真紅眼の黒竜とは、
アニメ・原作ともに初登場は王国編の「城之内VSダイナソー龍崎」で、竜崎の切り札だった。作中では、青眼の白龍程ではないが数十万はするプレミアカードで、本人曰く「全財産はたいて入手した」との事。しかし、その勝負において城之内の「時の魔術師」とのアンティに賭けられ、竜崎の敗北により城之内の手に渡っている。
以降、城之内は思わず「家宝」と言ってしまうほどこのカードを大切にしている。バトルシティ編序盤にてグールズのレアハンターに奪われてしまい、すぐさま遊戯が取り返すものの敢て城之内は遊戯に預ける事にした。その後、城之内はマリクに洗脳されて遊戯と対峙することになるのだがデュエル後半にこのカードが召喚され…。
原作・アニメ共に城之内に返却された描写はないが、アニメのドーマ編では城之内が再び使用しており、「ヘルモスの爪」と融合して剣になったり、儀式魔法「レッドアイズ・トランスマイグレーション」によって鎧になって城之内本人のコスプ…装備になったりと(色々な意味で)印象的な活躍をしている。
東映版「遊☆戯☆王」の劇場版でもキーカードとして登場。劇中のセリフによれば、
「青き龍は勝利をもたらす。しかし、赤き竜がもたらすのは勝利にあらず、可能性なり。」との事。
その言葉の影響なのか、OCGではブルーアイズ以上に派生形態が多い。
劇中では「メテオ・ブラック・ドラゴン」への融合召喚を果たし、フィニッシャーとなった。
アニメGXにおいては10JOINこと天上院吹雪(自重Ver)のフェイバリットカードとして、各サポートカード共々使用されている。
真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)
通常モンスター/星7/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守2000
真紅の眼を持つ黒竜。怒りの黒き炎はその眼に映る者全てを焼き尽くす。
OCG第一期のVol.3で登場した最上級モンスターカード。
攻撃名は「黒炎弾(こくえんだん)」「ダーク・メガ・フレア」。
生け贄召喚が必要なかった頃は「青眼の白龍」などと並ぶ人気カードであったが、
生け贄召喚ルールが適用されてからは同じ最上級で攻撃力で勝るブルーアイズはもちろん、
このカード以上の攻撃力を持ち生け贄1体で召喚できる「デーモンの召喚」らの存在により一気に弱体化した…。
しかし、現在ではブルーアイズ共々多くのサポートカードも発売されているので、
カードを愛する気持ちがあればきっとエースとして使用することも可能なはず…。
レベル・攻守の数値は中途半端なものの、通常モンスター・闇属性・ドラゴン族とサポートに恵まれたステータスであり、このカードを軸にしたデッキは比較的組みやすい。
レベル1チューナーと共に強力カードの多いレベル8のシンクロ召喚に使用したり、複数並べて(誇張抜きで)強力なランク7のエクシーズ召喚に繋げたりと新規召喚との相性が良いのも追い風になっている。
黒竜の雛
効果モンスター
星1/闇属性/ドラゴン族/攻 800/守 500
自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地へ送って発動できる。
手札から「真紅眼の黒竜」1体を特殊召喚する。
「真紅眼の黒竜」の召喚を手助けしてくれるカード。
見た目が産まれたてのレッドアイズといった感じでたいへん可愛らしい。
攻守が低いためデッキからサーチしやすく、手札にこのカードと「真紅眼の黒竜」があれば一気に召喚できる。
類似した効果を持つ「正義の味方 カイバーマン」とは発動コストに微妙な違いがある。
真紅眼の飛竜(レッドアイズ・ワイバーン)
効果モンスター
星4/風属性/ドラゴン族/攻1800/守1600
通常召喚を行っていないターンのエンドフェイズ時に、
自分の墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、
自分の墓地に存在する「レッドアイズ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
召喚制限のない「レッドアイズ」の名を冠するモンスターをすべて蘇生できる。
下級アタッカーとしても優秀な能力を持ち、後述する「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」の存在から多くのドラゴン族デッキで姿を見かける。
「竜の渓谷」の手札コストとしてこのカードを捨て、デッキからレッドアイズを墓地に送る事でそのまま蘇生に繋げる事ができる。
ただし、蘇生条件がエンドフェイズと若干遅めであり、相手ターンに切り返される可能性もあるため何らかのフォローは用意しておきたい所。
他のレッドアイズ達と違い風属性であるため、属性サポートを共有しにくいのも難点。
レッドアイズ・ブラックメタルドラゴン
効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻2800/守2400
「メタル化・魔法反射装甲」を装備した「真紅眼の黒竜」を生け贄に捧げる。
デッキからこのカードを特殊召喚し、その後デッキをシャッフルする。
「真紅眼の黒竜」が「メタル化・魔法反射装甲」により強化された姿である。
特定のカードをリリースして特殊召喚されるこの効果はデッキの中で発動する珍しい効果である。
だがこのカードを召喚した場合、「メタル化・魔法反射装甲」の
戦闘を行う相手モンスターの攻守の半分を奪う効果が失われてしまい、得られる恩恵も攻守400ポイントアップのみのため実用性は薄いと言わざるを得ない。
真紅眼の闇竜(レッドアイズ・ダークネスドラゴン)
効果モンスター
星9/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守2000
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に存在する「真紅眼の黒竜」1体をリリースした場合のみ特殊召喚する事ができる。
