男は黙って四回転とは、フィギュアスケートの演技構成に四回転が多用されている際に付けられるタグである。本田武史選手が「男は黙って四回転」と言ったのが始まりとされる。
概要
4回転が大得意なら他の要素や表現力に多少難があっても表彰台に立てたソルトレイクシティ五輪期、4回転がなくとも3回転ジャンプ、ステップ、スピンなどの精度を極め表現力を磨けば表彰台に立てたバンクーバー五輪期を経て、SP,FS合計で3度以上の4回転を決め、なおかつスピン、ステップ、スケーティング、表現力でも魅せなければ世界最高の舞台の表彰台に立つことができないのが現在のソチ五輪期である。
二年に一度のルールの修正がある2014-2015シーズン以降の傾向はまだわからないが、4回転ジャンプの評価が下がっていた時期にも4回転を跳び続けた先人の信念と努力により、4回転ジャンプの評価が下がることは二度と無いと思われる。
4回転ジャンプ
単独ジャンプ
コンビネーションジャンプ
4T-3T
4S-3T
4Lz-3T
4T+3T+3Lo
その他
4回転ジャンパー
- カート・ブラウニング
世界で初めて4回転ジャンプに成功(4T)
- エルビス・ストイコ
世界で初めて4回転のコンビネーションジャンプに成功(4T+2T,4T+3T)
- 郭政新(チェンシン・グオ)
世界で初めてFSでの四回転二回に成功
- ティモシー・ゲーブル
FSでの四回転三回に成功一人目
世界で初めて4Sに成功
- 張民(ミン・ジャン)
FSでの四回転三回に成功二人目
SPで初めて4回転に成功
- 本田武史
FSでの四回転三回に成功三人目
- ブライアン・ジュベール
FSでの四回転三回に成功四人目
- ハビエル・フェルナンデス
FSでの四回転三回に成功五人目
- ケヴィン・レイノルズ
SPでの四回転二回に成功一人目
FSでの四回転三回に成功六人目
4S+3T+2Loに成功
- ブランドン・ムロズ
世界で初めて4Lzに成功
- マキシム・コフトゥン
SPでの四回転二回に成功二人目
- コンスタンチン・メンショフ
SPでの四回転二回に成功三人目
- 金博洋(ボーヤン・ジン)
SPでの四回転二回に成功四人目
FSでの四回転三回に成功八人目
世界で初めてSP後半に四回転成功
SP、FS合わせ五回の四回転に成功二人目
4Lz-3Tに成功
- 羽生結弦
SPでの四回転二回に成功五人目
FSでの四回転三回に成功七人目
世界で初めてSP、FS合わせ五回の四回転に成功
世界で初めてFSの演技後半に4回転-3回転のコンビネーションに成功
- エフゲニー・プルシェンコ
4T+3T+3Loに成功
- ケヴィン・ヴァン・デル・ペレン
4T+3T+3Tに成功
- 安藤美姫
女子シングル初の4Sに成功