神代文字(じんだいもじ、かみよもじ)とは、漢字が日本に伝来する以前に大和民族が独自に持っていた、とされている文字である。
古代の壁画と共に岩に刻まれていたり(ペトログリフ)、古文書や武術書に暗号として用いられたり、一部の神社の札や護符に使用されたりしている他、「竹内文書」や「大友文書」などの所謂「古史古伝」(通常今日私たちが知っている歴史とは異なる古代史が書かれている文書)を書くのに用いられている。
通説では、漢字伝来以前は日本人は文字を持たない民族だったとされている。また、神代文字にも様々な種類があるが多くの神代文字が古代日本語と矛盾している(古代日本語は母音が今より多かったが、神代文字の中には母音が今と同じ5つしかないものがある)、多くの文書でかつては日本人は文字を持たなかったかのように書かれている(例えば、神道でも重要視される古語拾遺には『昔は文字がなかったから、口伝えでみんなが記録して忘れないようにしていたという』と書かれている)、そもそも文字があったならなぜそれが使われなくなり、また漢字を導入する必要があったのか、などの理由により基本的には平安時代以降の創作であるとみなされている。しかしながら、一部のオカルト研究家や陰謀論者、古神道家の中には存在を支持している人もいる。
有名なものとしては「筑紫文字」「アイノ文字」「出雲文字」「豊国文字」「ヲシテ」「カタカムナ」「忌部文字」などがある。特に「阿比留草文字」はいくつかの神社で護符や神事、神事に用いられ、ドラマ「鹿男あをによし」のOPにも用いられたため有名である。
オカルトとして超古代文明などと結びつけられて語られる他、創作にも登場することがある。
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最終更新:2025/12/08(月) 06:00
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