このカードの攻撃力は、自分の墓地に存在するドラゴン族モンスター1体につき300ポイントアップする。
ダークネスな吹雪さんが使用した「真紅眼の黒竜」の強化版。
強化元と比べると両腕が翼となり、ワイバーンを思わせる姿になっている。
召喚制限によって墓地から蘇生ができず、耐性が一切無い為、迂闊に出して即除去されたら目も当てられない。
しかし、十分に墓地が肥えている状況でのこのカードのパワーは圧巻の一言。
レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン
効果モンスター(制限カード)
星10/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2400
このカードは自分フィールド上に表側表示で存在するドラゴン族モンスター1体を
ゲームから除外し、手札から特殊召喚できる。
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に手札または自分の墓地から
「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」以外の ドラゴン族モンスター1体を特殊召喚できる。
通称・レダメ。ドラゴン族デッキのキーカードとして長年種族カテゴリを支えてきた立役者。
詳細は「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」記事参照。
真紅眼の不死竜(レッドアイズ・アンデットドラゴン)
効果モンスター
星7/闇属性/アンデット族/攻2400/守2000
このカードはアンデット族モンスター1体をリリースして 表側攻撃表示でアドバンス召喚する事ができる。
このカードが戦闘によってアンデット族モンスターを破壊し墓地へ送った時、
そのモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
フィールドと墓地のモンスターをアンデット化させるフィールド魔法「アンデットワールド」により、
「真紅眼の闇竜」がアンデット化した姿。
効果の性質上単体では機能しづらいが、「アンデットワールド」の発動下ではゴヨウ・ガーディアンの如き活躍ができる。
レッドアイズデッキよりアンデット族を主体としたデッキでの出番の方が多いだろう。
Sin 真紅眼の黒竜(シン レッドアイズ・ブラックドラゴン)
効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守2000
このカードは通常召喚できない。
自分のデッキから「真紅眼の黒竜」1体をゲームから除外した場合に特殊召喚できる。
「Sin」と名のついたモンスターはフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
このカードが表側表示で存在する限り、自分の他のモンスターは攻撃宣言できない。
フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合このカードを破壊する。
2010年1月公開の映画「遊☆戯☆王 ~超融合! 時空を超えた絆~」の入場者配布カード。
同映画の敵キャラであるパラドックスが用いる「Sin」と名のつくモンスターの1つである。イラストがふつくしい。
召喚こそ容易だが、「Sin パラドクス・ドラゴン」のシンクロ素材にできず攻撃力3000の「Sin 青眼の白龍」らと比べると攻撃力でかなり劣ってしまうのが痛く、Sinデッキではまず採用されないという悲しみを背負っている。
元モンスターとレベル・属性が同じ点、召喚コストにした「真紅眼の黒竜」を帰還させてシンクロ・エクシーズ召喚に繋げる点など他のSinにはない利点で差別化したい。
ブラック・デーモンズ・ドラゴン
融合モンスター
星9/闇属性/ドラゴン族/攻3200/守2500
「デーモンの召喚」+「真紅眼の黒竜」
遊戯の代表的なカードの1つ「デーモンの召喚」との融合形態。
融合素材が双方とも闇属性・通常モンスターのためサポートを共有しやすい。
「デーモン」の名を持つため融合素材共々デーモンのサポートカードも使える。
メテオ・ブラック・ドラゴン
融合モンスター
星8/炎属性/ドラゴン族/攻3500/守2000
「真紅眼の黒竜」+「メテオ・ドラゴン」
上記の通り、東映劇場版のキーカードとなった融合モンスター。「ブラック・デーモンズ・ドラゴン」とは相互互換。
攻撃力はかなりの物だが、炎属性のため闇属性サポートを共有できないのが難点。
詳細は「メテオ・ブラック・ドラゴン」記事参照。
黒炎弾(こくえんだん)
通常魔法
自分フィールド上の「真紅眼の黒竜」1体を選択して発動する。
選択した「真紅眼の黒竜」の元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
このカードを発動するターン「真紅眼の黒竜」は攻撃できない。
上記の攻撃技がカード化したもの。
緩めの条件の割に与えられるダメージが大きく、バーンカードの中では優秀な部類に入る。
このカードの発動後に「真紅眼の黒竜」を融合・シンクロ・エクシーズ素材にして、デメリットを回避しつつ更なる展開に繋げたいところ。
ちなみに、混同を防ぐためかカード化されてからはアニメでの「真紅眼の黒竜」の攻撃名は「ダーク・メガ・フレア」で統一されている(この攻撃名自体、元々「レッドアイズ・ブラックメタルドラゴン」が初出なのだが…)。
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最終更新:2025/12/09(火) 09:00
最終更新:2025/12/09(火) 09:00
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