盗人の煙玉とは (ヌスットノケムリダマとは) [単語記事]

盗人の煙玉とは、遊戯王OCGに登場するカードである。

概要

《盗人の煙玉/Smoke Grenade of the Thief》
装備魔法
モンスターに装備されているこのカードがカードの効果によって破壊された時、
相手の手札を確認して１枚捨てる。

2001年11月29日発売の「Mythological Age －蘇りし魂－」で登場

相手の手札を確認して捨てさせるという、いわゆるピーピングハンデスが可能なカード。
当時は《押収》という1000ライフを支払うだけの上位互換も存在したが、あちらは制限カード（現在は禁止カード）。

その条件は「装備状態で効果によって破壊される」こと。フィールドのモンスターがフィールドから離れると、装備魔法は「ルール」で破壊される為、相手に破壊して貰うか、自ら効果で破壊する必要がある。

《鉄の騎士ギア・フリード》は自身に装備した魔法カードを破壊するため、実質《押収》のノーコスト版として機能することになる。
《焔聖騎士帝－シャルル》はエンドフェイズに手札・墓地から装備魔法を装備する効果と、モンスターに装備魔法が装備された時にカードを1枚破壊するため、盗人の煙玉を使い回すことが可能。

そして11期。この2枚よりも汎用性が高く、妨害持ちカードとして《パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン》が登場。シャルルと同様にレベル9のSモンスターで汎用性が高いのだが、特殊召喚成功時にデッキから3枚まで装備魔法を選んで装備する効果を持つ。この効果で盗人の煙玉と《静寂のロッドーケースト》を装備。ロッドーケーストの効果で盗人の煙玉が破壊される為、破壊された盗人の煙玉の効果でピーピングハンデスをすることが可能。
後は適当なレベル1チューナーとパワー・ツール・ブレイバー・ドラゴンで《フルール・ド・バロネス》出せば、次のターンでもバロネスの効果で前述のコンボをもう一度行うことが可能。

OCGでは無制限だが、海外（TCG）ではシャルルで使い回せたため2020年に禁止カード指定された。
同様に、マスターデュエルでもシャルルやパワー・ツール・ブレイバー・ドラゴンが原因で2023年6月に禁止カードに指定された。