秘密戦隊ゴレンジャーとは (ヒミツセンタイゴレンジャーとは) [単語記事]

秘密戦隊ゴレンジャーとは、1975年から1977年まで放映されたスーパー戦隊シリーズの
記念すべき第１作目である。原作者は石森章太郎（当時）。

概要

ゴレンジャーと世界征服を目論む秘密結社「黒十字軍」との戦いを描く。一癖二癖ある5人のメンバー、数々のメカニックや武器を操り、強大な侵略組織に立ち向かう・・・といった内容によりスーパー戦隊シリーズの礎となった作品である。

「5人そろって」「ゴレンジャー！」の決めポーズ、「トイヤ！」というかけ声とともに行われる軽快なアクション、必殺技「ゴレンジャーストーム・ニューパワー作戦」「ゴレンジャーハリケーン」による敵怪人へのフィニッシュは必見（動画がうｐされたとしても速攻で削除されそうだけど）。

途中でアクションの担当が大野剣友会からJAC（現：JAE）に変更になり、殺陣の内容が大幅に変わったが、これには賛否両論がある。

この作品以降、シリーズ毎に新たな要素や設定が付加されていき、現在放映中の「海賊戦隊ゴーカイジャー」に受け継がれていく事になる。

「ダウンタウンのごっつええ感じ」内のコント「世紀末戦隊ゴレンジャイ」を筆頭とした戦隊物パロディのネタ元であるのをご存知の方も多いであろう。

あらすじ

黒十字総統率いる悪の秘密結社「黒十字軍」は日本各地のイーグル支部を奇襲、その隊員を全滅に追い込んだ。しかし、壊滅したイーグル日本ブロックの各支部には生き残った優秀な隊員たちがいた。江戸川総司令はそうした隊員を集め、「秘密戦隊ゴレンジャー」を結成。ここに5人の若者と黒十字軍の戦いが始まったのである！

登場人物

海城剛／アカレンジャー: ゴレンジャーのリーダー。レッドビュート（鞭）を武器に黒十字軍の戦闘員ゾルダーや仮面怪人に立ち向かう。; ゴレンジャーストーム、ゴレンジャーハリケーンのフィニッシュ、クラウディングトライを担当。
新命明／アオレンジャー: クールなナンバー2。メカの操縦が得意。ブルーチェリー（弓矢）で敵を狙い撃つ。; バリブルーンやバリドリーンを「俺のバリブルーン」「俺のバリドリーン」と呼ぶ。
大岩大太／キレンジャー: 意外にも、実はメカに強い男。愛称は「大ちゃん」。カレー好きは有名。得意の柔道技でゾルダーを投げ飛ばす。; 新命との行動時に「参りましょう、大ちゃん」「参りましょう、新命どん！」と掛け合いを入れるのがお約束。
中盤九州支部の長官に栄転するが大五郎の殉職を機にキレンジャーに復帰する。
熊野大五郎／二代目キレンジャー: 大岩が抜けたことでゴレンジャー予備隊員の中からキレンジャーに選ばれた。愛称は同じく「大ちゃん」。大岩と違いあんみつ好き。
自身のミスを挽回するため一人で怪人に挑みカンキリカッターが腹部に刺さり殉職した。
ペギー松山／モモレンジャー: ゴレンジャーの紅一点。変装の達人。爆発物の扱いも得意で、爆弾の解体はお手の物である。; イヤリングが爆弾になっており、「いいわね、いくわよ！」のかけ声とともにゾルダーに投げつける。
明日香健二／ミドレンジャー: 最年少。なぞなぞが得意。武器はミドメラン（ブーメラン）。投げるだけでなく、直接殴りつける事も可能。; 余談だが、第1話の黒十字軍奇襲時に関西支部は毒ガス仮面による毒ガス攻撃を受けて壊滅したが、明日香は屋上の鳩の世話をしていたため難を逃れた。5人の中で、直接黒十字軍の攻撃を受けていないのは彼だけである。
江戸川権八: 普段はスナック・ゴン（後にフルーツパーラーに改装）のマスターをしているが、実はゴレンジャーの総司令。; ゴンに黒十字軍の仮面怪人がやってきても素知らぬ顔をして、最終回までゴレンジャー基地の所在を隠し通した。