繋がりはない。
「ハイパーヒート」がシュミレーションゲームだったのに対し本作はレースゲームでありマシンを直接操作できるようになった。走行中に各マシンの必殺技を発動できるのは同じだが燃料に当たるバッテリーを大きく消耗するので連発は出来ない。また、バトルレースの要素は無い。
ゲーム要素よりキャラクターを前面に押し出したゲームで使用可能キャラクターは20人+α。ストーリーモードでは対戦前の会話がフルボイスで収録され、レースがおまけに感じられるほどの長さと内容の濃さを誇る。
OPとEDにはアニメーションがあり、他にもアニメのキャラクターデザインおよび作画監督を務めた高見明男氏による描き下ろしイラストが数多く収録されていてコアなファンをうならせる。
ストーリーモードやおまけのミニドラマでキャラクターがメタな発言をしたり、前作のハガキアンケートでの人気投票で決定した隠しキャラクターが投票の偏りから女性ファン向けの人選になっていたりと原作、アニメのメインターゲットである小中学生よりも上の年齢層を狙ったような面も見受けられる。
登場キャラクター
- オリジナル 男or女
ゲームオリジナルキャラクターでボルゾイレーシングスクールの新米レーサー。前作の主人公と比べて強い個性付けがされていて男女で性格も異なる。ストーリーモードには分岐があり隠しキャラを除く全てのレーサーと対戦できる。
- 星馬烈
マシンの必殺技が原作漫画に準拠しているためアニメで使われなかった技名を叫んでくれる。
- 星馬豪
原作よりも性格が落ち着いた印象がある。必殺技でマシンが空を飛ぶ。
- 鷹羽リョウ
無冠の帝王。ストーリーモードをクリアすれば戴冠できる。
- 三国藤吉
原作同様コミカルな場面が多いが強者の風格が感じられる場面も存在する。
- J
ストーリーモードの対戦相手に偏りが見られる。
- 一文字豪樹
アニメでは見られなかったWGPレーサーとの邂逅がある。
- 一文字烈矢
扱いは豪樹と同じだが会話部分では攻撃的な面が目立つ。
- 大神マリナ
父・大神と因縁をもつ無印レーサーとの邂逅が見られる。
- リオン・クスコ
劇場版より登場。第二回WGP前の腕試しとして大会に参加した。
- ミハエル
WGPで見せたカリスマ性よりも人懐っこさがやや前面に出ている。
- ブレット
口癖の「パーフェクト」「クールに行こうぜ」が何度も聞ける。
- カルロ
ストーリーモードでは片っぱしから喧嘩を売るが乗ってくる相手も多い。
- ユーリ
マシン性能は平凡だが扱いやすく、腕次第でアニメのユーリ同様上位キャラに成り得る。
- ホワァン
ストーリーモード会話部分では固有の中華風BGMが流れる。
- ジュリアナ
豪と同様原作アニメと比べると性格が落ち着いている。
- ジム
原作アニメでは勝ったことがないのだがストーリーモードではかなり優遇されている。
- ニエミネン
ワルデガルドの招待状を奪って大会に参加した。屈指のコメディキャラ。
- ピコ
ストーリーモードでの台詞が熱い。マシンは原作同様オフロードに強い性質を持つ。
- 新井ミナミ
レーサーではないが司会進行として登場。ボイスもありよく動く。
- 佐上ジュン
ボイスはないがロード画面は全て彼女。高見氏が描きたかったのだろうか。ストーリーモードでオリジナルキャラを選べば彼女のマシン「ホームランマンタレイJr.」も操作できるが性能は最低クラス。
- ボルゾイ
ストーリーモードにおける全キャラ共通のボスキャラクター。操作は出来ない。原作漫画およびアニメでの最終的な顛末を知っているプレイヤーにとっては印象は弱い。
(以下ネタバレにつき反転)
- 草薙陣・草薙漸
一文字兄弟でストーリーモードをクリアするとそれぞれ使用可能になる。二対一で豪樹または烈矢に負けるという原作での強さが見る影もないやられ役だがマシン性能は高い。
- 土方レイ
マリナでストーリーモードをクリアすると出現するおまけシナリオをクリアする(レイの視点でマリナに勝つ)と使用可能になる。
- シュミット
ミハエルでストーリーモードをクリアすると出現するおまけシナリオをクリアすると使用可能になる。私服のセンスが独特。
- エーリッヒ
シュミットと同様。フリーバトルモードで選択すると名台詞「逃がしませんよ!」が聞ける。
関連動画
関連商品

関連項目