礙

礙とは、妨げる、というような意味の漢字である。異体字の碍もよく使われる。

漢字として

礙

Unicode

U+7919

JIS X 0213

1-67-8

部首

石部

画数

19画

意味

じゃま、じゃまする、妨げる、止める、距てる、限る、遮るという意味がある。〔説文解字〕には「止まるなり」とある。

害で代用することがある。

字形

形声で声符は疑。疑に立ち止まるというような意味がある。

音訓

音読みはガイ、ゲ、訓読みは、さまたげる。

規格・区分

常用漢字ではない。JIS X 0213第二水準。

語彙

礙眼・碍子

異体字

碍

Unicode

U+788D

JIS X 0213

1-19-23

部首

石部

画数

13画

硋

Unicode

U+784B

部首

石部

画数

13画

㝵

Unicode

U+3775

JIS X 0213

2-8-12

部首

寸部

画数

8画

𣝅

Unicode

U+23745

部首

木部

画数

18画

• 碍は、〔正字通〕にある俗字。JIS X 0213第一水準。礙の簡体字でもある。^[1]
• 硋は、〔集韻〕などにある異体字。〔玉篇〕に「止める石なり」とある。
• 㝵は、〔集韻〕などにある異体字。JIS X 0213第四水準。
• 𣝅は、〔集韻〕にある異体字。また〔六書統〕には「閉じるなり」とあり、また木の名前を表す。

書き換え

• 害：　障礙（障碍）→障害、阻礙（阻碍）→阻害、妨礙（妨碍）→妨害

脚注

1. *2010年の常用漢字表改訂の際に関係者から追加要望があったが追加は見送られた。