神無迷路とは (カンナメイロとは) [単語記事]

神無迷路とは、2024年5月15日に発売されたサウンドノベルである。

概要

インディーゲーム開発者の致意氏が開発したSFミステリーノベルゲーム。

地下2000mの研究所で閉じ込められた浪人生が、連続殺人や時間の逆行と因果律、過去に向き合い、逆境を覆す答えを探し求める。

選択肢によって多彩な分岐を見せるマルチエンディングのゲームで、特定のエンディングに到達することで「心印」という鍵を獲得し、ロックされていた選択肢が解放され、新しいルートを読み進めることが出来るようになってゆく。

青いシルエットで表現される登場人物を始め、ところどころで『かまいたちの夜』へのリスペクトを感じられる。

しかし、ミステリーよりもSF成分が多めで、ノスタルジックな雰囲気も強い。

フルボイスながらワンコインと、とても良心的。

既に三回大学受験に失敗している波立良志は、借金まみれの現状を打破するため、高額な報酬に魅かれ、群馬の山奥の地下研究所で行われる3日間の極秘プロジェクトに参加するが、そこでかつて亡くなったはずの幼なじみと再会する。

さらに世界から隔絶された密閉空間で連続殺人が発生。

良志は迷路のように交差し広がりを見せる並行世界を行き来しつつ、真相解明に乗り出すが……

波立良志: 主人公。三浪中の21歳。趣味はＶ鑑賞。
霜月時雨: 左目が前髪で隠れて神秘的な雰囲気を醸し出しているショートヘアの少女。父をテロで亡くしている。非常に物分かりがいい。実は良志が愛してやまないバーチャルライバー、白木花の中の人。
小酒井澪: 21歳の大学生。かつて火事で亡くなったはずの良志の幼馴染。僕っ子。
雪村萩乃: 小酒井と同じ大学の軽音楽部に所属しているポニーテールの女子大生。かつては陸上部だったが事故で片足を失っており、義足をはめている。人工透析を必要とする弟がおり、良志以上に金に困っている。
斎藤忠明: 髪を後ろに撫でつけた、雪村や小酒井と同じ大学通う青年。雪村に惚れている。
黒川源次郎: ギャンブルで破産した、関西弁を話す猫背の失業中年おじさん。
芦屋勇太: 常にポテトチップスの袋を抱えている太った男性。意外と感受性が強い。
若林和夫: 几帳面に業務をこなす地下研究所のスタッフ。趣味はハイキング。
清水美紀: 地下研究所で働く、メガネをかけたグラマーな長髪の女性。暗黒物質の世界的なスペシャリストでもある。
武田直樹: 屈強な地下研究所の警備員。チラチラ実験の進捗を覗き見していたようだ。