異世界ライナーとは (イセカイライナーとは) [単語記事]

異世界ライナーとは、TVアニメ『進撃の巨人』の登場人物であるライナー・ブラウン達が異世界(他アニメ作品等)に転移するという『異世界オルガシリーズ』の設定を踏襲したMADシリーズである。

概要

　異世界ライナーの初出は2021年1月14日頃、やる夫スレに投稿された『ライナーのなく頃に』(『ひぐらしのなく頃に』の舞台である「雛見沢村」にライナーが転校生としてやってくるという設定)が初出であると推測される。

　本来であればスレ内で作られた一般の二次創作であったが、翌月である2021年2月2日、MSK氏作の『ライナーベイベー』(『キルミーベイベー』とのコラボMAD動画)が投稿されると、「進撃の巨人」タグで1位を獲得、次いで「アニメ」ジャンル6位という快挙を遂げ、瞬く間に「異世界オルガの亜種」と認知されるようになった。またライナー・ブラウンとオルガ・イツカを演じる中の人が同じという事実も後押しになり、ライナーもオルガ同様に異世界にも転移させようという動きが見られるようになった。

　これらの上記の出来事により、異世界ライナージャンルは徐々に知れ渡り、異世界ライナーを題材にした作品が増加していく事となる。

登場人物

当初の『異世界ライナー』の転移者はライナーのみであったが、MAD作品が増加するにつれ、エレンやジークも転移するようになり異世界ライナーのレギュラーメンバーとなった。

・レギュラーキャラ及び準レギュラーキャラ

　ライナー・ブラウン-CV:細谷佳正

　九つの巨人のうちの「鎧の巨人」の力を持つマーレ戦士隊の副長で、同じ巨人の力も持つ戦士達を纏め役を務めている。異世界でも諫山創先生の寵愛は効いており、どんな攻撃を受けても死なない特性を持つ。また過去の楽しかった頃の記憶や、その後に起きたトラウマを思い出すと直ぐに銃口を口に突っ込むという癖を持つ。好物は銃口である。そしてトラウマ関連の記憶が多い為、転移先の世界のさり気ない会話で度々トラウマを思い出してしまう。たまに兵士モードになったり、かと思えば戦士モードになったりと精神は常に非常に不安定な状態である。

　エレン・イェーガー-CV:梶裕貴

九つの巨人のうちの「進撃の巨人」の力を持つ調査兵団の兵士であり、『進撃の巨人』の主人公である。十中八九ライナーの転移先にも登場し、負傷兵「クルーガー」として異世界転移先でも潜伏し、ライナーの動向を遠くから観察している。原作でエレンは、ある非人道的所業を行った為、視聴者達からかなり恐れられており、登場するだけでそれまでの空気を一変させる。基本無口での1カット出演が多いが『ライナーベイベー』第4話ではライナーと直接出会ったり、『ライキャン△』では間接的にライナーに関わるなど、原作同様に謎の行動が多い。

　ジーク・イェーガー-CV:子安武人

九つの巨人のうちの「獣の巨人」の力を持つマーレ戦士隊の戦士長であり、ライナーの直属上司にあたる。異世界ライナーでは『ライナーベイベー』『kenshi ライナー』『ライキャン△』を中心に登場する。原作同様に黒幕めいた言動や立ち振る舞いを行うが、転移先でよく大誤算をし、ボコボコにされ、そして監禁される。

　アニ・レオンハート-CV:嶋村侑

九つの巨人のうちの「女型の巨人」の力を持つ女戦士、ライナーと同期の戦士であるが、度重なるライナーの無茶振りを強要された過去がある為、ライナーにただならぬ恨みを持っている。『無能なライナー』『アズールレーンらいなぜんしんっ！』にて登場。ブレードを取り出しセクハラ発言をするライナーを制裁した。

　ベルトルト・フーバー-CV:橋詰知久

九つの巨人のうちの「超大型巨人」の力を持つライナーの相棒、ライナーに勝るとも劣らないポテンシャルを持つが自分からは動かない性格なため能力を発揮する場面が少ない。原作ではライナーの相棒的キャラであるにも関わらず、異世界ライナーにおいては全体的に登場機会が少なく、隠れキャラ的な扱いを受けたり、台詞だけ抽出されたり、表舞台に立つことは殆どない。

・あまり見かけないが登場はしているキャラ

　トム・クサヴァー-CV:浜田賢二

九つの巨人のうちの「獣の巨人」の力を持つ人物、前任の「獣の巨人」の継承者であり、ジークにとって父親代わりの存在である。異世界ライナー作品には殆ど登場しないが、笑いを意味する「草」と絡めて「草ヴァー」とコメントされたり、ジークの発言である「クサヴァーさん！見ててくれよ！！」を改変したコメントがよく散見される。

　ガビ・ブラウン-CV:佐倉綾音

マーレの戦士の候補生であり、ライナー･ブラウンの従妹でもある。大抵の異世界ライナー作品では「ライナアアアアアアアアアアア！！！！」として声のみの登場となる。