福井鉄道 単語


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フクイテツドウ

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福井鉄道とは、福井県に存在する民間鉄道会社である。略称は『福鉄』(ふくてつ)。

概要

主に鉄道事業、バス事業などを行っている。

鉄道事業

現在保有する路線は福武線(田原町~越前武生)のみとなっている。
福井市内は道路の真ん中を走る。福井駅からはやや離れているため、途中の市役所前停留所から福井駅前まで「ヒゲ線」と通称される支線が延びている。
全区間でJR西日本北陸本線と並行している。

かつては鯖浦線(せいほせん)や南越線があったが廃止されている。

特徴

併用軌道を行く大型電車

福鉄福武線の最大の特徴は、大型電車が市の中心部の真ん中を走ることである。
これはアメリカのインターアーバンと呼ばれる都市鉄道と同じく、郊外では専用軌道を快走し、その電車が市街地の併用軌道にそのまま乗り入れる形態をとっており、それが現存しているためである。

本家アメリカではモータリゼーションの波に飲まれ、シカゴに一路線(サウスショアー線)が残るのみだが、ここ福井では今もこのスタイルがとられている。日本でもかつては新潟交通など類例があったが、同じ事情で数を減らしたため、福井鉄道は日本でもごく貴重な存在となっている。

京阪大津線も同様の存在であり、大型4連が地上を走り、さらに地下鉄にまで直通してしまうためそちらに注目を奪われがちではある。
しかし、ここ福井鉄道は地方私鉄であり、後述の自社発注車200形をはじめとした、古きよき時代の趣きある電車が現役で走っているという点こそが、福武線ならではの魅力といえよう。
名古屋鉄道譲りの低床路面電車が導入されてたからは、200形、600形、610形といった大型高床車は主にラッシュ用として限定された使い方をされている。しかし土休日でも朝方などに走っていることがあるので、鉄道ファンならぜひ一度乗りに行くと楽しいだろう。起点の越前武生駅ではDVDや古いキップなどの鉄道グッズも売られている。

大型車の車外ステップ

高床電車はドアと連動してステップが開くようになっており、これを昇降して電車に乗り降りするようになっている。大型車の市内乗り入れ事例が減り低床電車が増えた現在では、これも福井鉄道独特の設備となっている。

併用軌道区間での急行運転

福武線は路線延長が長いため急行運転が行われている(普通電車を追い越はない)。特筆すべきは併用軌道区間でも通過駅があることである。道路の真ん中の安全地帯で普通電車を待っていても、結構なスピードで電車が駆け抜けていく。迫力はあるが、電車を待つとき、写真を撮るときは要注意である。

「○○新」という駅名

普通、既存の駅名との混同を避けるためには、「新大阪駅」「新松田駅」のように、最初に「新」をつける方法が一般的である。
しかし、ここ福井鉄道では、「武生」「福井」のように、末尾に「新」をつけるという珍しい方法がとられていた。
しかしながら、これは2010年に「西武生」(現北府)とともにそれぞれ「越前武生」「赤十字前」と改称され、消滅している。今もそれぞれの駅舎に、駅名を書き換えた跡が残っている。

車両

名古屋鉄道から譲り受けた路面電車(低床車両)型800形、770形、880形を含め
鉄道型200形、600形、610形が在籍する。

又、2013年3月31日よりLRV、F1000形(愛称:FUKURAM)を導入した。
在来大型車の置き換えを目的としているため、国内のLRVの中では最大の定員数である。同年5月までは固定ダイヤで運行されたが、自動車との事故に巻き込まれ、長らく運用を外れている。

200形は福井鉄道自主発注車であり、運転開始から50年経過した今でも走り続けている。セミクロスシートの連接車という全国でも珍しい存在である。
又、映画やしゃべる白犬が出てくる某携帯CMにも出演している。その縁で「お父さん」(カイ君)は北府駅の名誉駅長となっている。

600形は定期運用はないものの、夏の「ビア電」に使用されている。(602号車)
610形は主に朝夕のラッシュ時にしか運用されていない。
2012年12月にニートレイン状態だった601号車は解体の為伏木へ旅立った。

2014年よりLRVを1編成ずつ導入予定。
さらにドイツ製の元シュツットガルト市電を土佐電鉄より購入し、2014年4月より「レトラム」の愛称で土休日に運行を開始した。 

今後の動向

福鉄名物ともいえる鉄道形(大型高床車)については、新型車両の導入により2016年までに置き換えられる予定である。

利用者の増加のためにえちぜん鉄道との連携を強化しており、現在、木造駅舎でそれぞれ一面一線だった田原町駅を改良するための工事が行われている。乗り換え待ちを5分以内にするなど、列車ダイヤの見直しも検討されている。

また、えちぜん鉄道との相互直通運転も将来予定されており、えちぜん鉄道側でも低床車の導入や低床ホームの設置工事などの対応が行われる見込みである。

バス事業

福鉄バス、及び福鉄観光と呼ばれている。
一般路線は福井県嶺北南部、嶺南東部を中心に運行している。
高速路線では福井から東京、名古屋、京都、大阪、小松空港を結んでいる。
(JRバス関東、JR東海バス、京福バス、名鉄バス、阪急バス、近鉄バスと共同運行している。)

 ちなみに

2005年、福井鉄道設立60周年ということでロゴマークを変更することになった。
当時、福井鉄道は名鉄グループに入っていたことも影響してか、
「MEITETSU」に準じロゴマークを「FUKUTETSU」に変更した。(wikipediaより)
そのためロゴの雰囲気が名鉄と似ている。

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関連項目

  • 鉄道事業者・路線一覧
  • バス事業者の一覧
  • 鉄道車両一覧
  • 私鉄
  • 福井県

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