ZUN(上海アリス幻樂団)制作の「東方Project」作品内のキャラクター。
里に住む人間。 九代目阿礼乙女で稗田家当主。
稗田家は里の人間で最も多くの資料を持ち、知識も深い千年以上続く由緒正しい人間の家系である。その膨大な蔵書には幻想郷のあらゆる事柄が収められており、外の世界(我々の住む世界の事)の資料も存在する。
稗田家には『御阿礼(みあれ)の子』と呼ばれる子供が百年から百数十年単位で生まれ、稗田家に代々伝わる「幻想郷縁起※1」を編纂している。
実は約1200年前から転生を続けている存在で、阿求は九代目※2である。しかしその能力とは裏腹に、転生前の事はあまり覚えていないとのこと。
幺樂団の演奏と紅茶がお気に入り。
※1 幻想郷縁起とは人間が人間の手で纏めた資料である。初代阿一の頃は、人間が妖怪に打ち勝つために始めた資料だったが、幻想郷が平和になっていくにつれその意図は失われ始め、只の面白い妖怪読み物となっていた(『文々。新聞 第百九季 文月の一』号より)
※2 阿求(求:きゅう=九) で九代目。他の代も皆、名前に数字が入っている。
過去の幻想郷縁起より、新しい風を吹き込みつつ、出来るだけ今風にデザインし直し、遙かに読みやすい内容となっていると思っている(幻想郷縁起 序より 本人談)
彼女の家系、というより転生し続ける彼女自身が編纂を続けている幻想郷のあらゆることを纏めている冊子の9冊目。発刊は百年から百数十年に一度であり、一代につき一冊出るのが通常。ただし、この9冊目に付いては阿求が転生の準備を始めるまで編纂が続けられる予定。
『幻想郷縁起』は『東方求聞史紀』(著:ZUN)内の1パートとして創作されたものである。
内容は上記の通り阿求が妖怪その他について纏めたものになっているが、その内容は伝聞であることも多く、阿求の主観なども多分に含まれているため、決して全てが正しいというわけではない。また、知見や伝聞の範囲外の情報は当然の事ながら書かれておらず、『幻想郷』のガイドブックとしてはいいかもしれないが『東方Project』のガイドブックとしては完全であるとはいえない。
したがって、東方Projectについて語る際には、『幻想郷縁起』(≒『東方求聞史紀』)に書かれているからといってその設定を鵜呑みにすることをせず、他の資料との比較をしたうえで本当の設定を理解することが求められる。
ただし、阿求の主観が入っているとはいえ、彼女がいなければ東方Projectの登場人物や、世界観について謎を多く残したままとなっていた。ここまでこの作品が人気になったのも、ある意味彼女の功績といえるだろう。
一度見た物を忘れない程度の能力
厳密には能力というより秘術だが、転生する術も持つ。
転生すると前世の記憶は『幻想郷縁起』に関する一部しか引き継がれない。さらに転生の術は死ぬ何年も前から準備をしなければいけないらしく、まともな人間としての生活はほとんど送れない(それに付け加え、原因不明だが御阿礼の子は寿命が短く三十歳まで生きることは出来ない)。
また、生きているうちから閻魔様に許しを乞わなければならず、次の肉体を閻魔様に用意してもらえる百余年の間、閻魔様の元で働いているらしい。
しかし最近では百年経とうとも死ぬことの無い妖怪の知り合いが出来たため、それほど転生は苦ではないらしい。
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/09(火) 23:00
最終更新:2025/12/09(火) 23:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。